事務局
女子栄養大学短期大学部
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松田早苗

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第6回日本食育学会学術大会開催にあたり

平成30年5月12・13日(土・日)に、女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部(東京都豊島区)にて「第6回日本食育学会学術大会」を開催させていただくことになりました。

日本での食育は、明治時代に軍医石塚左玄に端を発するといわれています。その著書「食物養生法」に「知育徳育体育の土台となるのは食育」と記されているからです。文明社会において、食を取り巻く環境は大きく変化しました。そしていま求められている食育は広く人々が生きるうえでの基本という表現となっています。生きるうえでの基本ということは元を辿れば食育の起源は文化文明社会を築く前、いわゆる原始時代、衣食住が自然に委ねられているときからスタートしているとも考えられます。私たちの祖先は何かしらの「食育」を受け継ぎ、食べてはいけないものを避け、食べなければならないものを食べ、命をつなげました。

そこで今、食育に求められることはこの原始時代から続く大きな基本的食育をフューチャーして「夢ある食育をめざして~楽しい食育・元気な食育~」をテーマに掲げることとしました。

正しく何をどれだけどのように食べればよいかを学び、行動することによって元気に活動することが私たちのQOLを高めることにつながります。食育の歴史は生物の歴史であるとともに、現代ではエビデンスに基づいた食育が求められています。学術大会を通じて、新しい知見に出会い、出席される皆さんや関係の方々と出会い、多面的多角的つながりができることを楽しみにしています。

皆様がお越しくださることを心よりお待ちしております。

第6回日本食育学会学術大会 会頭 香川 明夫