衞藤久美ゼミ■国際協力学研究室
新発見!日本茶×○○
私は3年次に学園内留学で製菓科に入学した。1年間で学んだ製菓の知識やスキルを生かし、食文化を伝えたいと考えていたところ、狭山茶を使用した菓子の考案に関わる機会を得た。この機会をきっかけに、本実習では狭山茶・日本茶の新たな魅力を発信していくことを目的とした。
中間発表では、狭山茶の歴史・特徴・産地に関する文献調査の結果、菓子考案の依頼主である茶の一茶様について、菓子考案のために行ったアンケート調査結果について発表した。今回は中間発表後に行った、3品(ティグレ、どら焼き、パイ饅頭)の試作及びレシピ作成と日本茶を通した食育活動について発表する。
考案菓子1品目はフィナンシェとチョコのいいとこどりをした進化系菓子のティグレとした。生地の粉類に対する日本茶の割合を変えて試作し、味や風味、仕上がりの色などをゼミ内の他の学生に評価してもらった。また、焼き加減や生地の分量などの細かいところまで考え、レシピを作成した。ガナッシュは、チョコレートの種類や日本茶の加え方を比較し、滑らかな口溶けになるよう工夫した。
考案菓子2品目のどら焼きの試作では、生地の色や味をティグレのレシピを元に数種類作り、比べた。また中身には、日本茶を使用したあんこを作成した他、どら焼きの中身に合う具材についてアンケート調査を行い、提案の参考にした。
本発表までに、ティグレとどら焼きのレシピの改善、3品目のパイ饅頭のレシピの作成に取り組む予定である。
日本茶を通した食育活動では、9月と10月のオープンキャンパスで、高校生を対象に「急須で淹れた日本茶の体験~日本茶の良さを知ろう~」をテーマに、体験コーナーを企画・実施した。急須で淹れたお茶の味を知り、急須を身近に感じてもらうことを目的とした。多くの高校生に参加していただき、「近くでお茶を淹れているのを見ることができて良かった」、「急須で淹れたお茶を飲むことが少ないのでもっと飲みたい」等の意見を頂いた。
本実習を通して、商品を開発するためには何段階もの試作が必要なことを学んだ。また、そこでしか売ってないという価値を表現することが大変だと学んだ。食育活動では情報を正しく伝えることの大変さを感じた。今後は多くのものに触れ、常に新しいアイディアを生み出し、それを菓子に表現する力、情報を正確に人に伝える力をさらに身に付けたいと考えた。
中間発表では、狭山茶の歴史・特徴・産地に関する文献調査の結果、菓子考案の依頼主である茶の一茶様について、菓子考案のために行ったアンケート調査結果について発表した。今回は中間発表後に行った、3品(ティグレ、どら焼き、パイ饅頭)の試作及びレシピ作成と日本茶を通した食育活動について発表する。
考案菓子1品目はフィナンシェとチョコのいいとこどりをした進化系菓子のティグレとした。生地の粉類に対する日本茶の割合を変えて試作し、味や風味、仕上がりの色などをゼミ内の他の学生に評価してもらった。また、焼き加減や生地の分量などの細かいところまで考え、レシピを作成した。ガナッシュは、チョコレートの種類や日本茶の加え方を比較し、滑らかな口溶けになるよう工夫した。
考案菓子2品目のどら焼きの試作では、生地の色や味をティグレのレシピを元に数種類作り、比べた。また中身には、日本茶を使用したあんこを作成した他、どら焼きの中身に合う具材についてアンケート調査を行い、提案の参考にした。
本発表までに、ティグレとどら焼きのレシピの改善、3品目のパイ饅頭のレシピの作成に取り組む予定である。
日本茶を通した食育活動では、9月と10月のオープンキャンパスで、高校生を対象に「急須で淹れた日本茶の体験~日本茶の良さを知ろう~」をテーマに、体験コーナーを企画・実施した。急須で淹れたお茶の味を知り、急須を身近に感じてもらうことを目的とした。多くの高校生に参加していただき、「近くでお茶を淹れているのを見ることができて良かった」、「急須で淹れたお茶を飲むことが少ないのでもっと飲みたい」等の意見を頂いた。
本実習を通して、商品を開発するためには何段階もの試作が必要なことを学んだ。また、そこでしか売ってないという価値を表現することが大変だと学んだ。食育活動では情報を正しく伝えることの大変さを感じた。今後は多くのものに触れ、常に新しいアイディアを生み出し、それを菓子に表現する力、情報を正確に人に伝える力をさらに身に付けたいと考えた。
海外から見たWashoku
