令和2年度 食文化栄養学実習

野菜のお菓子
まずいからおいしいへ

 皆さんは9割以上の子どもが野菜不足だということを知っていますか？主な原因として家庭環境や野菜への苦手意識が挙げられています。私のアルバイト先のパン屋ではキャロットケーキが子どもに人気なことから、野菜をお菓子にしたら食べやすいのではないかと考えました。そこで野菜嫌いな子どもに野菜を口にしてもらうきっかけづくり、野菜の可能性を広げ新たな調理法の発信を目的として野菜のお菓子を作成しました。
 子どもが嫌いな野菜ランキングトップ10の中から今回は夏が旬である茄子、モロヘイヤ、そして一年中手に入りやすいトマトを選びました。苦手要素となる野菜の見た目や匂い、味、食感などを抑えるよう工夫しました。また親子で一緒に調理ができるよう簡単な調理工程で1時間以内に出来るものを考えました。実際に野菜嫌いな家族や友人に試食してもらいましたが、美味しく食べてもらえました。
 今後は野菜のお菓子の試作を続けつつ、料理教室で実際に子ども達に野菜のお菓子を作って食べてもらう、もしくはコミュニティスペースなどで保護者と子どもを対象とした野菜のお菓子の提供を行い、参加した方々にはアンケートをとって感想を聞く予定です。