令和2年度 食文化栄養学実習

高橋勝美ゼミ■地域食産業学研究室

風を感じて食事がしたい

 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、全国的に自粛ムードが広がった。不要不急の外出がよしとされない状況になり、数ヶ月の間、ほとんどの時間を家の中で過ごす事となった。その中で、キャンプがしたいと考えていた。
 昨年の夏頃、キャンプツーリングに憧れ、免許を取得し、バイクやキャンプ用品を購入した。準備が整い、そろそろ行けるだろうかと考えていた矢先、新型コロナウイルス関連のニュースが飛び込んできた。キャンプにはしばらく行けないと諦めていた時、ベランピングという言葉を聞き、キャンプに行けないならば家でやればいいと思った。しかし、生憎家は住宅街にあり、外で火を起こして料理をすることはできない。広くて立派なベランダもない。そのため当初考えていたような外で調理するということはできないし、ベランピングなどという魅力的なものにもならないだろうが、のんびりと食事をする場所くらいは作れる。キャンプの醍醐味である大自然は味わえないが、風と陽の光を浴びながら用意したものを食べ、楽しむことはできるだろう。
 自身の体験を通し、自然を感じながら食事をとることの楽しさ、素晴らしさを伝えていきたい。

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