令和4年度 食文化栄養学実習

平口嘉典ゼミ■食料・地域経済学研究室


川越ギョーザを開発する話

私の住む埼玉県川越市には、餃子を通して市全体を盛り上げる活動があり、その活動に参加して一緒に川越市を盛り上げたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、川越産食材を使用した餃子開発を通して川越市を振興することである。そして、イベント等に参加し販売することで川越市の魅力を広く認知してもらう。これまでに、川越市役所と川越餃子を手がける川越醤油らーめん実行委員会へのヒアリングを行い、コロナ禍での取り組みを含めた現状とこれからの展望などを調査した。今後は、川越産食材を使用し、テイクアウトにも対応した餃子を考案し、イベント等での販売につなげていく。

八百屋の娘が店借りた
さいたま市の地場野菜をPR

私の地元、さいたま市では伝統野菜やヨーロッパ野菜などの地場野菜が生産されており、それらの魅力を市民に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、さいたま市の地場野菜を活用し、市の振興と実家の八百屋の売上向上を図ることである。そのために、地場野菜を使用した惣菜・菓子を製造販売し、PR活動を行う。これまでにさいたま市農業政策課へヒアリングをし、市の農業実態等を把握した。市内の岩槻区・見沼区に農業生産者が多く、主に緑区で生産されるくわいは埼玉県一の生産量を誇っていた。今後は、旬の地場野菜を使用した惣菜・菓子レシピを考案し、八百屋で販売し発信していく。

地域食材×菓子
秩父地域のおいしい魅力を発信!

埼玉県秩父地域の食材に興味を持ち、それらの食材と学園内留学での学びを活かした商品開発を行いたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、秩父地域で生産される食材を使ったお菓子を開発、発信することにより地域の農業や観光業の振興に繋げることである。そのために、観光客向けに土産品となるような焼き菓子を考案し、秩父地域の魅力や食材の周知を図る。これまでに秩父地域おもてなし観光公社へのヒアリングと現地視察を行い、特産品や土産品などについての調査を行った。今後は秩父地域の特産品を使用した焼き菓子の考案と試作を進め、商品化に向けて地域の事業者に提案を行いたい。

川越の魅力を和菓子に込めて。

私は将来商品開発に携わる事が目標である。また大学のある埼玉県の魅力をもっと知ってほしい。以上の理由から、埼玉県川越市において商品開発を行う事を研究テーマとした。本研究の目的は、川越市の食材を使った商品開発を行い川越の魅力を発信する事である。その為に和菓子店『彩乃菓』にご協力を頂いて和菓子の商品開発を行う。これまでに彩乃菓と川越市役所へのヒアリングを行い、川越市には美味しい食材があるものの地元民に知られておらず、また、名産品がないという課題がある事が分かった。今後は地域ではどのような商品が『名産品』として売られているかを把握し、商品開発につなげたい。

みよし野菜の魅力を世界へ発信!
〜三芳町の伝統文化を次世代へと引き継ぐ〜

埼玉県三芳町を舞台に取り組んだ3年プロジェクトを通じてみよし野菜のおいしさに惚れ込み、その魅力をさらに伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は2つある。1つ目は、みよし野菜の魅力を世界に向けて発信すること、2つ目は、三芳町の未来を担う子どもたちに、三芳町の魅力を伝えることである。これまで、みよし野菜の認知度向上のため、他のゼミ生とともに弁当のレシピ考案に取り組み、販売が実現した。また、世界へみよし野菜を発信するため、Instagramの料理アカウントを設立し、フォロワーを600人にまで増やした。今後は、子ども料理教室開催に向けて準備を進める。

足立区を盛り上げよう!
地元野菜を使用した商品開発

私の地元、東京都足立区で生産されている野菜の魅力を伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、足立区の野菜を活用し、足立区の振興につなげる事である。そのために足立区の野菜の特徴を活かした商品開発を実施し、PR活動を行う。これまでに、足立区の産品を取り扱う飲食店、はれてまりカフェへヒアリングを行い、足立区の野菜の栽培状況や足立区の小松菜を使用した商品「あだち菜うどん」について調査した。今後は、同店と連携しながら足立区の野菜を使用した商品開発を行うとともに、それらのPR方法を検討・実施し、足立区の野菜をより多くの人に手に取ってもらうことを目指す。

粉もん王国ぐんまの振興
─地元みどり市を例に─

私の地元、群馬県みどり市にはうどん店が多くあり、幼い頃から馴染み深い「粉食文化」を多くの人に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、群馬県の粉食文化を代表する「うどん」を活用し、みどり市の振興を図ることである。そのためにうどんの魅力を探究し、PR活動を行う。これまでにみどり市役所や体験交流施設「小平の里」への現地調査を通して、食に関するPRの現状を把握した。小平の里にはうどん店のほかにキャンプ場や親水公園等の体験型施設があり、多くの観光客が訪れていた。今後は市内うどん店へのレシピ提案、うどん店マップの作成を通して、市の振興につなげたい。

