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平成27年度 第2回 食文化栄養学実習発表会報告

2015.12.16 活動紹介
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 12/5(土)に今年度2回目の食文化栄養学実習発表会を行い、4年生109名が発表し、1~3年生は視聴学習をしました。 この実習発表会は他学科の卒業研究にあたるもので、学科での学びの集大成でもあります。 3年生の後半から1年以上の時間をかけ、指導教員のもとで各自の研究や実習を行った内容を、自分らしくまとめて披露する場です。

 どのようなことに取り組むのかといえば、国内外の食文化、宗教と食などの国際理解、地場産業としての食商業、 飾り切りや調理科学などの調理技術、食材に焦点をあてたメニュー提案、人と食をテーマにした映像や写真、海外の食文化などの市場調査、 企業向け外食企業や中食の商品開発事例、といった多岐にわたる切り口の発表テーマがあります。 これらについて、複数の手法を用いたプレゼンテーションとしての発表を行います。 今回発表した4年生のテーマカテゴリー上位にあったのは次のようなものです。

 【実習テーマのカテゴリー例】
・メニュー提案に関するもの……33名(特定の食材、特定の調理法など)
・食材の可能性に関するもの……23名(地域の食や生産者を活性化するなど
・日本の食に関するもの……22名(和菓子や日本酒、郷土料理など)
・食と空間・食シーンに関するもの……16名(色彩、飲食店空間、ウエディングなど)
・食の情報発信と表現に関するもの……14名(外国の食や食コミュニケーションなど)
・生産者と消費者をつなぐもの……10名
※注:109名の学生各自が23カテゴリから3つまでを選択しています。

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 多岐にわたる切り口の発表テーマがあります

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 開発した商品を展示しました

 当日発表会に参加した下級生や、ゲストとしてご覧になった方々から、様々な感想が寄せられました。

●全員よく調べていて、聞いていて飽きる事がなかった(1年生)。
●各学生さんの発表や展示、どれも興味深いものでした(保護者)。
●指名されて感想や質問をなさる学生さんも答える方もしっかりされていて堂々としていました。先輩から学ぶ姿勢や立派な伝統を感じました(保護者)
●誰かのためにこういうものを提案したい等、思いが伝わってくるものが多く、幸せな気持ちになりました。また来年も来たいです(卒業生)。
●来春からここに通うことになったものです。たくさんのテーマがあって楽しかったです(高校生)。
※一部中略

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 学生実行委員会が主体になって運営しています

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 タイムスケジュールや看板も実行委員会が作成しています

 食文化栄養学実習では通常の授業とは違う角度で、自分自身が主体となってテーマや方法、 表現の工夫をこらして創り上げるというところが魅力です。 関係する専門家などとコミュニケーションをとり、多くの時間を費やし、難易度の高いことに挑戦する学生も多くいます。 修学上も基礎的な授業の上に集大成として実習が位置づけられているので、 どの発表もそれぞれに独創性があり、見ごたえがあるという感想を私自身も持ちました。
 またこの実習と発表会は、学生自身が執り行うことになっています。今回の発表会も4年生5名、 3年生7名の実習実行委員がボランティアで運営したもので、これも食文化栄養学科ならではの演出です。

 保護者や卒業生、高校生などの学外からのゲスト数も年々増加し、今回は163名が来校しました。 来年6月11日(土)には次学年の発表会があります。皆さまのご来場を学科メンバー一同でお待ちしております。

(2015年度 食文化栄養学実習 運営委員長 ・ 浅尾 貴子/2015.12.16)

参考ウェブサイト
平成27年度 第2回食文化栄養学実習発表会→: 平成27年度 第2回食文化栄養学実習発表会