ゼミ別テーマ一覧 / 発表時間別テーマ一覧 / 発表教室別テーマ一覧 / ゼミ別発表要旨 / 会場案内図
山内喜昭ゼミ   武藤志真子・藤倉純子ゼミ   宮城重二ゼミ   宮内正ゼミ   松田康子ゼミ   平野覚堂ゼミ   平田久ゼミ   根岸由紀子ゼミ   高橋敦子ゼミ   高城孝助ゼミ   島崎とみ子ゼミ   五明紀春ゼミ   磯田厚子ゼミ   石井和ゼミ   秋野晃司ゼミ  


山内喜昭ゼミ(情報教育研究室)


紅茶について / 紅茶のホームページ作り 紅茶について 紅茶をつかったクッキー
紅茶には種類によって味、香り、渋み、味わいが違う。渋みでは、ソフトとハードがあり、味わいでは、マイルド、スッキリ、コクありがある。紅茶の種類によってストレートやミルク、レモン、アイスと飲み方が違う。このようなさまざま種類の紅茶から、クッキーの材料として、一番合うものを官能検査で探し、一番クッキーにあう紅茶を紹介する。以上を、ホームページにまとめ、紹介する。


ホームページ作成レッスン / カフェのHP作りを通して
カフェのHP作りを通して 現在、ホームページ作成ソフトを使用しワープロ感覚でホームページを作ることが出来ます。しかし、自分が組みたいレイアウトやデザインでホームページを作ろうとした時、HTMLという言語の知識が必要になります。私はこの「HTML」と、詳細なデザインを実現出来る「スタイルシート」について学べる「ホームページ作成教材」作りをテーマにしました。教材は、学習者に架空のカフェのオーナーになってもらい、お店紹介のホームページを作りながら勉強を進めていくという形になっています。ただホームページを作るだけでなく、見やすさとデザインを考えたホームページ作りが実践出来るような教材を目指し作成していきます。


武藤志真子・藤倉純子ゼミ(健康情報科学研究室)


香料 / 香料とわたしたちの食生活
今、様々な食品に香料が使われています。人が「おいしい」と感じるには、においがとても深く関わっています。食品のおいしさを助けている香料に注目して、わたしたちの食生活にどのくらい関わっているのかを調査します。特に、香料が多く使われる飲料・菓子について調査します。文献調査で香料の種類や機能についての知識を深め、市場調査で香料が飲料・菓子にどのくらい含まれているかを調査しました。今後は香料を使った菓子と使わない菓子を作製し、比較することで香料の必要性や機能を問う、学生を対象としたアンケート調査を行い、まとめます。また香料を使った飲料・菓子のレシピをデータベースでまとめます。


野球選手の食事と栄養 / 何を食べて戦い抜くか
スポーツ選手にとって、食事は身体作りや体調管理、ケガの予防にも関わる大切なものである。私は野球選手の食に対する意識や食生活、年齢やポジションにおける食の違いについて興味を持ち、この実習に取り組んだ。関東にある社会人野球チームを訪問し、専属の栄養士さんへのインタビューや、昼間試合を行う事の多い社会人チームにとって朝食は一日のエネルギー源として重要であると考えた私は、選手へ朝食の事を中心とするアンケートを行った。今回は1チームのみの取材となったが、今後はもっと沢山のチームを取材し、チームごとの違いや共通点などについても調べ、メニュー提案などもしていきたいと思う。


色のチカラ / あなたの生活をランクアップさせる色彩利用術
赤、黄色、青…。私たちの生活には色が存在します。色が見えるためには3つの条件があり、1.光があること。2.眼が働いていること。3.見るべき対象物があること。だと言われています。これらのどれか1つでも変わると、見える色は変わってしまうのです。色はただ物を識別するだけではありません。人間の心理に働きかける力もあるのです。赤い物を見ると興奮する、青い物は冷たそうに見える、など言われていますよね?それが色のもたらす心理的効果なのです。この心理的効果を上手に利用できたらいいと思いませんか?私はより良い生活にする色の利用法を提案します!色を上手に使って楽しく生活しましょ♪


私とあなたと、あなたの味覚。 / フシギなミカク
さて、突然ですが質問です!!あなたは味をドコで感じていますか?口の中?はい、正解です♪味覚とは動物の五感の1つで、口にするものの化学的特性に応じて認識される特性です。その受容器は、私たちヒトの場合はおもに口の中の舌にあります。甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つを基本五味といい、これを基準に沢山の味が存在します。これら味は、どうやら大人と子供など、味覚の感じ方に違いがあるようです。では、スポーツをする前とした後の味覚には変化があるのでしょうか?実際にスポーツ選手などを対象にアンケートや味覚調査を行います。調査結果から、味覚にあった飲料を提案していきたいと思います。


陰陽体質 / あなたはどっち??
陰と陽…。普段生活している中で、あまり聞かない言葉ではないかと思います。しかし、陰と陽は私たちにとって、とても身近な存在にあるのです。私自身、冷え性であることに悩んでいました。調べていくと、私たちの身体や普段食べている食べ物には、陰性か陽性、または間性の性質があるということを知り、興味が湧きました。陰性と陽性とはどういうことなのかを調査し、体質と食べ物の陰性と陽性について、食べ物摂取の仕方についてまとめます。料理教室の参加や、調査を参考に、自分自身で実践していきたいと考えています。最終的には、レシピをデータベースでまとめていきたいと考えています。よろしくお願い致します。


えほん / 幼い頃読んだ絵本を食育に
食育が行われている今、実際学校の先生たちはどのように食育を行えばいいか困惑している人が多いのではないでしょうか。そこで私は食育を教える立場である教師のために教材を作り、提案することにしました。そこで教材として私が選んだのは絵本です。読書を苦手とする生徒が多い今日、読書の楽しみを知らせたいという思いから、誰でも昔は読んだことのある、絵本に注目!!最近の絵本は読書にふさわしい作品も多いのです。絵本と言ってもそんじょそこらの絵本ではありません。世になかなか無い分野の食の問題を取り上げ、「へぇ〜」と感心されるくらい印象に残るよう作製した世界に一つだけの絵本を見て下さい。


薬草に親しむ / 身近にある薬草の力
草花の中には薬となって私たちの病気やケガを治すなどしてくれるものがたくさんある。例えば、アロエにはコラーゲンが含まれ美容にも良いとされているが、我が家では祖母に昔から火傷したらアロエを貼っておけと言われた。そのような身近にある薬草にはどのような効能があり、どのような使用方法ができるのか詳しく調べていきたいと思った。そして、身近にある薬草の楽しみ方を皆さんに紹介したいと思う。これまでは薬草園の見学や薬膳料理教室に参加した。今後は、調査したことをもとに薬草を使用した美味しいオリジナル料理を提案し、携帯からアクセスできるHPを作成しようと考えている。


宮城重二ゼミ(保健管理学研究室)


赤ちゃんの離乳食
産まれてから3ヵ月程度を毎日ミルクのみで過ごす赤ちゃん。そして4ヵ月くらいから徐々に離乳食が始まります。離乳食は、乳幼児が栄養源をミルク以外のものから摂取するための橋渡しとも言えます。赤ちゃんに「食べるって楽しい」と食事への興味を持たせることがとても大切です。食事に対する意識が決まる大切な時期だと言えるのではないでしょうか。近年、市販の離乳食は豊富です。さらに、栄養や味など様々なことを考慮した上で作られています。どんな離乳食があり、何の商品が人気があるのか?また離乳期の子供を持つ母親は、手作りのものと市販のものをどのぐらいの頻度で使いわけてているのでしょうか?