美味しいが生まれる場所、香取
ちば香取の魅力を発信

私の地元千葉県にある香取市には魅力的な農産物が数多くある。それらの魅力を県内外の人に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、香取市の農産物を用いて地域振興を行うことである。そのために市の農産物や加工品の現状を把握し、情報発信方法を検討・実践することにより、それらの知名度向上を図る。これまでに香取市役所へのヒアリングを行い、市の農業の現状や6次産業化に関する取り組みについて調査した。米やさつまいもが代表的な農産物であり、6次産業化や農産物のPRを積極的に行っていることが分かった。今後はまだ注目を浴びていない食材を掘り起こし、発信していく。

日本酒の魅力を若者へ
─小江戸川越から発信─

歴史ある川越市で、日本の伝統産業である酒造りの魅力を若い世代の人に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、川越唯一の酒蔵である小江戸鏡山酒造の日本酒を通して、川越市を振興することである。そのために、日本酒の特徴を活かしたカクテルや加工品を考案し、PR活動を行う。これまでに、川越市役所と小江戸鏡山酒造へのヒアリングを行い、市の特産物や農業振興の取り組み、日本酒の生産状況や課題を調査した。特に日本酒の製造工程で多く作られる酒粕の活用が課題であることが分かった。今後は、日本酒の風味を活かしたカクテルや酒粕を用いたレシピを考案し、発信していきたい。

川越野菜を美味しく食べよう

小江戸のレトロな街並みで観光地として有名な埼玉県川越市。そして、農業も盛んに行われており、様々な野菜が育てられている。しかし、若い世代には、川越野菜の認知度が低い。本研究の目的は、川越野菜を使用したメニュー提案を行い、市内のレストランで提供していただくことで、観光に訪れた若い世代に川越野菜の魅力を伝え、地域振興に繋げることである。これまでに、文献調査や川越市役所でのヒヤリング、ご協力いただくレストランのオーナーとの打ち合わせなどを行ってきた。今後は、川越野菜の知識を深め、旬の野菜を使用したメニュー開発を行い、SNS等での情報発信を行なっていきたい。

川越で農’s days
「観光×農業」による地域振興

埼玉県川越市は観光に加えて農業が盛んな地域だが、観光地としての印象が強く観光客の過度な増加が問題となっている。本研究では川越市の観光と農業を結びつけ、市内農業地域への誘客を図ることを目的とする。そのために川越野菜を使用したレシピ考案や食農体験の企画を行い、誘客促進に向けた取り組みを実践する。これまでに市農政課へのヒアリングを行い、市の農業の現状や課題を把握した。農産物PRの取り組みに力が注がれていたものの、川越野菜の認知度が低い点が課題であった。今後は自身の農業体験を通じて食と農への理解を深め、川越野菜の魅力発信や食農体験ツアーの企画を進めていく。

和スイーツで川越振興
地元食材を使用したカフェメニュー考案

蔵造りの街並みが特徴的な川越市は観光地として賑わってきたが、コロナ禍の影響により観光客数の減少がみられる。「食」を通じて川越の魅力を再発信し、賑わいを取り戻したいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、川越市及び埼玉県内の特産品を用いてカフェメニューを提案し、使用した食材の消費拡大と認知度の向上を図るとともに、川越市の振興につなげることである。これまでに川越市役所や研究協力先である和菓子店彩乃菓へのヒアリングを行い、川越市農業の現状把握やメニュー提案に必要な情報収集を行った。今後は店舗研修も行いながら、カフェメニューの考案に努めていきたい。

江戸時代から受け継がれる武蔵野のお芋の魅力

埼玉県三芳町で生産されるみよし野菜の魅力を多くの人に知ってもらいたいと考えた事が研究動機である。研究の目的は、みよし野菜の認知度向上に繋がる活動を通じて三芳町の振興を図ることである。これまで、町役場にて町農業の現状を調査し、農業の観光資源化及びみよし野菜のブランド化が課題であることが分かった。また、みよし野菜を味わえるカフェやレストランに訪問し、三芳町は自然と触れ合いながらリフレッシュできる場所として最適だと確信した。今後は、都心から日帰りできる首都圏近郊の観光スポット化に向け、みよし野菜と町の魅力をまとめたリーフレット作成を通して町の振興につなげたい。

食で宮城県多賀城市を振興!
~古代米を使用したレシピ提案~

私の地元である宮城県多賀城市の魅力を多くの人に知ってもらいたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、多賀城市の特産品である「古代米」を通して、市内の振興に繋げることである。研究方法としては、古代米の特徴や現段階で行われている活動を把握し、古代米の魅力を発信する方法を考える。これまでに、多賀城市役所と市内の古代米を扱う加工業者にヒアリングを行い、生産状況や事業の取り組みなどの調査を行った。今後は、古代米を使用したレシピ提案・発信を行う予定である。また、学校給食等を通じて子ども達にも古代米の美味しさを知ってもらえるような方法を考え、実践していきたい。

