平野覚堂ゼミ■ビジュアル・コミュニケーション研究室
くうふくさいこう
─美味しくご飯を食べられている？─
ダイエットや健康のためではなく、美味しくご飯を食べるために空腹にすることを提案する。近年、コンビニエンスストアの増加や手軽に持ち運びができる食品が増加してきている。そのため、間食をとても手軽にできる環境になり、空腹状態でいることが少なくなってきている。どんなに美味しそうな料理でも満腹だったら食べたいとは思わない。逆にお腹がペコペコの空腹だったらいつもと同じ料理でもより美味しく食べられる。
間食の誘惑が多い中、どのようにしたら空腹状態にし、美味しくご飯を食べることができるのか。普段の生活の中に溶け込み、かつ目に留まるようなものとしてポスター形式の平面作品を制作する。本を読み、空腹になるとオートファジーが機能することがわかった。空腹になってから食事を実践してみて、以前より朝食をしっかり食べられるようになった。ポスターを表現方法の中心にしながら、今後は複数の表現方法を用いて制作したいと思っている。作品を見て、空腹になってから食べるご飯は美味しい！ つまり「くうふくさいこう」という考えを理解してもらい、さらに空腹になるまで食べることを我慢する選択をしてくれたのならばこの実習は成功といえるだろう。