幼稚園児の食育 おいしく健康に / 人への影響
今話題になっている食育の中でも幼稚園児の食育に注目してみました。幼稚園児といえば離乳食を離れ家族と同じものを食べ、嗜好がでてくる時期です。日本は豊食の時代です。幼稚園児を子供に持つ両親も数ある食品の中から子供にとって安全かそうでないか識別するのに苦労していると思います。子供の偏食、少食など様々な悩みもあります。その中でも食事を楽しくするためにしている工夫を参考資料をもとに調べています。今後は食べることは生きることをテーマに幼稚園児を持つ両親の食育に対する考え、子供の食事やお弁当を作る際、気を使っている点などの食に対する関心を調査していきたいと思います。


コーヒーから得られる癒しの可能性。 / 効能だけでなく、害についても知ろう。
コーヒーには、眠気を抑える効果が見られることから、仕事・勉強の能率アップや、含まれているカフェインの血流促進作用により、体の脂肪をよく燃焼させるとして、ダイエットにも効果的と言われている。果たしてそれは本当なのか、良い情報だけに流されているようにも思える中で、カフェイン中毒など、体に及ぼす害についてもしられているのか。また、インスタントのコーヒーでも同じ効能が得られるのだろうか? コーヒーがもたらす癒しの効果とは何なのか。摂取するだけでなく、見た目や香り、その場にある雰囲気など心の余裕から得られるコーヒーの人々の健康に繋がる癒しの可能性を明かしていく。


食欲とストレスの関係性について
(背景)・自分自身の経験から、ストレスがたまると時間にかかわらずお腹いっぱいまで食べてしまい、食欲が止まらないことがよくあり、自分でもこの食欲は異常ではないかと思うことがあった。 そのため、その要因を解明したい。(目的)・ストレスと食欲は本当に関係しているのかを実証したい。・関係しているとした場合、食以外でのストレス解消法を見つけ、心身ともに健康になっていってほしい。・食欲が止まらず悩んでいる人々の力になりたい。(調査方法)・まだ具体的には行っていない。今後・インターネット、文庫調査をしストレスや食欲のメカニズム。またストレスから引き起こる心の病。そして、その解消法を調べる。・アンケート調査・専門家へのインタビューなどを予定しています。


健康 Come Come! / 噛むってなぁに?
食べているときに、噛むことを意識している人は少ないでしょう。かつては、よく噛んで食べなさいとしつけられていました。 現代、食事をよく噛んで食べない子が増えてきています。学校給食の現場でも4人に1人しかよく噛む子はいません。日本人の噛む回数は時代に沿って少なくなっています。その原因として、おいしいものがたくさん食べられるグルメの時代になり、軟らかい食べ物が増えてきたことが一つの例として挙げられます。 噛まないことによって、人体にもたらす影響、噛むことによる利点を中心に、どのような環境が噛まなくなってきている原因となるのかを検証し、時代別に比較して情報を発信していきます。


冷えは万病のもと / 冷え症を改善して他の悩みも解消しよう
夏でも、学校や電車でカーディンを着てガタガタ震えたりなどといった経験をした人はいないでしょうか?現在では99%の女性が冷え症であるといって過言ではありません。私もその中の一人です。冷え症はあまり重大なものとして考えられていませんが、ありとあらゆる症状を引き起こす万病のもとになるのです。冷え症を改善することによって、今まで悩んでいたほかの症状や不調がなくなり、健康体になるなら一石二鳥、三鳥…です。冷えがカラダにどのような悪影響を与えるのか追求し、ライフスタイルから対策法を提案していきたいです。また、多くの女性に冷えの恐さを知ってもらう機会になればと考えています。


免疫学について / 免疫力を高めて健康になる方法
免疫力を高めて健康になる方法 最近、テレビや雑誌を見ていると「免疫」という言葉をよく見かけます。自分の身は自分で守るという考え方が、現代人には浸透しやすいのでしょうか。健康に対する意識の向上を反映してるのでしょうか。栄養と免疫が密接な関係にあるということに注目し、免疫作用、抗酸化作用のある成分と食品を調べてみました。緑黄色野菜に含まれるカロテン、赤ワインに含まれるポリフェノールなどがあります。また、栄養価が低く重要視されてなかった淡色野菜やきのこに免疫を活性化する化学成分が発見されています。これらについて、効率のよい摂取法などをさらに深く調べていきたいです。


美容と健康
いつもアセロラジュースを飲んでいて美容にいいとよく聞くが本当に美容(成分、効果、など)にいいのか。また自分で美容にいいアセロラ食品を作れるのか。調べてみてわかったこと。アセロラにはレモン果汁の約34倍、100g中に1700mgで他の同量果実と比較したら圧倒的な天然ビタミンC量をほこります。ビタミンCにはシミやニキビ、しわなどの予防や改善効果が認められている。アセロラにはビタミンC以外にも抗酸化作用がある。今後アセロラには、ビタミンCに加えてポリフェノールにも美容効果への期待と注目が集まるだろう。今後はさらに詳しく調べていく。またアセロラ食品は研究中である。


生活習慣病を予防しよう! / 特定保健用食品の上手の利用法
日本は平均寿命約80歳という世界有数の長寿国です。しかし、現代の日本人の死因は脳卒中や心臓病といった生活習慣病がほとんどです。私たちがいつまでも健康でいるためには生活習慣予防は欠かせないことであると思います。ところが食生活の乱れから生活習慣病は年々増加しつつあります。 生活習慣病予防は基本的には日常の望ましい食生活の実践が重要ですが、病人など日常の食生活で十分に栄養がとれない場合は、特定保健用食品などの上手な利用によって補給することが望まれます。 今後は、現代人の食生活の問題点や改善点を考え、特定保健用食品の望ましい利用方法を提案していきたいです。


ミネラルウォーターについて / カラダも心も喜ぶミネラルウォーター
コンビニに行くと、様々な種類のミネラルウォーターがあります。スーパーマーケットでも、色々な種類のミネラルウォーターが飲用向き、料理向きなど用途別に並べられています。最近では炭酸入り、レモンやベリーのフレーバーなど、種類も様々です。日本ではミネラルウォーターがよく飲まれるようになったのはここ最近ですが、海外では水道水が飲用には適さないため、よく利用されていました。自然の豊かなよい水源地に恵まれたためでもあります。またフランスでは、ミネラルウォーターが精神病の治療にも使われ、よい水を飲むことは、心を穏やかにするそうです。


宮内正ゼミ(文化学研究室)


空間としてのカフェ / 一軒家カフェの魅力
カフェという業態はいま、ようやく定着しつつあるようにみえる。飲食をするための空間としてだけでなく、くつろぐための空間として利用されるカフェ。今までのフィールドワークから、店の雰囲気を決めるのはその空間がとのようなコンセプトで作られているかである、ということがわかる。たとえば、最近よく見かける、古い民家を利用した「一軒家カフェ」。「懐かしさ」が魅力のひとつだか、それは、昭和の都市文化を育んだかつての喫茶店への「懐かしさ」ではなく、古い家具、畳、和風の小物など、伝統回帰・和風志向・郷愁が混ざり合う、新しく作られた「懐かしさ」ではないだろうか。その空間のもつ魅力を調べていく。


ネオ屋台の魅力
平日の昼近く、丸の内、有楽町といった都心のオフィス街に、個性豊かに彩られたおしゃれなクルマが集結する。整然とした無機的な都市空間のなかに突然、異質な空間が出現する。これがネオ屋台である。ほどなく、サラリーマンやOLたちがランチを買いに集まってくる。彼ら・彼女らにとっては心強い味方であり、仕事の緊張から解放される瞬間である。店頭での目立つパフォーマンス、ふだんは食べることのできない割安な多国籍料理が何よりの魅力である。それぞれの場所での定点観測を続けるとともに、ネオ屋台のオーナーと利用者にインタビューを実施して、双方の視点からネオ屋台の魅力を探っていきたい。