愛で溢れる嬬恋村の魅力を全国へ!
~地場野菜を使ったレシピ考案~

私の地元である群馬県は、全国1位の生産量を誇る嬬恋村の夏秋キャベツ等の特産品があり、その魅力を全国へ伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は嬬恋村の農産物を活用し、生産者の想いを届けると共に地域振興をすることである。そのために嬬恋高原キャベツの特徴を活かしたレシピを考案し、PR活動を行う。これまでに嬬恋村役場へのヒヤリングを通して農業や村の取り組みについて調査し、嬬恋高原キャベツの栄養価を活かした健康レシピを考案した。今後は、村を活性化するために結成された「キャベツーリズム研究会」とも連携し、惣菜商品の開発・販売等につなげていきたい。

「お肉」について考えたい、みんなで
畜産業 in川越

近年、肉類の年間消費量は緩やかに増加傾向にある一方で、畜産農家の数は減少傾向にある。こういったお肉にまつわる現状を多くの人が「知るきっかけ」を作りたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、畜産農家の現状を調査し、作り手の努力やストーリーを交えながら伝えることで、一般消費者が「お肉」について考える機会を提供することである。これまでに川越市で小江戸黒豚の生産を手掛ける大野農場にてヒアリングを行い、生産状況、食育活動等について把握した。今後はSNSやリーフレットの作成等の発信方法について検討し、最終的に川越市の振興に繋がる活動をしていきたい。

狭山茶の魅力発信による産地振興

昔から急須で入れたお茶が好きだったことをきっかけに、緑茶の良さを広めたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、緑茶の良さを広め狭山茶の産地を振興することである。そのために狭山茶生産者の現状と課題を把握し、魅力発信を行う。これまでに、狭山市の茶生産者「奥富園」への現地調査を通してお茶の作り方やこだわり、そして現状の厳しさを実際に知ることができた。課題として、狭山茶としてのブランドだけではPR力が弱く、他との差別化が必要だとわかった。今後は、SNSを通じた情報発信やお茶の新しい飲み方の提案、さらに狭山茶を使用した商品開発を検討していきたい。

サフランを通して鶴ヶ島市を再発見!

私の地元鶴ヶ島市では、サフランやいちご等が栽培されているが市民にあまり知られていない。それらの魅力を市民に伝え、鶴ヶ島市を盛り上げたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、鶴ヶ島サフランの魅力を市民に伝え、市の振興につなげることである。そのために、サフランの特徴や知名度等を把握する。そして、レシピ考案等を行い、発信方法を考え実践する。これまでに文献調査、鶴ヶ島市役所へのヒアリングを行い、サフランの生産量・課題・販売状況を把握した。今後は、アンケートや朝市のお手伝いを通して鶴ヶ島サフランへの理解を深め、レシピ考案と情報発信につなげていく。

スパイスカレーで南魚沼地域を振興!

私の地元である新潟県南魚沼地域の魅力を多くの人に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、南魚沼地域の特産品を通して地域を振興することである。そのために、地域の特産品や活動を把握する。そして、特産品を使用したスパイスカレーを考案・発信し、地域の知名度向上を図る。これまでに、南魚沼市役所、道の駅、観光協会へのヒアリングを行い、地域の特産品や活動の状況を調査した。南魚沼産コシヒカリにはブランド力があり、お米に関する活動が多く行われていた。今後は、南魚沼地域にちなんだオリジナルスパイスカレーを考案し、レシピの配布やイベントを通して発信していきたい。

べに花で桶川の魅力発信!

私の地元、桶川市の魅力を多くの人に伝えたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、桶川市を特産品べに花を通じて振興することである。そのために、べに花の効能の調査、事業の取り組みやイベント実施状況を把握する。そして、べに花を使用した発信の方法を企画・実行し、市の知名度向上を図る。これまでに、市役所及び生産者へのヒヤリングを行い、事業の取り組みやべに花との関わりを調査した。桶川市のべに花は江戸時代末期、全国2位の生産量を誇り、現在はお菓子などの加工品に利用されていた。今後は、べに花を使ったレシピの考案やイベント参加を通じて、その魅力を発信していく。

伝統野菜のらぼう菜による比企地域の振興

私の地元である埼玉県比企地域ときがわ町の特産品を使い、地域振興をしてみたいと考えたことが研究動機である。本研究の目的は、埼玉県比企地域の伝統野菜であり、特産品でもある「のらぼう菜」の良さを広めて、比企地域を振興することである。そのため、のらぼう菜の加工を手掛ける福島食品の協力を得て加工品の開発を進める。これまでに、現地調査からのらぼう菜生産者の減少が課題であるとわかった。この課題を解決するためには、加工品開発によりのらぼう菜の需要を拡大していく必要がある。今後は、高速道サービスエリア向けの商品開発案を出すために試作を重ね、研究を進めていく予定である。