高城ゼミで銀座立田野、東急百貨店、女子栄養大学のコラボ商品として2種類のあんみつを共同開発し、
2月21日(土)から23日(月)の3日間、東急百貨店 渋谷本店で限定販売しました。
あんみつの開発から販売まで携わらせていただいて感じたことは、商品を開発することの難しさと販売の工夫の仕方です。
これは実際に体験できたからこそ気付くことができたことだと思います。
私自身、今回の商品開発をするまでは、あんみつを食べる機会が少なく、その知識があまり多くなかったと思います。 今回お世話になった銀座立田野さんは、寒天やあんこが手作りで、 長い歴史があり、多くのお客様から愛されていることを知りました。私はそんな銀座立田野さんのあんみつをコラボ商品として 共同開発するというお話に非常に興味を持ち、このプロジェクトに参加しました。開発をするにあたり、 「立田野あんみつ」と季節限定「クリスマスあんみつ」の2種類を試食させてもらい、 銀座立田野さんの作るあんみつの味を知りました。
あんみつの商品開発をする上で、ドライフルーツとシリアルを加えることがテーマでした。
私にとって「あんみつ」は和のイメージが強かったので、ドライフルーツやシリアルを入れるということは
一風変わったあんみつであり、新たな挑戦であると思いました。
これらの材料に合うものを考えて実際に試作したものが、今回商品化のひとつとなった「サワークリームあんみつ~シリアル添え~」です。
このあんみつは、つぶあんとサワークリームを組み合わせた新発想のスイーツで、シリアルと胡桃の食感と、
ドライフルーツの風味を楽しめるように考えました。
あんみつにかける「蜜」は、サワークリームと相性が良い蜂蜜を提案しましたが、蜂蜜が苦手な方でも食べていただけるように、
購入時に蜂蜜又は黒蜜のどちらかを選んでいただけるようにし、お客様の好みに合わせるように改善しました。
もう一つのあんみつは春をイメージした「薫る さくらあんみつ」です。 このあんみつは、寒天を2種類、あんこを2種類使いました。寒天は、容器の横から見ると2層になるように、 通常のあんみつで使用する寒天を容器の底へ入れ、その上に桜の葉を刻んださくら寒天を入れました。 あんこは、さくらのあんの上に、通常のこしあんを乗せました。お好みできな粉をかけて召し上がれるように、別添えにしました。
今回のあんみつプロジェクトは、店頭で販売する1ヶ月以上前から進め、 私たち学生が考案したあんみつを銀座立田野さんに実際に作っていただきました。 試食をし、東急百貨店の方と意見を出し合いながら過ごした時間は、とても貴重な時間に感じました。 商品の見せ方や使う食材、容器の形など、細かいところまで話し合い、 意見を出すことでよりよい商品が生まれることを知ることができました。
販売については、3日間、東急百貨店 渋谷本店で販売員をさせてもらいました。 販売をするにあたって呼び掛けや接客、商品の陳列など、どうしたらお客様に興味をもっていただけるのかを考えて3日間販売を行いました。 今回コラボしたあんみつは、お陰様で大変好評を博し、3日間とも、完売することができました。 完売することができたのは、私たち学生が提案したあんみつを作って下さった銀座立田野さんや、 試作をするうえで一緒に考え意見を出してくれた東急百貨店の方、そして今回あんみつの企画をやらないかと声をかけて下さった 高城先生のおかげだと感謝しています。
3日間を通して感じたことは、多くの方の協力や支えがあったからこそ今回の企画が無事に終えることができたのだと思います。 実際に販売をしたときに、はじめは自分たちが提案したあんみつがお客様にこんなにも喜んでもらえるとは思ってもいませんでした。 1日目にあんみつを買ってくださったお客様が「おいしかったから」と2日目、3日目にも買いに来てくださったことが、 本当に嬉しく感じたと共に自信に繋がりました。 今回のあんみつの商品開発から販売までの約1ヶ月半、仲間とこのプロジェクトを一緒に頑張って 最後まで成し遂げることができました。 商品開発というのは今までやったことがなかったので、今回新たな経験として学べ、楽しさをも感じられた時間であり、 とても有意義であったと思います。
(食文化栄養学科 高城ゼミ・ 4年 I.A./2015.03.27)
参考ウェブサイト
銀座立田野ホームページ→:
女子栄養大学との共同開発あんみつ販売のおしらせ
プレスリリース→:
ニュースリリースポータル