「サテン」の魅力 / 喫茶店がサテンと呼ばれていた時代とは
喫茶店はある時期「サテン」と呼ばれていたのをご存じだろうか。それは、学生運動が盛り上がりを見せた60年代末ごろから、日本が経済大国として成長をとげる80年代始めごろまでのことである。当時「サテン」は、若者(とくに大学生)たちのサロン的な空間であった。ちょうどカルチェ・ラタンのカフェをまねるように政治・文学・音楽・映画・演劇について熱く語るもの、サークル仲間とのおしゃべりに興じるもの、たんなる暇つぶしに利用するものなど、様々であった。いわば「サテン」は男性中心の空間であった。今日の、女性中心の「カフェ」とは似て非なる空間としての「サテン」。その魅力に迫りたい。


人が魅力を感じるカフェの接客とは
人が魅力を感じるカフェの接客とはどのようなものなのか。これまでに都内を中心に30軒以上のカフェについてフィールドワークを行った結果、それぞれのお店によって客層や雰囲気はもちろん、接客のスタイルもかなり異なることがわかった。スターバックスやドトールのようなセルフサービスの店、店員がある物語世界の配役(キャスト)を演じて客に非日常的な体験を提供する店、店員と客の距離が身近で毎日行きたくなるような店など多様である。ときには店側が提供する接客と客が求める接客にずれが生じることもある。客がセルフサービスに慣れてしまっているのだろうか。カフェのホスピタリティとは何かを検証する。


ひとりでCafe / カフェにひとりで行くときの過ごしかたって?
みなさんは、カフェはひとりで行く派ですか?それとも二人以上の複数で行く派ですか? 私は、友人や知人といっしょに行く複数派です。そこで「カフェにひとりで行くのはどうして?」と思ったのです。「なんとなく」とか「疲れたから」というのはよく耳にしますが、何故ファーストフードやファミレスでなく、カフェなのでしょうか。本人も気づかない理由がありそうです。それはカフェでの過ごし方とも関係しているに違いありません。いったい私たちは「カフェ」あるいは「カフェで過ごす私」というものをどう捉えているのでしょうか。フィールドワークやインタビューを中心に調べていきたいと思います。


カフェの魅力と若者文化 / チェーン店と個人経営店の比較
1990年代のカフェブーム以降、スターバックスやドトールなどのチェーン店をはじめ、個人経営のカフェも増えている。メディアに取り上げられる、おしゃれなカフェやこだわりのあるカフェもある。これまでのフィールドワークでは、それぞれの店のメニューや外装、内装、客層、来店目的を中心に調査した。そのなかでもとくに若者に人気のあるカフェが興味を引く。チェーン店に来る客層と個人経営店に来る客層とははたして同じかどうか。とくに若者に限ってみた場合、それぞれの若者がもっている若者文化(たとえば服装)に違いがあるかどうか。違うとすれば、なぜなのか。この点に注目して調査していきたい。


都市空間におけるカフェ / カフェにおけるセルフサービスとは何か
セルフサービスのカフェでトレイを返却するときに「恐れ入ります」と声をかけられたら、なぜかイイことをした気分になりませんか? セルフサービスであることを承知しているはずなのに、その一言で満足した気分になります。なぜでしょうか。フルサービスの店ではわずらわしさを感じ、それでいて、セルフサービスの店ではこうした一言に心弾ませる、というのは、よく考えると、少し歪んだ感覚なのではないでしょうか。たしかに、セルフサービスの店は、どこに座るか、何分いるかを自由に決められる利点があります。しかし、その自由は、店や周囲の人たちとの関係を拒絶することによって維持されているのです。


松田康子ゼミ(調理学第一研究室)


カフェの運営 / 居心地の良いカフェ作り 運営方、空間
シフォンケーキ作りをマスターし調理技術の向上を目指し、シフォンケーキを中心としたカフェの運営を行う。まず主力商品のシフォンケーキ作りではメレンゲ作りから始め、悪戦苦闘しながらもやっと完成。オーブンの使い方やケーキ作りの時間配分、混ぜ物の分量等微調整しながら商品化へ。店舗となる香友会館1階の内装は、木の色や白を基調とし落ち着いた雰囲気に。ソファのカバーやランチョンマット、ポスター等の様々な物を手作りにし温かみを出した。3人という少人数での運営は予想以上にハードだが、小さな幸せを「Petit Cafe」で多くのお客様に感じて頂けるよう、接客技術も探っていきたい。


Cafe / カフェでのパンの提供
去年に引き続き「カフェの運営」を行っていく。お客様のニ−ズやトレンドをカフェの運営を通して発見し、より良い空間作り、接客サ−ビスの方法を学びより良いカフェについて考えて行きたい。現在、調理技術や経営、料理の撮影方法も学びポスター作り宣伝方法もカフェの運営を通して学んでいる。個人テ−マは、去年とは違う新しい事に挑戦したいと思い、以前からパンの製造に興味を持っていた為、カフェで提供を行う事にした。現在、試作を行いメニュー開発や提供方法を検討している。今後、ランチに合わせたパンや軽食に食べられるパン、テイクアウト出来るパンをカフェで提供していく予定だ。


カフェの運営 / カフェに求められているものは何だろう…?
おいしいケーキ、ドリンクはもちろん、ゆったりと過ごせてリラックスできる場所がカフェの大きな魅力だと思う。私は今回の実習を通して、お客様が過ごしやすく心地良いと感じてくれるカフェ空間を作っていきたい。その上で大事にしたいのは、お店の第一印象。「このお店いいな」と感じるお店は、一歩足を踏み入れた瞬間から良い雰囲気を感じる。そんなお店になれるように、明るい挨拶で迎えて、一つ一つの接客にも感謝の気持ちを込めた明るい接客を心掛けたい。また、明るく清潔感のある店舗にもこだわり、今後はもっと植物を置いて華やかにしたり、外装で目立つ工夫をしたい

平野覚堂ゼミ(ビジュアル・コミュニケーション研究室)


食文化栄養学科をプロデュース。
私は(食)文化栄養学科が大好きだ。(食)文化栄養学科は自由で明るい学科だとよく言われる。だが、女子栄養大学というだけで「栄養士になるの?」と聞かれることが多く、学生の中には劣等感を持つ者も少なくない。そこで、この学科をみんなの誇れる学科にするべく、プロデュースする。対象は学生、先生方、受験生とし、具体的に今回は、食文化栄養学科の“新しい”パンフレットを作り、この学科の未来を担う受験生に向けたプロデュースをした。更に、我が学科のメインイベントである文化栄養学実習発表会を盛り上げるための企画など、様々な提案をする。発表会で皆さんに、この熱い想いを伝えたい。



癒しスタイル / 様々な癒しのカタチについての提案
「癒し」とは一体何だろう。それは、「心身ともに持続的・恒久的・継続的な安らぎの効果をもたらすこと」とされている。例えば、アロマテラピー、マッサージ、アニマルセラピー等は癒しと言われ、治療法の一つでもある。自分では気付かなくても、意識しなくても、私たちの周りにはいろいろな癒しが存在しているのではないだろうか。そこで、私たちが普段癒しと認識しているものから分析し、「休息」「発散」「黙々」といったキーワードを基に、日常生活で感じることのできる癒しのカタチを提案する。概念にとらわれない癒しのカタチとして「癒しカタログ」を作成した。新たな視点から癒しを感じてほしい。



おもしろ空間 / ヒトが集まる空間
みなさんは「おもしろい空間」「人が集まる空間」といえば、どんなところを想像するだろうか。公園や駅、道など、現実社会にある、人が集まる空間、風変わりな飲食店や、テーマパークなどの非現実WORLDにある、人が集まる空間など、様々な空間が私たちの身近なところにあり、その場所を人々は求める。なぜ人は同じ場所に何回も行ってしまうのだろうか。そこには人が集まる仕掛けや心理的な原因が隠されている。そのさまざまな空間から共通するもの、相違するもの、ヒトが求めるものの要素をまとめ、その街の「空間」のキーワードを探ってみた。 いつもの変わらない道や街、テーマパークを普段とは違った視点でみていく。



