令和2年度 食文化栄養学実習

高島美和ゼミ■英語圏文化研究室

朝ドラ「ごちそうさん」食シーンの研究
食シーンの映る時代背景や登場人物の心情の変化

 私は、連続テレビ小説「ごちそうさん」の食シーンの研究をしている。この題材を選んだ理由は、人がご飯を食べているのを見ることが好きなことから始まった。そこで目をつけたのが食シーンである。食シーンからは、その物語の時代背景やその人の心情、育った環境などいろいろなことを表現できると考える。そんな中、国民的に人気であった「ごちそうさん」を題材に研究を進めていきたいと思った。
 「ごちそうさん」は2013年から半年間NHKによって製作された連続テレビ小説だ。この物語のは、大正時代のモダンで華やかな時代に、洋食屋で育った食べることが大好きな主人公め以子の成長や食に対する思いの変化がわかるような物語である。現時点で、「ごちそうさん」の中でも時代の様子が大きく現れる戦時中に絞って検証している。その中でも印象的な食シーンを選び、そのシーンから伝わる時代背景や感じたことについて調べている。
 今回はその中でも昭和15年?昭和19年までの食シーンを3つ発表したいと思う。一つ目は友情・絆が感じられる食シーン、二つ目は地域の人たちとのつながりが見える食シーン、三つ目は親子愛が感じられるシーンとなっている。

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