令和2年度 食文化栄養学実習

松田康子ゼミ■調理学研究室

Café felice
2種類の生地を使ったゼブラシフォンケーキの提案

 ゼブラシフォンケーキとは一度に2種類の生地を使用し、焼成後の断面が綺麗な縞模様になっているものを指す。綺麗な縞模様を作るためには生地の重さを均一にしたり、型に生地を流し入れる際、スプーンなどを用いて少量ずつ交互に入れたりと注意点が数多くある。
 私がこのテーマで研究をしようと思った理由には、一度に2種類の味を楽しめたら面白いと考えたことや、シフォンケーキの応用技術として挑戦したいと思ったことがある。
 研究は先輩方の過去の資料と基本のプレーンレシピを参考にしながら進め、定番の味である「ココアと抹茶のゼブラシフォン」を試作した。結果は膨らみが弱く、縞模様も綺麗にできなかった。原因はずっしりとした重い生地同士を合わせたことで、均等に生地が広がらず、膨らむ力も通常より弱まったと考えられる。 そこで片方の生地はプレーンで固定し、もう1つの生地だけ材料を変化させて作ることにした。片方の生地にコーヒーの粉末を入れた「コーヒーゼブラシフォン」は前回の失敗経験を活かし、膨らみ・縞模様ともに綺麗に仕上げることができた。
 今後は視覚でも楽しめるように模様の色にこだわったシフォンケーキを作ろうと思っている。

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