新式・おままごと
ママゴトと言えば家族内の役割を参加者に振り分け、炊事のまねごとをするごっこ遊びで、国内外問わず、ごく一般的に行われている遊びの一つである。しかし、そこで使用されているママゴト用の玩具を見ると、ママゴトという遊びが一般に浸透しすぎているがゆえに「ママゴトとはこういうもの」という固定化されたイメージで作られたママゴト玩具が流布しているのではないだろうか。この事から、角度を変えてママゴト玩具を見れば新しいタイプのママゴトを提案できるのではないだろうかと考えた。以上の理由から、ママゴト玩具を別の角度から捉え直し、新しいタイプのママゴトを提案・制作する。



New エキ空間
多くの人が毎日利用する駅。それは生活に欠かせない鉄道の施設として存在している。そんな駅がここ数年、交通の役割だけでなく、商業施設としての役割を拡大し、さらに生活の一部としても必要とされる新しい空間を提供している。それがエキナカと言われる商空間である。それは従来の駅の作りを一変し、『駅の中にショッピングセンターがある』のか『ショッピングセンターの中に駅がある』のか分からなくなるような風景である。そこで、首都圏を中心としたエキナカの取材を通し電車を乗り降りするだけではない、利用者の視点に合った駅作りという新たな駅の顔を探る。そこにはどんな仕掛けが潜んでいるのだろうか。


平田久ゼミ(人間・動物学研究室)


人間の暮らしを作る形 / その背景を作る事例の整理
当初、アニミズムや村々の祭りが人々の暮らしにどう関わってきたのか、との関心からそれらの事跡を調べる事から実習を始めた。これは、各国の歴史や暮らしについて種々の知見を得ると同時に、改めて人間の暮らしや営みが形から成り立っていることに気付かされた。「形」の内容は様々だ。家屋や洋服、料理といった手で触れることができる物体としての形から、食事の時には箸を使うといったそれ自体は触ることができない行動の様式もひとつの形である。形は日常のすみずみにあるのではと思う。今回の発表では、まず「人間の暮らしを作る形にはどんな広がりがあるか」にたどり着くに至るまでの経緯を報告する。


「種子はどう人に役立ってきたか」を発見するまで
本来ならば胚を発芽させ、次の世代を担う新しい植物体を作らなければならない種子たちが、様々に名前や形を変えて私たちの身の回りに存在しています。人から有効な利用方法を見出だされた植物は、強いものだけが生き残るという自然界から抜け出すことができました。中でも人による種子の利用は、種子と人類双方のその後に大きな影響を与えました。種子は人にとっての大切な栄養源や薬、嗜好、装飾品や財産、象徴等になることで、人の欲望をかき立て人に優しさを思い起こさせるという今までとは違った生き方を見つけたのです。人との関わりに注目できるようになるまでにどんな視点から種子を見てきたのかを話します


根岸由紀子ゼミ(栄養科学研究所)


のんだくれ。 / 九州から生まれた酒
九州のお酒といえば、焼酎。焼酎といえば、九州。私の実家は九州の大分県で、お酒が好きということもあり、九州の本格焼酎について調べることにしました。焼酎の原材料には、麦、米、芋、蕎麦が一般的ですが、九州の中でも地域によって作られている焼酎の種類は全然違います。そして九州にはもっとたくさんの種類があることはあまり知られていないのではないでしょうか。中には全国に一カ所でしか製造されていない種類の焼酎もあります。私も調べてみて初めて知るものがたくさんありました。今回は、九州にはどのような種類の焼酎が作られているのかを、本格焼酎の説明とともに紹介したいと思います。


梅酒の梅を再利用?!
皆さんの家庭では梅酒作りに使用した梅の実をどうしていますか?家で食べるという人がほとんどだと思いますが、結局食べきれずに捨ててしまったことってありませんか? 食べるときも、丸い実のまま食べることの方が多く、調理には使用しないのが一般的なようです。しかし私は、梅酒作りに使用した梅をただ捨ててしまうのではなく、日常の料理に加えてみたり、新しく料理を工夫し生み出したいと思い、梅酒作りに使用した梅の実を集め、実際に料理に加え、レシピを作成したので紹介します。また、梅酒を取り扱っている企業は梅酒作りに使用した梅をどうしているのかを取材し、一般家庭と比較してみました


コーヒーのススメ! / 手軽に楽しめる情報
手軽に楽しめる情報 コーヒーにあまり興味がなかった私が、何故実習のテーマにコーヒーを選んだのでしょうか。もちろん理由があります。カフェでのアルバイトを通して、何故たくさんの人がコーヒーを飲みに来るの?何がおいしいの?という疑問から徐々にコーヒーの魅力に引き込まれていったのです。私も最初はコーヒーを淹れるのは面倒くさい、どれも同じという考えがありました。しかし、調べていくうちにコーヒーにはたくさんの種類があり、しかも日本におけるコーヒーの歴史は古かった!など驚きと発見ばかりでした。今回は、多くの人にコーヒーのことを知ってもらい、まずは興味を持ってもらえたらと願います。


テンペ? / 大豆の発酵食品
みなさんご存知の納豆。でも、同じくらい栄養価に優れていて、強い香りや粘りもない大豆を使った発酵食品をご存知でしょうか。それは、インドネシアの伝統的無塩大豆発酵食品テンペです。テンペは、大豆をテンペ菌で発酵させたもので作りたては、白い菌糸で覆われています。料理も和食、洋食、中華、などに幅広く利用でき、冷凍庫で保存し必要な量を切り分けて使える利便性を備えています。しかし、日本ではまだそれほど馴染みがなく知れていないのが現状です。そこで、今回はテンペがどういうものなのか、日本でのその状況、栄養価、そして実際にテンペ作りをした時の様子などを紹介します。


天然酵母にこだわる訳 / 天然酵母ならではの美味しいパン作り
『天然酵母』という言葉を耳にすることは多々あると思います。けれど、そこまで普及していません。イーストで作るパンが一般的で、時間・手間・コストを考えてしまうと天然酵母は避けられてしまうのです。天然酵母パンならではの、個性豊かなパン作りに私も励んでいます。少しでも多くの方に関心を持っていただけるよう、努力しています。


水戸納豆 / その価値とは?
テレビ番組で「納豆ダイエット」が紹介され、その後テレビ局のやらせ問題が発覚、いろいろな意味で大きな社会問題となりました。しかし、この一件で納豆の知名度・注目度も上がったことから、その流れに乗っていいイメージを発信していくこともできるのです。納豆では「水戸納豆」が有名ですが、様々な地域の納豆メーカーがしのぎを削っているのも事実です。その中で生き残っていくには、いかに「納豆といえば水戸納豆」というイメージを確立し、更なるイメージアップをはかるかにかかっています。どのように「水戸納豆」ブランドの価値を高め、地域の発展に繋げることができるか考えてみます。


富士宮焼きそばの魅力 / 肉かす文化に触れる
みなさんが普段食べている焼きそばはどのようなものですか?私の中で、焼きそばといえば、富士宮焼きそば!私の地元、静岡県富士宮市の焼きそばです。ゴムのように硬い麺、具はキャベツと肉かす、ソースで味付けし、仕上げにいわしの削り粉をかけるものです。しかし、大学に入ってから、これが富士宮の名産物だと気づきました。この焼きそばが誕生した背景、他のものとの違いを調べました。調べていくと、肉かすを使うのも特徴だとわかりました。富士宮焼きそばを通して、富士宮の食文化の魅力を紹介します。


