令和2年度 食文化栄養学実習

田中久子ゼミ■公衆栄養学研究室

村民の生きがいを作る「地域おこし協力隊」
地域に住んで、地域を考え、地域に則した仕組み作り

 東京で育った私は昔から田舎暮らしに憧れている。
 そんな憧れから私は、毎年梅干しを漬けている。試行錯誤で塩の量や干し方を変えて、年々上手に漬けられるようになる。それが楽しくて毎年挑戦してしまう。何回も見返している、映画リトルフォレストは田舎で暮らす女の子の物語で、暮らしを最大限に楽しんでいるように思える。
 こんな風に、田舎にとことん興味を持っている私は昨年の夏にふるさとワーキングホリデーで奈良県にある川上村を訪れた。そこは、緑が豊かで川の水もとても綺麗な場所だった。そこでは村の暮らしを楽しみ仕事をする日々を送った。仕事内容は地域おこし協力隊が運営する朝市「やまいき市」と元地域おこし協力隊の方が運営する宿での業務だった。他にも、元協力隊の方がガイドを務めるケイビングにも参加した。奈良県での体験は宝物になった。東京に帰ってきて川上村の心地よさを忘れられず、フォルダーを何度も見返した。そのうちに役場の方の「関係人口」の話しを思い出し、川上村の関係人口になろうと思った。本研究は関係人口に近づくため、ステイホームでできる研究として、地域おこし協力隊について調べたいと思う。

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