カフェテリア実習で食事を提供
給食管理実習では、コロナ禍で給食の運営に関する校外実習が実施できないため、キャンパス内のカフェテリア実習で、献立作成、食事提供の実際を学びます。
実習内容
■カフェテリア実習の前に、以下の内容をオンラインで学習します。
- 特定給食施設の栄養士業務
- 栄養バランスのとれた食事について調べ学習
- 事業所給食の献立計画演習(栄養計画・献立計画)
- 1日分の2食について献立を作成
- カフェテリア提供料理(副菜)を考案、作り方を書き込んだ作業指示書や卓上メモ、喫食者アンケートを作成
■カフェテリア実習として、調理作業、食事環境を整える作業、食事提供サービス、衛生管理などを実践を通して学びます。
カフェテリア実習の内容
■実習当日は、健康チェックの確認から始まります。
■食事環境を整えます(床掃除、食堂の清掃、テーブル拭き、卓上メモのセット、サンプル展示)。
■調理師の指示を受けて、調理作業を行います。
■食事提供サービスの際に、考案した副菜料理についてのアンケートをお願いします。
考案した副菜料理と卓上メモ
■食器洗浄、食堂後片付け・清掃を行います。
■本日のまとめとして、指導してくださった管理栄養士、調理師のもと、感想発表、アンケート結果の報告、質疑応答を行います。
実習を終えた学生の声
- 調理器具が思っていたより大きかった。
- 自分が作ったものがおいしくなかったらどうしようと緊張した。
- 売り物である以上、売る価値が必要だということを実感した。
- 少ない人数で料理を仕上げていく調理師の方々の手際の良さに驚いた。
- 実習を体験して、改めて、自分の調理技術の不足、大量調理がふつうの調理と違うことがわかったので、もっと勉強していきたい。
担当者の声
カフェテリアの献立は、本学卒業生である専属の管理栄養士が、味わいや見た目、栄養バランスなどを考えて立てています。実習では、学生一人ひとりが作成する副菜の献立について、現場目線で、丁寧に指導してくれます。
●駒込カフェテリア 髙橋美香管理栄養士
実習生が、自ら考えた副菜料理を、実際に調理して、盛り付けて、自分で提供して、お客様の声も聴ける、学生食堂ならではの実習です。実習生にとっては貴重な経験になります。学生さんは、自宅で試作を行い、実習に臨みますが、それよりも大量の調理を行うことになり、緊張した様子ですが、調理師のサポートを得て、自信をもって提供できています。
●給食管理実習担当:三好恵子教授
新型コロナウィルスの影響で約1/4の学生が校外実習に行けなくなってしまいました。そこで、駒込カフェテリアの協力により、2日間で栄養士業務のエッセンスを学ぶことにしました。考案した副菜の提供は緊張したようですが、先輩管理栄養士の仕事に触れ、栄養士の楽しさや、やりがいも実感できたのではないでしょうか。