守屋亜記子ゼミ■食生活文化研究室
ジェンダーフリーの制服
～カフェを例に考える～
あるニュース番組で、性別に囚われずに、制服を自由に組み合わせることができる「ジェンダーレス制服」をとり上げていた。学校では制服が多様化し始めているが、学校以外の制服はどうだろうか。あるチェーン系カフェでは制服に性差がなく、自分らしく働けるような取組みを行っているという。他のチェーン系カフェでも同様の取組みをしているのか気になり、このテーマを選んだ。実習を通し、カフェにおけるジェンダーフリーの制服が持つ意味や役割を明らかにする。最終的に調査で得た知見をもとに制服の未来について考察する。
文献調査から、ジェンダーは生まれつき決まっているものではなく、社会や文化、時代の変化に影響され、変容してきたものだとわかった。また、Xジェンダー（性自認が男性でも女性でもない人）の方から話を伺い、アルバイトや就職する上で、制服に性差がないことを最も重視しているとわかった。
今後はさらに文献調査を進め、都内のチェーン系カフェでフィールドワークを行う。加えて、セクシュアルマイノリティの方々に話を伺う予定だ。これらの調査から店が制服を採用する理由や目的を調べ、誰もが快適に過ごせるような制服について考察する。
