令和2年度 食文化栄養学実習

奥嶋佐知子ゼミ■調理学研究室

みんなで調理スキルアップしちゃおう!
子ども料理教室

 食生活の変化について着目したところ、ここ30年間、中食を利用する人が増加傾向にあり、家庭で料理をする内食は減少傾向にあることが分かった。中食は味が濃く栄養のバランスがとりにくい、食品添加物などの問題があげられている。そこで、料理教室を通し自分で料理をすることの大切さに気付き、調理の基礎を学び正しい食生活を身につけてもらいたいと考えた。料理教室に参加している子どもの傾向を見ると、料理をすることには意欲的だが、調理スキルや自信面は低いことが見受けられる。子ども達が好きなハンバーグや餃子、つくねなどは楽しみながら調理のスキルを身につけられると考え、試作をしてみた。餃子は包む作業が難しいが完成した時の達成感を味わえ、皆で楽しみながら料理の基礎や工程を学ぶ事が出来ると思う。5月の試作は買い物が困難な状況なので、「家庭で準備しやすい食材で作れる料理」を提案した。今後は、子ども達が挑戦したい料理のアンケートをとり、季節に合った献立を調べ試作し、料理教室で実施していきたい。料理教室で体験を重ねて自信がつくことで、正しい食生活が身につくことに繋がることを期待する。

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