山下史郎ゼミ■フードマーケティング研究室
『食べる実況』を観てしまう理由
素人食ビデオ動画の魅力
YouTuberなど一般人が作る動画がなぜ人気があるのかに疑問を持った。その中で「料理を食べる動画」（「食べる実況」）に注目した。コンテンツのプロが作ったテレビのグルメ番組やドラマの食シーンなどと比較して「食べる実況」の人気の理由を考える。
「食べる実況」動画を調べた結果、主に「大食い」「料理を作る」「ASMR」の三つのカテゴリーに分けられた。内容も、食レポするもの、ただ黙々と食べるものなど様々だった。それらと比較するためにグルメ番組（食を扱うバラエティやドラマ）も調べ互いの特徴を整理した。
TV番組と比較すると「食べる実況」には、制限時間がないことや食べ始めから食べ終わりまでが見れること、ネット環境があればいつでもその動画が見られる等といった特徴がある。そのため、見ている人が同時に食事もできる。
そんな「食べる実況」に何らかの心理効果があると考えた。調べたところランチョンテクニックというものが関係していることがわかった。他にも心理的な影響が関係していると考え今後は掘り下げていきたい。最終的には、研究の成果は「食べる実況」の物語として整理し、「小説」という形態でまとめる予定。