福島県の郷土料理「こづゆ」について
みなさん「こづゆ」って知っていますか?「こづゆ」は福島県の会津地方独特の郷土料理です。おもに、お正月や祝い事・お祭りなどハレの日には欠かせない料理のひとつで、山の幸であるわらびやたけのこ・海の幸である干し貝柱を主な材料にした栄養分も豊富な汁物です。私は、小さい頃からこのこづゆを食べていました。そこで、こづゆの歴史や作り方を調べ、多くの人にこづゆを知ってもらい、家庭でも手軽に作って、食べてもらえるように提案します。


パームフルーツオイル / 健康的な赤い油を食卓へ
赤い油の存在を知っていますか? パームフルーツオイルとは、油やしの果肉を原料とした100%天然の食用植物油です。赤い色はカロテンを豊富に含むため。他にも、抗酸化作用のあるビタミンEやコエンザイムQ10を含み、美肌作りにも効果があります。毎日普通に食事をとる中で、オイルは欠かせない食材です。料理に加えるだけで食欲をわかせる色と、栄養の両方が加わります。無味・無臭でクセがないので、どんな素材とも合い、調理法も問いません。スプーン1杯で1日に必要なカロテンやビタミンEが摂取できる、世界で唯一のレッドパームオイルを食卓に加えるために、特性を生かした料理をいくつか紹介します。


インドネシアの伝統調味料 / サンバルについて
サンバルは、インドネシアの伝統的な調味料です。サンバルを日本の人々に少しでも知ってもらうために、その作り方や種類を調べています。 サンバルは、唐辛子やにんにく、塩辛などをブレンドした「たれ」のようなもので、インドネシアの食事には無くてはならない存在です。材料も色々で、料理や食材など、用途別に様々に使い分けられ、また地方や家庭、店ごとに味も違います。私は是非ともサンバルを自分でも作りたいと思います。


高橋敦子ゼミ(調理学第一研究室)


チーズ料理とマッチングする酒類及び飲料について
若い女性にチーズの楽しさをアピールするために、チーズの種類や チーズ料理のおいしさと特にワインとのマッチングにより、チーズがわかると考え、20代の女性を対象に料理と飲料についてどんな組合わせがおいしいと思うか調査して、それらの結果を参考に私が提案するチーズ料理に合うワインを味わって料理の味とワインの味マッチングを提案したい。


シルバーエイジのテーブルコーディネート / うれしく、おいしく、和みのテーブルプラン
一人暮らしのお年寄りの方は家に籠もりがちで、外出しない、身体を動かさないなど食欲もわかず、欠食があったり、毎食同じ物を食べたりしていると思う。また外食、中食にしてもお店やメニューは若者向きになっている。このため、健康で頂く為の視覚に訴えるテーブルコーディネートで食事を楽しんで頂くことを目的とした。コンセプトとしては、毎回目的別にセッティングをする。その月の季節感や行事、旬のカラーなどをとりこむといったテーブルコーディネートを表現し、皆様の真意をあおぎたいと思います。松拍軒でサービスの仕方を学びながら、5月から実際に月2回程度でコーディネートを担当し、実施していく。


料理と食器の関係 / 色彩から見た傾向
普段作った料理を盛る際、盛り付けや食器選びにまで時間をかけることは少ないと思いますが実は人間が感じる“味”には視覚的な要素が大きな割合を占めます。“見た目”も味の一部なのです。そこで料理の美味しさは見た目でも大きく左右されることを知ってもらうため、私は今回料理の視覚的な要素に注目し、中でも料理を盛り付ける食器の“色”に焦点をあて、食器の色や質感の変化に伴い人が料理に対して感じる印象がどのように違ってくるかということを研究することにしました。色彩に関しての勉強をすることによってより深く料理と食器の色との関係を掘り下げていき、最終的には料理に合った食器の選び方を提唱することを目標としています。


旬の食材を食べよう!! / 苦手な食べ物を克服しよう!!
小学生を対象とした料理教室を実施している。10月から3月までは、先輩のテーマを引き継いで行った。4月からは「旬の食材を食べよう・嫌いな食べ物を克服しよう」というテーマで、子どもたちを40名迎えて始めている。旬の食材や嫌いな食べ物には野菜に限らず、魚介類や豆製品なども含め、アンケートをもとに、幅広く食材を取り入れ、最終的には食材への苦手意識を除き、1つでも苦手な食べ物をなくし、家庭で食べる食材の幅を広げたいと考えている。また、料理教室を通じて料理創りの楽しさや食材の大切さ、さらに、調理技術や友人ととる食事の楽しさ、雰囲気など、食事をする環境の重要性も伝えたいと考えている。


野菜パンで食育 / 子どもと野菜が仲良くなるきっかけ作り
今、子どもの食生活の乱れが問題となっています。なかでも野菜の好き嫌いが多く見られ、そのことが野菜不足の原因や、偏食にも繋がっています。そこで、嫌いな野菜に興味を持ち食べてもらうきっかけ作りをしたいと考え、パンが好きな私は、その手段として「パン」を媒体にすることにしました。文献調査や子ども達へのアンケート調査をもとに、試作、検討を繰り返した、色鮮やかな栄養たっぷりの野菜パンを何種類か提案します。最終的には子ども料理教室でこの野菜パンを教材として使用し、実際に子ども達に制作してもらうという食育の実践を行い、手作りのおいしさや作る楽しさなども伝えたいと思います。


中高年男性の料理教室 / 運動習慣
私達は日常の食事から見直してもらいたいので、改善していく“きっかけ”作りを目指しています。そして、受講者一人一人の技術向上も目的としています。旬の食材を使った料理を提案し四季を感じてもらい、その食材の栄養素などの知識も指導していきます。また、“食”の他に健康のために大事な“運動”に関しての知識や簡単に実践できる運動も紹介しています。豊島区えくぼの会の方が受講者です。実習では、初めにリーフレットを配布し、それを見ながら料理や旬の食材の栄養素などの説明を行い、細かい指導は実習しながら私達と共に行っていきます。今後、運動を加えた食生活の効果を検討していきます。


ブライダルテーブルコーディネート / 心温まる一生に一度のパーティープラン
「ホテル宴会スタッフ」というアルバイト経験から結構披露宴の会場、テーブルセッティングに興味を持った。毎回行われる結婚披露宴にはお客様の希望により異なる。お客様の好みにより会場の彩りが異なり、派手なクロスや布ナプキン、キャンドル・卓花をセットするときもあれば、シックに紺のクロスで会場がおちついた雰囲気に見まわれるときもある。「一生に一度の結婚披露宴で、満足できる披露宴会場とはどのようなものなのか。」これを心にいつも置いて、新郎新婦やそのお客様に満足していただけるような計画性のある会場作り・テーブルセッティングがどうあるべきかの提案をしていきます。


高城孝助ゼミ(フードマーケティング研究室)


チョコレートのマーケティング / チョコレートの新たな形
「チョコレート」それは、人々に好まれているお菓子である。現在のチョコレート市場は種類が豊富すぎて、消費は横ばいである。が、決して市場自体が縮小しているわけではない。それは、市場構造の変化によるものである。現在の日本のチョコレートは「子供のお菓子」から「大人のお菓子」へ変化している。大人向けのチョコレート市場は「本物志向」と「健康志向」の傾向が見られる。そこで、この観点からチョコレートをカテゴリー別に分析、女子栄養大の学生にアンケート調査をして、どんなものが好まれているか動向を知ったうえで新たな商品開発を立案する。また、機能の観点からも好まれている理由を探る。


缶コーヒーのマーケティング / 女性に好まれる缶コーヒーを目指して
皆さん、缶コーヒーは好きですか?家で淹れたてのものや街のカフェでコーヒーを飲む人は多いと思いますが、缶コーヒーを飲む女性の方はそう多くはないかもしれません。そこで、私はあえて女性に好まれる缶コーヒーの企画・開発にチャレンジします。コーヒーを飲む理由は?どこで飲む?女性が缶コーヒーをあまり飲まないのはなぜ?これらの理由を明確にし、新商品の開発に役立てていきます。女子栄養大学の皆さんに協力してもらったアンケート調査の結果を分析し、そこから得られた声もとに商品化していきます。女性の皆さんが思わず手に取りたくなるような商品の開発を目指します。


