令和2年度 食文化栄養学実習

平野覚堂ゼミ■ビジュアル・コミュニケーション研究室

情報と食
─食べ物を選ぶ時、頼りにしているものは?─

 食品の情報が溢れる現代社会の中、人間が感じる「美味しそう」という感情は必要なくなってしまうのではないだろうか? 現代社会を生きる人間は少なからず情報を使って食品を選んでいると考えるが、どの程度情報が重視されているかを探り、「美味しそう」を始めとした食べ物を選択する際に生じる感情の必要性について探る。また、ここでいう情報とは、食品パッケージに記載されている機能情報、マスメディアやSNSで発信されたことで日本人に蓄積された食品の効果に対する情報を指す。
 文献や消費者庁のHPの閲覧によって、人間が食品を選択する際の本能的な感覚や食品表示に対する日本人の姿勢について理解を深めてきた。また、現在は新型コロナウイルスによる自粛や恐怖が人間の食物選択にどのような影響を与えたかを新聞記事や農林水産省、厚生労働省のHPの閲覧、実際に食品売り場に足を運ぶことで調査している。今後更に感情と情報両方の調査と研究を進め、自分自身の理解を深めていくとともに、活動と考えをどのように周囲に伝えるかを試行錯誤して行きたいと考えている。

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