令和2年度 食文化栄養学実習

宮内正ゼミ■文化学研究室

女性と料理
連続テレビ小説から見る時代的な変遷

 女性が調理するシーンは家庭やCM、テレビドラマなど様々なところで見受けられる。だが、女性の社会進出に伴いその調理シーンにも変化が見られてきている。テレビドラマは、作品の時代背景や登場人物の描写から多くのことが読み取れる私たちに馴染み深い娯楽媒体の一つである。その中でも日本で一番馴染みのあるテレビドラマはNHKの朝の連続テレビ小説、通称“朝ドラ”であると考えた。朝ドラは1961年から現在まで今もなお視聴され続けている。
 朝ドラでは作品ごとに時代背景が異なり、明治、大正、昭和、平成といった近代を時代設定にされている。そのため、作品ごとの比較がしやすい点に着目した。また、もう一つの朝ドラの特徴として必ずヒロイン役が起用されており、ほとんどの作品の主人公が女性である。その点から、朝ドラを用いて女性の調理シーンの変遷を考察する。
 今後は時代ごとの朝ドラ(大政奉還の前から明治時代『あさが来た』、大正時代から第二次世界大戦後『ごちそうさん』、第二次世界大戦後の昭和『ゲゲゲの女房』、平成の働く女性を描く『まれ』)を視聴して、考察し時代背景とテレビドラマについて考えていく。

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