島崎とみ子ゼミ(調理文化研究室)


魅惑のお菓子「落雁」 / 和菓子から感じられる日本の美しさと四季
和菓子は味の美を求める人の絶え間ない工夫の末、生み出される小さな芸術なのである。そして美しい和菓子を供したいという職人の心があいまって、美しい和菓子が作られていく。私はそんな和菓子の中でも、比較的顕著に季節感を表すことが出来る「落雁」に魅力を感じた。最近、落雁が敬遠されがちになってきている。日常生活ではあまりお目にかかることがないため、若者などから「落雁」という名前が忘れられているのも現状である。これからはもっと身近なお菓子として落雁が認識してもらえるようになってもらいたいと思う。そんな魅力ある「落雁」について調べてきたことを、皆さんに伝えていきたいと思います。


クリスマス行事から見る食の変遷 / 栄養と料理から
日本におけるクリスマス献立全体を通してどのように受け止められ、扱われていったのか。またどのように変容していったかを知る。【方法】1.『栄養と料理』をもとに創刊された昭和10年から現代にいたるまでのクリスマスを祝う食事献立例を文献調査する。⇒各々の年代の献立、献立に使用されている材料、品数の変化etc  2.『昭和家庭年史表』『生活年史表』『国民栄養調査表』などから社会変化と献立の関わりを読み取る。【経過と今後の展開】食生活における6つの時代区分に分け、記事タイトル、対象グループ、献立、メイン料理の特徴をまとめた。今後の展開としては、時代を通して変化した要因にはどんなことが考えられるかを関連資料を用いて調べる。


汁かけ飯
日本人の食事には欠かせないご飯。そのご飯を使ったご飯料理の中でも手軽に作れる汁かけ飯について調べたいと思った。その汁かけ飯の中でも現代人に馴染み深いお茶漬けについて、まず調べた。お茶漬けの歴史は、平安時代まで遡り、現代のようなスタイルが確立したのは江戸時代からだということが文献調査によってわかった。江戸時代はお茶漬けの具など質素なものかと思っていたが、とても豪華なものも多かった。また、文献を基に実際に江戸時代のお茶漬けの料理試作を行った。今後は、お茶漬けだけではなく汁かけ飯全体についてもっと詳しく調べていきたいと思う。


ダイエット法の変遷ー『栄養と料理』から / 時代ごとの変化をみていく
【目的】昭和10年から5年ごとに『栄養と料理』で掲載されているダイエット記事をピックアップし、時代と食生活の変化から、ダイエット法の変化をみる。【方法】・文献調査『栄養と料理』『昭和・平成家庭史年表』『近代子ども史年表』【今までの経過】昭和10年の創刊号から『栄養と料理』で掲載されているダイエット記事を集め、その時代では何あったのかを時代年表から比較。【考察】戦前、戦後すぐは食糧難であり、栄養失調で倒れる人が多かったが現在では、食糧が豊か過ぎる時代となり、ダイエットに励む人々が年々増加していく様子がわかる。【今後の予定】それぞれの時代の集めた記事をまとめる。



五明紀春ゼミ(食機能学研究室)


アルコールの機能性
お酒の発祥の地がどこなのか、いつ・どのような形で飲まれていたかを図書やネットで調べています。(歴史) 現在、種類(ジンやウォッカetc)によって発祥の地が異なる事は分かっています。例:ジン…1660年オランダ、ウォッカ…12世紀頃ロシア 今後、飲まれていた背景や人についての文献があれば良いと思い、また、現在に結びつくルートを調べていけたらと思います。


デザートになるお酒 / お酒のデコレーションを考える
今日、お酒はどのように飲まれているのでしょうか?私は、お酒をゆっくと飲むというよりも、価格の低いものや、そっけなく飾り気のないものや、質よりも量の多いものが好まれているように感じました。それではお酒を飲んでいるというだけで、お酒自体を楽しんでいるとは言いにくいと思いました。そこで私は、新しいお酒の楽しみ方のひとつとして、デザートにもなるお酒を提案します。ただの飲み物としてだけのお酒ではなく、ひとつのデザートとして成り立つようなお酒の楽しみ方を提供したいです。なので、デコレーションにもスポットを当て、かわいいと思われるようなお酒を創りたいと思っています。


女性が1人で気軽に入れる酒処を作るには
「1人で気軽に」入れて、しかも「女性が気を使わず楽しくお酒を飲める」という、お店を探して食べに行き、それから良かったお店をピックアップして、詳しく調べ、まとめています。そこで特に気になったお店に1人で再度行き、女性1人でお酒が飲めるお店に入ると、どのようなサービスになるのか実体験してみたいです。また、周りにいるお客さんや店員さんが、どのように思うかなども聞き、女性が1人で飲むということはどのように感じられるのか、周りの目、反応をレポートしたいと思います。それをふまえて、仮想で立地・内装・メニュープランニング・料理の価格設定・サービスなど総合プロデュースし、1つお店を作りたいと思っています。


海外の日本食ブームを追う
今海外で日本食がとても注目されている。その実態調査と、日本食だけではなくて、日本の文化を伝えるためにどんなコラボレーションができるのか考える。 海外と日本の食の繋がりについて調べ、これからどんな日本食店が求められているのかを調査し、新しい店展開も考えたい。 五月にアメリカのNYの日本食街を訪れ、現地調査を行ったところ客層としては現地に住む日本人がよく目に付いた。フランスで入ったラーメン屋は営業者が中国人だったが、アメリカで入ったお店は日本人だった。 今後は現地の人の意見を聞いてみる。これからどんな日本食店が求められているのかを明確にし、新しい店展開も考えたい。


群馬県の魅力発掘!
群馬県というと何を思い浮かべますか?私は大学に来てから群馬県は関東にあるにも関わらず、意外とどんな県なのかあまり知られていないと思いました。温泉以外にもたくさんいい所があるのに魅力を伝えきれていないため地味な存在のままです。私は、地元で作られている野菜を使って群馬県のアピールしたいと思い、県内で作られているたくさんの野菜の中からゴーヤに注目し、地元の郷土料理に取り入れるなどして食の面から群馬県の魅力を伝えることに挑戦した。


菌食きのこ
きのこは植物でしょうか?それとも動物?実は、どちらでもない「菌類」なのです。昔からきのこは不老長寿の食べ物として珍重され、親しまれてきました。そのきのこを使った料理、食事、菌類を取り入れた食生活を『菌食』といいます。菌食は、きのこのほかに納豆、味噌、乳酸菌飲料などを取り入れた食生活も含まれますが、今回、きのこに注目しました。わが国で食用とされているきのこは100種類をこえていますが、日常わたしたちがスーパーマーケット等で見かけるきのこは10数種類でしょう。その中から、栽培きのこの紹介と種類別の選び方、おいしく味わうための方法を交えて調べてみました。


ゴミを食べる?! / 日本の食料自給率を考える
日本から食べ物がなくなってしまったらどうなるでしょう?世界の食料需給が中長期的にはひっ迫する可能性もあると見込まれる中で、日本の食料自給率は低下し、現在、日本の食料の約6割を海外に依存している状況なのです。海外からの食料輸入がストップしてしまったら日本の食生活はどうなってしまうでしょう?だからその食料捨てるのちょっとまって!ゴミと思っているものもまだ食べる事が出来るのです。この研究では今まで無駄に捨てているもの調理法などを研究しています。これから具体的な調理法のブログ配信を予定しています。また発表会当日は普段捨てている食材をつかった料理の試食も行う予定です。


