令和2年度 食文化栄養学実習

宮内正ゼミ■文化学研究室

食べよう日本のおいしい魚

 6月までの研究では、現地調査はできていないが、水産省のホームページなどから、平成9年から19年までの一日の一人当たりの魚介類と肉類の 摂取量を比較すると、魚介類の摂取量は減少傾向にあるが、肉類の摂取量は横ばいであり、 18年にはついに魚介類の摂取量が肉類を下回ったことや、これを年齢別に比較すると、全ての世代で魚介類の摂取量が減少していることがわかった。1~19歳では魚介類の摂取量が2割以上、30~49 歳では3割以上も減少しているが、肉類の摂取量はすべての年代で増加しており、1 ~19歳、30~49歳では1割以上増加していることがわかった。
 また、魚食が減っている原因としては、食の欧米化にともなう肉中心の食生活の増加に加え、「価格が高い」「調理しづらい」「食べづらい」などが主であることが推測できた。
 今後は、アンケート内容の抜粋、整理、アンケートの実施、結果のまとめを行い、実際に自分の周りで魚食が減っているのか、減っているとしたら原因は何なのかを調べる。また、外出自粛で漁港に全く行けていないため、行けるようになったらすぐに行けるように漁港のピックアップをしていく。

 ← ゼミ別テーマ一覧に戻る