令和2年度 食文化栄養学実習

田中久子ゼミ■公衆栄養学研究室

減塩食のススメ
おいしく高血圧予防、一人暮らしにもピッタリ

 厚生労働省によると、今日の日本では今もなお20歳以上の国民の2人に1人は高血圧であるというデータがあります。高血圧は、生活習慣病に最も大きく影響する要因の1つです。一概に生活習慣病と言っても、肥満、糖尿病、骨粗しょう症など、その症状は様々です。私の祖母も食習慣による「肥満」により足を酷使したことから、以前と比較して外へ出ることが少なくなったと聞いています。改善するべく祖母は四群点数法を取り入れ、食事摂取の指標を知ったことで1年をかけて約10㎏の健康的な減量に成功し適正体重になることが出来ました。また、フィールドワークとして川越市にあるコミュニティカフェ「リフレ」へ訪問した際、利用者の60代~80代の男女10名に話を伺ったところ、高血圧予備軍と診断された方が数名いました。この経験から、普段の食事を見直すことの重要性に気づきました。以上のことから、発表テーマは「高血圧予防」に焦点を当てました。食塩摂取目標量を基に、1食分の料理群別食塩摂取量の目安を考え、高血圧に効果的な減塩食を提案したいと思います。食事は毎日作り食べるものなので、少しの工夫で減塩できるポイントを分かりやすくお伝えします。

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