アイガモと私 / おいしいお米の作り方
私は小さい頃から農業に触れてきました。中でも、アイガモ農法は特殊な経験だと思い、研究テーマに選びました。アイガモ農法は環境や人の健康にいたわりを持った農法であるというだけではなく、訪れた人々をやさしい気持ちにさせる癒しの効果もあると考えています。近年は健康ブームを始めとし、食に対する安心・安全に関心が集められており、農薬を使わないアイガモ農法にスポットが当てられています。しかし、名前だけが一人歩きしその実態についてはあまり知られていないのではないでしょうか。そこで、アイガモ農法の「なぜ?なに?」を、農家での実際の体験を通し消費者に伝えていきたいと考えています。


はちみつ探求 / ミツバチからのピュアな贈り物
はちみつは、私たち日本人にとても身近なものです。深く調べてみると色々な発見があり面白いのではないかと思い、テーマに取り上げました。活動としては、はちみつについての知識を文献などで調べ、さらに実際に養蜂場を訪問させていただき、自ら作られる過程を体感すること。それから栄養成分や効能、はちみつの良さが生かされる調理法など、良い利用法を知ることなどを行います。以上のことから、はちみつの良さについて見直し、はちみつについての知識を周囲の人に広め、興味を持ってもらうことを目的としています。今回は、私が今まで調べてきたはちみつのついての知識を中心に発表していきたいと思います。


磯田厚子ゼミ(国際協力学研究室)


フレーバーコーヒーから見るコーヒーの魅力
フレーバーコーヒーは、コーヒー豆の焙煎の際に香り付けをしたものです。バニラやキャラメルの香りだけでなく、ナッツやフルーツなど多彩な香りを楽しむことができます。ヨーロッパでは古くから、コーヒーにリキュールや香辛料を加えてその香りを楽しんできました。フレーバーコーヒーはこのような飲み方を元にできたと言われています。コーヒーの抽出液にシロップなどを加えたものとは違うので、コーヒーの味を変えることもありません。また、カロリーもないのです。コーヒーは日頃のおしゃべりのお供だけでなく、仕事に勉強に心強い味方です。私はフレーバーコーヒーが、私たちのコーヒーの楽しみをより豊かにしてくれると思い、実習を始めました。


食の方言 / 津々浦々の個性
言葉の方言は、他所の人と会話をしてみて初めて聴き慣れた言葉との違いに気付かされ、ハッとする……食も、全く同じです。日本という1つの国の中で、納豆、肉、調味料など好みが各地域で分かれていたり、各地で個性的な食文化を繰り広げています。自分の住んでいる所とは違う!という感動を共に味わって下さい。今まで色々な食材で、東西の違いなどを全体的に広く見てきたので、今後は更に食材(あるいは料理)を絞り込んで調べていきます


What is Japanese Food for Foregin Tourists? / 訪日観光外国人の滞在中の食を知る
現在、欧米では日本ブームです。海外からの旅行者は年々増加し、昨年は過去最高の673万人となり、うち473万人は観光目的です。そのうち7割はアジア人であり、また、観光の目的の2位に日本食を食べることだと知っていますか?来日後、日本食の美味しいというイメージは全体では上がっていますが、一部下がっている国もあります。どこでしょうか?また、海外で出版された日本食のレシピには、忠実に日本料理を紹介するのでなく、出版された国ならではの食材や盛り付け工夫があり、より彼らにとって身近な日本料理を提案しています。海外からの観光客に、日本料理のどんな情報を提供したら良いかを考えます。


食べ物からみえる香港 / 中国と英国のはざま
1997年7月1日。香港はイギリスから中国へと返還された。あれから10年が経つ。―『食の都、香港』と呼ばれるほど世界中の食べ物が味わえる場所。その香港の料理のベースには中華はもちろん実はインド料理、アメリカ、フレンチなども関わっていることを知っていますか?その理由は香港の歴史にあります。多くの人種、文化が集まり上手く融合させ独自の文化を作り上げてきた香港の魅力を食べ物から探っていきます。自分が住んでいた経験も含めて、香港人々のユニークさ、食べ物などを紹介したいと思います!香港に行ったことがある人も、これから行きたいと思っている人も新たな魅力をみつけられるはずです!


フェアトレードの魅力 / たくさん学んでうまく国際協力を
「フェアートレード」って知っていますか?世界で起きている貧困や公正に行われていない貿易という現状を少しでも減らすために50年ほど前からイギリスで始まった新しい貿易です。私は授業でこのことを知りました。最初は“買うだけで国際協力ができるってすごい!”と思いましたが、調べていくうちに、認証制度に関して問題があること、本当に生産者を支えているのかどうかを疑問に思う声など、気になる点がいくつか出てきました。これらの問題点と共に、生産者と消費者の双方が満たされるにはどうしたらよいか、これからフェアトレードをどのように利用していけばいいかを考えていきたいと思います。


協同体ルネッサンス / デンマークに学ぶ、豊かさを紡ぐ文化の再生
「子供は神様からの贈り物、お年寄りは芸術の賜物」世界で最も幸せな国に輝いた、デンマークに伝えられる言葉です。あまり馴染みのない方も、童話作家のアンデルセンや、美しい食器のロイヤルコペンハーゲンで有名な国といえばご存知なのではないでしょうか。日本の遥か北西に位置する本当に小さな国ですが、実は農業や福祉、エコロジーの先進国として注目を集めている国でもあります。今でこそ理想的な社会に見えますが、過去には苦難の時期を迎えたこともありました。それを乗り越える原動力となったのが、この国の伝統ともいえる”協同”の精神でした。豊かさの本質を求めて、デンマークの社会を探ります。


石井和ゼミ(栄養情報科学研究室)


甘いものと付き合う方法 / 心豊かに健康に
心豊かに健康に ある人が本の中で「人が甘いものを好むのは、生まれ持ったものだ…。」と言った。確かに、身体的、精神的に疲れているときに食べたくなったり、仕事や勉強のお供にと、またコンビニに行くとついつい買ってしまうものである。甘いものを食べるのを我慢するとストレスが溜まり、逆に過食してしまう場合がある。それならばどのようにすれば心が豊かに健康でいられるのだろうか?単純に好きなものを好きなだけ食べるのではなく、エネルギーなどを考えて選び、習慣づけることが必要なのではないのだろうか。


食inマタニティライフ / 妊娠生活のポイントを知り、10ヶ月間を安心して上手に過ごそう
妊娠は多くの女性が経験する大仕事で、これから私達も経験することになります。そのために事前に知識を得ておくことが大切だと考え、このテーマを選びました。10ヶ月間に及ぶ長い妊娠生活は過ごし方によって赤ちゃんに与える影響が大きく変わってしまいます。そのため食事だけでなく生活全般について調べました。中でも多くの妊婦が大変だと感じている体重管理は、きちんとした食事管理と適度な運動が必要です。新しい生命を10ヶ月間でひとりの人間に育てるために、お腹の中の赤ちゃんに栄養を与えてあげられるのはママだけです。今後は妊娠生活で気になったことについてさらに調べたいと思います。


コーディネーショントレーニング
あなたはでんぐり返しができますか? あなたは小さい頃、でんぐり返しや相手に向かってボールを投げたりすることができましたか?現代社会で今、PCやTVゲームなどの普及によってそれらの行動ができない子供たちがいると注目されています。コーディネーション能力とは、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力をいい、これは子供だけでなくプロスポーツ選手やお年寄りまで幅広くできるスポーツです。今回はそのさまざまなトレーニングの種類と必要性について紹介します。


デパ地下グルメ / デパ地下の魅力
デパートにはたくさんのお惣菜などの専門店が集積しているフロア『デパ地下』。夕方になるとどこから現れたのだろうか?と思う人混み…デパ地下に一体どんな魅力があるのか?アルバイト経験から得たことは、平日は、お昼はお弁当を購入する方が目立ち、16時頃から奥様方で賑わう。夜になると社会人も増える。土日は、お弁当を買い込む人、惣菜を買い込む人、たくさん商品を購入する人で一日中混む。購入者の声を聞いてみると、「今夜のおかず」、「明日のお弁当のおかず」「酒のつまみ」「病院に持っていく」「おみやげ」と様々である。今はデパ地下受難の時代で、業界統合や再編へと動いているのをご存知ですか?


