令和2年度 食文化栄養学実習

平野覚堂ゼミ■ビジュアル・コミュニケーション研究室

干菓子を日常に
─吹き寄せと一緒に四季を感じる─

 茶菓子といえばチョコ?洋菓子?おせんべい?沢山のお菓子があるなか干菓子を選ぶ人はいるのだろうか、もう少し日常で干菓子を食べる機会が増えたらいいのに。四季と一緒に寄り添う干菓子を日常のお茶菓子として味わい、四季を感じつつ和菓子は生菓子だけではなく干菓子もあること、その干菓子と半生菓子の種類も知ってほしい。
 干菓子を知ってもらうために吹き寄せを作ることにした。まず吹き寄せとは干菓子を何種類も取り合わせたものである。関東は小さなせんべいや昆布などを、関西では、色づいた木の葉などをかたどった落雁・雲平・有平糖などを取り合わせたものをいうことが多く、さまざまな木の葉が風でひとところに吹き寄せられるさまに見立てたものだ。本来吹き寄せは秋のイメージが多いが秋だけではなく冬も作成する。それぞれ題は「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」である。決まり事として干菓子の型を変えるだけではなく季節限定のお菓子を一つは入れる。現段階では干菓子の試作を中心に行いデザインを考え、干菓子の型を作成し最終的には販売を検討している。

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