一汁三菜の魅力を伝えたい
大学3年次のアイルランド留学を通して、外国人が何を和食と認識しているかに関心を持った。本実習の目的は、外国人の和食に対するイメージについて調査し、一汁三菜を中心とした和食の魅力を外国人に伝えることである。中間発表では、和食について英語で発信されている文献調査より分かった和食の定義、和食の基本の形などについて発表した。今回は、外国人対象アンケートと日本人対象アンケートの結果の比較、Instagramを使用した和食の魅力に関する情報発信について発表する。
最初に、和食のイメージを調査するために、外国人と日本人を対象としたアンケートを実施した。外国人対象アンケートは、18歳以上で現在日本国外に住んでいてパートナーが日本人ではない方を対象とした。発表者や指導教員、ゼミ生の友人・知人にFormsを用いた調査を依頼し、11名の方に回答してもらった。また、日本人対象アンケートは、18歳以上の日本人で、現在日本に住んでいる方を対象とし、13名の方にFormsを用いて回答してもらった。主な調査項目は、和食に対するイメージ、和食が好きか、一汁三菜の意味を知っているか、一汁三菜の食事をどこで食べるかなどである。アンケート結果より、対象日本人は煮物や味噌汁といった家庭料理を和食としてイメージする人が多いのに対し、対象外国人は寿司やラーメンといった日本食をイメージする人が多かった。また、対象日本人の一汁三菜の食事の頻度は、週に1回未満が31%と最も多く、次いで週に3~4回が23%、週に1~2回が23%であった。一方、対象外国人の45%は一汁三菜を食べたことがあると回答した。
次に、和食の魅力を外国人に伝えるために、Instagramを使用した情報発信を行った。和食とは何か、和食の魅力、一汁三菜についてなどを掲載した。SNSを使うことで海外にいる人にも情報発信ができると考えた。また、写真を中心とした投稿内容にすることで、多くの人に見てもらえよう、投稿に工夫をした。今後、投稿から和食の魅力が伝わったかを確認することを目的に、アンケートを実施する予定である。
実習を通して、和食と日本食の言葉の定義の違いなどを知り、和食に対する理解が深まった。留学後であったものの、日本独自の食文化を英語で伝えることは難しいと感じた。また、Instagramを使った情報発信は、多くの人に見てもらえる一方、情報の広がり具合を確認することが難しいと感じた。今後も、さらに多くの外国人に和食の魅力を伝えていきたいと思う。
最初に、和食のイメージを調査するために、外国人と日本人を対象としたアンケートを実施した。外国人対象アンケートは、18歳以上で現在日本国外に住んでいてパートナーが日本人ではない方を対象とした。発表者や指導教員、ゼミ生の友人・知人にFormsを用いた調査を依頼し、11名の方に回答してもらった。また、日本人対象アンケートは、18歳以上の日本人で、現在日本に住んでいる方を対象とし、13名の方にFormsを用いて回答してもらった。主な調査項目は、和食に対するイメージ、和食が好きか、一汁三菜の意味を知っているか、一汁三菜の食事をどこで食べるかなどである。アンケート結果より、対象日本人は煮物や味噌汁といった家庭料理を和食としてイメージする人が多いのに対し、対象外国人は寿司やラーメンといった日本食をイメージする人が多かった。また、対象日本人の一汁三菜の食事の頻度は、週に1回未満が31%と最も多く、次いで週に3~4回が23%、週に1~2回が23%であった。一方、対象外国人の45%は一汁三菜を食べたことがあると回答した。
次に、和食の魅力を外国人に伝えるために、Instagramを使用した情報発信を行った。和食とは何か、和食の魅力、一汁三菜についてなどを掲載した。SNSを使うことで海外にいる人にも情報発信ができると考えた。また、写真を中心とした投稿内容にすることで、多くの人に見てもらえよう、投稿に工夫をした。今後、投稿から和食の魅力が伝わったかを確認することを目的に、アンケートを実施する予定である。
実習を通して、和食と日本食の言葉の定義の違いなどを知り、和食に対する理解が深まった。留学後であったものの、日本独自の食文化を英語で伝えることは難しいと感じた。また、Instagramを使った情報発信は、多くの人に見てもらえる一方、情報の広がり具合を確認することが難しいと感じた。今後も、さらに多くの外国人に和食の魅力を伝えていきたいと思う。