令和2年度 食文化栄養学実習

竹内由紀子ゼミ■食文化研究室

海外にルーツを持つ子どもの日本における食事情

 私はいわゆる海外にルーツを持つ子どもたちが、学校給食や日常生活、食育などの場面で、戸惑ったことや困ったことなどを知りたいと思い、研究のテーマにした。先行研究を探索しつつ、実際に海外にルーツを持つ子どもに対してインタビューしていく計画であった。しかし、コロナウイルスの感染拡大でこうしたことは不可能になり、区の教育委員会に対してもインタビューを依頼する予定だったが、こちらも中止せざるを得なくなった。
 そこで今できることを考え、コロナウイルスの感染拡大の状況下で海外にルーツを持つ子どもやその親が、今の状況をどう把握しているか、またどのような状況に置かれているのかをニュースや新聞記事などから調べることにした。ニュースでは、支援機関や日本語教室が子どもたちへの思いを綴り、また子どもたちや親を対象にアンケートを実施し、生の声を聞いていた。これらの情報から、コロナウイルス影響下の海外にルーツを持つ子どもの現状を整理した。今回の報告では、海外にルーツを持つ子どもの生活や今の実態を資料によって確認した。今後は、コロナウイルスの状況を見つつ、可能であればインタビューを実施したいと考えている。

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