平口嘉典ゼミ■食料・地域経済学研究室
耕作放棄地を活用して川越の農業を盛り上げよう
授業で耕作放棄地について知り、重大な問題であると感じた。また、植物の生命力に魅力や可能性を感じ、耕作放棄地を活用して農業の魅力を伝えたいと思い、研究テーマとした。
本研究の目的は、耕作放棄地を活用した川越市の振興である。そのために、第1に、市の農業や耕作放棄地再生プロジェクト等の現状を把握するため、市役所や生産者の方にヒアリングを行う。第2に、耕作放棄地再生プロジェクトに参加する。第3に、収穫した作物を使用して収穫祭等を行い、川越市内外の人に川越農産物について知ってもらう。
これまでに、川越市農政課へのヒアリングを行い、川越市の農業の現状について調査をした。耕作放棄地の発生原因は、耕地整理されていないなど土地条件が悪いことや、土地持ち非農家が多いことである。現在は市民団体「うまい米をつくらん会」を中心に耕作放棄地再生への取り組みが行われている。会員数は13名と、労働力不足が課題である。
今後はまず、「うまい米をつくらん会」の会員にヒアリングを行い、プロジェクトの内容や耕作放棄地の現状や課題、参加者の思いなどを調査する。次に、収穫した米を使用した料理のレシピを考案する。
