令和2年度 食文化栄養学実習

奥嶋佐知子ゼミ■調理学研究室

食べないなんてもったいない食品ロス削減へ
子供料理教室

 食品ロス問題に注目すると、食べられるのに捨ててしまっている食品は年間643万トンに及び、その中での食べ残しによるものは全体の57%を占めていることが分かった。また、子供に着目して食べ残しをする理由を調べてみたところ“嫌いなものがあるから”だという。そこで少しでも家庭での食品ロスが削減できるよう、子供が好き嫌いなく食べることのできる料理と普段捨ててしまっている野菜の芯や茎を使ったレシピを現在行っている料理教室で提案しようと考えた。
 まず、子供が嫌いになる理由を調べたところ、野菜の苦みや独特のにおい、魚のパサパサ感などだと分かった。また野菜の葉や茎など、普段食べずに捨ててしまっている部分は工夫することで美味しく食べられる事を知った。そこで、子供が嫌いな野菜ランキングや捨ててしまっている野菜の部位を調べ、いくつか試作をしてみた。今後は工夫したレシピを、料理教室の献立に取り入れ、教室に通う子供たちの意見を聞いていきたいと思う。また、料理教室に通う子供たちに食材の好き嫌いや普段は野菜の葉や茎などを食べているかをアンケートし、今後の献立作りに生かしていきたいと思う。

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