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現地情報ルポ No.5

ようこそ!富士宮市へ!

2015.10.21 連載コラム 学生取材記事 平口ゼミ
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 夏休みも終わり、後期がスタートしました。皆さんは夏休みをどのように過ごされましたか? 私は、実家のある静岡県富士宮市に帰省し、久々にのんびりと過ごしていました。
 富士宮といえば、「富士宮やきそば」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? ご当地グルメの火付け役となった富士宮やきそばの起源は昭和30年頃で、駄菓子屋さんのメニューの一つでした。 当時の子供たちはおやつとしてやきそばを日常的に食べており、その味は現在に至っても愛され続けています。
 今回は富士宮やきそば以外の富士宮市の魅力をお伝えしたいと思います。 やきそばについては、12月の食文化栄養学実習発表会にて詳しくお話しますので、よろしければ聞きに来てください。

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ご当地グルメの火付け役「富士宮やきそば」

 富士宮市では、毎年、「宮おどり」という市全体が盛り上がるお祭りがあります。 富士宮駅からほど近い商店街を「宮おどり」「新富士宮音頭」「芝川おどり」の3種類を踊りながらぐるぐると練り歩きます。 宮おどりは平成4年に富士宮市制施行50周年記念事業として創作された踊りで、毎年、約6,000人が参加するとても盛大なイベントです。

 地元の小学校に通っている児童たちは、必ず夏休みに体育館で宮おどりの特訓をします。 各小学校、団体ごとに振り付けもアレンジしており、個性があります。見ているだけでも楽しいですが、ついつい自分も踊りたくなってしまいます。 小中学生の部と一般の部があり、小中学生が、夏休みの毎日の特訓の成果を披露すべく、元気いっぱいに声を出し飛び跳ねている姿は元気をもらえます。 また、一般の部は、会社で参加している団体、宮おどりが好きで参加している団体もあります。 大人子供関係なく、一つ一つの動作が全員ぴたりと一致する踊りには圧倒されます。 宮おどりの日は昼から夜にかけて商店街には音楽と踊りが溢れています。 踊りには、急遽飛び入りで参加できるエリアも組み込まれており、楽しくなって途中から参加する方もたくさんいらっしゃいました。 踊りを見ているだけでも飛び入り参加しても、富士宮市民の元気さ、明るさに触れることができます。 是非、皆さんも一度富士宮市に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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「宮おどり」

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市内の目抜き通りは昼から夜にかけて踊り一色になります

 富士宮市に行ってみたいと思われた方のために、地元民だからこそ知っている富士宮市の魅力も少しだけお伝えしたいと思います。 富士宮市は、宮おどりだけでなく、お祭りがたくさんあります。代表的なものとして5月に行われる「流鏑馬祭り」があります。 流鏑馬(やぶさめ)とは、走る馬上から騎士が弓で的を射る武芸の一つです。 かつて源頼朝が富士山本宮浅間大社に流鏑馬を奉納したことが始まりとされています。 浅間大社では間近で流鏑馬を鑑賞することができ、こちらが風を感じるほどかなりのスピードで走り抜ける馬上から弓を放つ姿は思わず息を飲むほどです。

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富士山本宮浅間大社

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流鏑馬祭り

 宮おどりも流鏑馬祭りも地元の人と交流できるおすすめのイベントです。 昼間はお祭りを楽しんだら、是非、夜は富士宮やきそばを食べながら一杯やっていただきたいです。

 ここでもう一つ、私のおすすめで尚且つ穴場な、やきそばがおいしい名店を紹介します。 JR身延線西富士宮駅下車徒歩7分のところにある「おじまや」さんです。 駄菓子屋さんが出すやきそばが発祥の富士宮やきそばですが、昔ながらの味を今も作り続けている私の家族も行きつけのお店です。 HPも出していない粋なお店でテーブルにはおでんがいつも用意されています。変わり種名物、ホルモン焼きそばがおすすめです。 やきそばとビールであなたも富士宮人、「宮っ子」になってみてください!

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私のおすすめのお店「おじまや」

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おでんもおすすめです

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やきそばを焼いているところを目の前で見ることができます

 

参考ウェブサイト
浅間大社、流鏑馬祭りの情報はこちらから →:  富士山本宮浅間大社ウェブサイト
※本ページの画像は、著作権者の許可を得て掲載しています。

(平口ゼミ ・ 4年 M.K./2015.10.21)