平口嘉典ゼミ■食料・地域経済学研究室
鶴ヶ島サフランを通した地域振興
埼玉県鶴ヶ島市はサフランと農産物の生産が盛んな地域である。サフランはふるさと納税の返礼品としても採用されており、そのサフランをおいしく家庭料理に取り入れてもらいたいと考え、研究のテーマとした。
本研究の目的は、特産物であるサフランと地元農家の野菜のおいしさや魅力を発信することである。そのために市役所の方やサフランに関係する農家の方にヒアリングを行う。また、鶴ヶ島市の地域イベントに参加し、サフランの販売やPR活動をする。それらを踏まえてチャレンジショップつるカフェを借り、カフェ営業を行う。
これまでに鶴ヶ島市産業振興課の担当者にヒアリングをし、サフランの生産状況や地域振興に取り入れたきっかけを調査した。課題としては、農家主体の組織としてサフランの販売までを行う方式への移行、農家の高齢化への対応やそれに伴う農業人口の減少などが挙げられた。
今後は、今まで同様にサフランスーパーサポーターとしての活動を継続しながら農家の取り組みを支援し、サフランの知名度向上に貢献していく。また、サフランや鶴ヶ島市産の農産物をPRする「IRODORI CAFE」の営業を、11月頃に行う計画である。
