令和2年度 食文化栄養学実習

山下史郎ゼミ■フードマーケティング研究室

惚れ薬開発計画

 誰でも好きな人がいた時期があるだろう。恋人と一緒にいる時間はとても楽しく、いつまでも続けばいいのにと思うだろう。しかし出会いと別れというものは対になっており、いつか儚く終わってしまうかもしれない。こんなに大好きなのに離れていってしまう彼、そんな状況に陥った人は少なくないであろう。それならば“もう一度惚れさせてしまえばいいのだ”そんな考えから生まれたのがこのテーマである。
 私が考える惚れ薬というものは“小さな小瓶に入っていて料理や飲み物に混ぜて相手に服用させることで惚れさせるというもの”ではない。“ひとつの食事シーン”としての惚れ薬のカタチを考えている。食事シーンというものは料理だけでなく、テーブルコーディネート、音楽、香り、五感で味わうものである。これから五感を刺激する惚れ薬という名の食事シーンを作り上げていく。
 そのため惚れ薬の起源やかつて惚れ薬として使われていたものについて調べた。嗅覚とは脳へ直接刺激を与えていくため、匂いで記憶するとも言われている。香水というものは恋愛物語などで恋人の香りと位置付けられることが多い。そこで今回は香りに注目して調べたことを共有していく。

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