令和2年度 食文化栄養学実習

宮澤紀子ゼミ■食品化学研究室

私はレモン博士!
添え物ではないレモンが主役のメニュー開発

 揚げ物などの料理の添え物として多く使用されているレモン。レモンを主役にした料理はまだ少ない。皮まで食べることができる国産レモンもあるが、それを活かした料理は少ない。こうした現状を知り、レモンの特徴を活かしたメニューの開発とその普及活動の一環として立川レモンプロジェクトへの参加を決めた。レモンの原産国はインドで、その後スペインに伝わり、ヨーロッパで広まったとされている。日本では広島県、次いで愛媛県が主に生産地である。他県の生産量が少ない理由として、零下3度以下の寒さや雨に弱いというレモンの特性において適した場所が少ないためである。収穫は、グリーンレモンが10月~12月、レモンが12月~3月頃に行われる。早く収穫されるグリーンレモンはさわやかな香りが強いのが特徴である。レモンは、クエン酸やビタミンCを多く含み、機能性も期待できる食品である。本報告では、立川レモンプロジェクトの活動の様子とレモンを主役にして試作した料理レシピ、特に塩の保存性を利用して考案した塩レモンを取り上げて紹介する。今後はさらなる文献調査、塩レモンの活用、国産レモンのレシピ提案を行っていく。

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