令和2年度 食文化栄養学実習

田中久子ゼミ■公衆栄養学研究室

食品ロス削減

 食品ロス削減を中心に前期は調べ学習を行った。歴史や背景、削減を推進する取り組みなどを調べた。さらに巷を騒がしている新型コロナウイルスの拡大を受け食品業界全体が大打撃を受けたため各企業のテイクアウト以外の取り組みや新型コロナの拡大に伴い新たに発足した業態なども追加で調べることにした。日本は世界的に見ても食品ロスは多く、食品の7割近くを輸入に頼っているのにもかかわらずその3分の1を廃棄しているに等しい。2000年代頃から言葉として人々に認知されるようになる。日本の食品ロスが多い理由として小売店での廃棄、家庭内の食べ残し等があげられた。しかし、それに伴い法律をはじめとする政策や活動もだんだんと目立ってきている。2019年10月に施工されたばかりの食品ロス削減推進法はよい例だ。また、コロナ禍においてはクラウドファンディングや食材ECサイトはもちろん大手企業やテレビ番組、SNSを利用した宣伝や取り組みが目立った。以上の内容を踏まえて、後期では食品ロス削減を目的としたボードゲームの作成、および販売を前向きに検討していきたい。

 ← ゼミ別テーマ一覧に戻る