リラクゼーションショップのお茶
最近、エステやマッサージなどのリラクゼーションショップや美容室に行くとお茶が出され「どのお茶になさいますか?」と言われ、戸惑ってしまうことがありませんか?私は美容などの効果があるのなら、自分で選べるようになって家でも気軽に飲みたいと思います。実際にお茶の専門店に行き、聞いてみると甘い香り でピンクっぽい色のハーブティーや紅茶ベースのものが多く使われています。またフルーツやキャラメル、チョコレートの香りをつけたお茶もあり、透明なポットやカップに入れたときの葉の色合いや香りも重要です。自宅でもリラクゼーション気分が味わえるティータイムを提案していきたいと思います。


懐石料理と日常 / 文化に触れてみよう!
私は茶道部にいて、懐石料理はどのようなものだろうと興味を持ちました。懐石料理とは、茶席を場として抹茶をおいしく飲んで頂くために用意される料理です。量は八分目で、料理自体は目立たないものですが、品格が保たれた料理です。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく出されるなど、その優しい心づかいにはとても惹かれるものがあります。もとは一時をしのぐ簡素な料理でしたが、今では高級料理で知られています。そのため、格式が高く、高価なイメージなので身近に感じられていません。私は、この素晴らしい懐石料理の考え方を日常食に取り入れた、ヘルシーで豊かな食卓を考えたいと思っています。


私はいつも楽しみだった・・・給食は食育だった!
「授業が終わった!給食の時間だ!!今日の献立何かな?♪♪」私は授業が終わった後の給食は楽しみでした。戦後、食糧事情の悪い時学校給食の果たした役割は大きく、戦後の学校給食を食べた子達は、私たちよりももっと学校給食が楽しみだったのではないでしょうか?そして、その頃から学校給食を通して、ただ食べるだけでなく、食の基本を学び、食べ方や食べ物を大切にするなどを学んでいます。しかし、複雑な現代社会においては家庭だけでは子どもたちの健康は守れなくなりつつあります。食育基本法が出来た今・・・。地域産物の利用、郷土食を取り入れる等、食文化を伝えることも教育の一環になっています。


美しく生きるために / ライフスタイルの提案
美しいってなんだと思いますか?私は心にゆとりがある人ほど美しいのではと考えました。生活の中でゆとりを持つということは、すなわち自分なりのライフスタイルがあるという事です。そこで私は近年流行の「ロハス」に注目してみました。ロハスを知っていますか?言葉は聞いたことあるという人は多いと思います。でもはっきりとは分からない人多いのではないでしょうか?知られている様で知られていないロハスですが日本にも浸透してきているんですよ。ロハスは健康と地球環境を考えたライフスタイルです。こんなロハススタイルで使い捨て文化をやめ、将来を見据えた暮らし方の提案ができたらと思います。


秋野晃司ゼミ(文化人類学研究室)


アイスクリーム文化研究
私はアイスクリームが大好きでよく購入している。アイスクリームが日本で食されるようになった歴史は、明治2年、町田房蔵が横浜馬車道で「あいすくりん」を製造したことに始まる。当時のアイスクリームは、金2分(50銭)であった。これは女工の月給の半分にあたり大変高価で、上流階層の人々しか食することができなかった。しかし、現代ではアイスクリームはスーパーやコンビニエンスストアなどで、手ごろな値段で購入でき、老若男女関係なく食されている。このようにアイスクリームが私達の生活に浸透してきた経緯や、現代におけるアイスクリームの受容をフィールドワークを通しながら探究したい。


駄菓子の変容
ここ数年、昭和レトロブームが起きています。昭和30年代をテーマにした映画が公開されて話題をよび、レトロ居酒屋やテーマパーク、復刻版の食べ物や飲み物などが増え、それらを懐かしむ人たちがいます。ところで昭和30年代、あなたは何をしていましたか?私はその時まだ生まれていませんが、経験したこともないその時代になぜか「懐かしさ」を感じてしまいます。そして、懐かしさを感じるもののひとつに「駄菓子」があります。駄菓子には、子どもの頃の記憶を鮮明に思い出させる、独特の雰囲気とパワーがあるように思います。駄菓子の存在が果たしている役割を、さまざまな視点から探究していきます。


進化する給食社会
‘給食’はただ学校で済ませる食事という訳ではない。給食といっても誕生初期と現代とでは大きく役割というものが変わってきているため、世代間で印象は全く違い、一概に一言では括れないと考えている。時代の変化と共に給食についての課題が増えていく現状問題を身近なところから取り上げていきたい。私は給食の存在価値や時代背景を比較していく中で、今後の給食のあるべき姿を見出していきたいたい思っている。その中で今回は主に現代の給食に焦点を当て、ビジネス(経済面)という立場から現在世間が抱えている給食諸問題や文化の現状を紹介し、それに対しての改善策や打開策を独自に考え発表していきたいと思う。


フランスのブルターニュ地方の食文化 / ガレット・クレープ
私はフランスに短期留学した経験から、もっとフランスを身近に感じ、触れたいという思いがあった。フランス文化の中でも特に食文化に興味を持った。今回は、北西部に位置するブルターニュ地方のガレットとクレープを見ていくことにする。この地域では昔からそば粉が多く栽培されている。そのそば粉で作る塩味のクレープをガレット、日本でもおなじみの小麦粉で作る甘味をクレープという。ブルターニュ地方では、カフェの数よりもクレープリー(クレープ専門店)が多い。近年、日本にもブルターニュ地方のクレープリーが進出し人気を集めている。このガレットやクレープが流行している背景や魅力について探究する。


フランスの食育
日本で食育という言葉を聞くようになってから、その言葉はあっという間に、世間に広まった。なぜ、日本に食育が必要なのか。日本の食育はどこに向かおうとしているのか。私はとても疑問に思った。 そこで、食育の盛んなフランスでは、食育がどのように実施されているのかについて調べることにした。フランスでは20年以上前から食育を実践し、その当時の子ども達が今30代になっている。食育の第一世代は、今どうしているのだろうか?現在、食育の大きなイベントになっている『味覚週間』を中心に、フランスの食育への取り組みについて探究する。


落花生ストーリー / 発見、驚きそして不思議
千葉県といえば落花生。このようなイメージを持っている人は多いと思います。 普段私たちは何気なく食べていますが、では一体落花生って何なんだろう。 「名前の由来は?」「落花生とピーナッツの違いは?」「どのように栽培されているの?」など、意外と知っている様で知らないことが多く、実はとても奥が深い食品です。 落花生はどの様に日本に伝わり、千葉県で栽培され始めたのかといった歴史を中心に、いつから落花生という名が全国に広がり食べられるようになったのか、また他県で栽培されているものや、中国産との比較、食べる事以外に使われている落花生の活用方法などについて探ります。


酢の食文化
世界最古の調味料は「酢」。健康ブームによって、店頭に様々な種類の酢が並ぶようになってきました。酢は果実や穀物を原料としてつくられています。地元で生産された材料と、その土地の気候風土を利用してつくられているものが多いのです。そしてその酢は郷土料理と共に食されます。例えば、イギリスでつくられるモルトビネガーは、フィッシュアンドチップスと一緒に食されます。そこで地産地消を代表する調味料は「酢」ではないかと考えました。日本食にも酢が使われているように、世界でも様々な酢があり、さまざまな料理に使用されています。酢の世界の比較を通して、世界の食文化を研究しています。