2024.11.29
社会連携
実践栄養学科 4年生が山崎製パン株式会社と「ランチパック」を共同企画 新製品「PB&J」が 12月 1日 (日 )より新発売
本学 実践栄養学科4年生が山崎製パン株式会社と共同企画した新製品「ランチパック PB&J(ピーナッツバターとジャムの略称) 」が、2024年12月1日(日)より、関東・甲信越地区を中心としたスーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストア等の山崎製パン製品の取扱店にて発売されます。
実践栄養学科の授業「食品・メニュー開発実習」の一環で新商品開発が行われ、今回の「PB&J」は本年3月に販売した「キーマカレーとごぼうサラダ」に続く第2弾です。
【販売概要】
〇 販売期間:2024年12月1日(日)~12月31日(火)
○ 価 格 :オープン価格
○ 販売エリア: 関東・甲信越を中心としたエリア
山崎製パンでの4日間の実習では、工場見学、マーケティングの基礎知識講習、市場調査、模擬製品開発等を行いました。学生たちは実際に生産現場を見学することでランチパックへの理解も深まり、実習に臨んだ11名の学生はそれぞれ、山崎製パン社内にてプレゼンテーションを行い、それを基に山崎製パンが試作・検討し、製品化しました。「PB&J」にはピーナッツバター入りクリームとブルーベリージャムがサンドされ、パッケージについても山崎製パン・学生・教員で話し合いを重ね、中身がわかるようなデザインにしました。
また、3月には第3弾の発売も予定されています。
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【開発に携わった学生のコメント】
●開発の工夫やコンセプト
トレンドであるあまじょっぱいをキーワードに、アメリカの朝食定番“ピーナッツバターとジャム”のランチパックを考えました。レシピサイトにもピーナッツとジャムを組み合わせたレシピが約200品紹介されており、「意外性」と「嗜好」にどちらも当てはまると考えました。また工場見学の際、機械を活用している作業も多いがそれ以上に手作業が多いことに驚きました。そのため商品化を考える上で既存の製造ラインの設備を活用するという点も重視しました。
●消費者の方へおすすめしたいポイント
女子栄養大学での4年間の学びを活かし、環境や健康にもこだわりました。SDGsとピーナッツは深いつながりがあり、実はピーナッツは、少量の水で生産できるとても環境に優しい食材であり、土壌を健康にするという豆科特有の特徴を持っています。また、ピーナッツ自体に必須脂肪酸やビタミンなどたくさんの栄養素が含まれているため、朝食や間食におすすめです。
●難しいと感じたこと
ランチパックには長い歴史があり、なおかつ毎年多くの新製品が誕生しているので、既存の製品との差別化を考えることは非常に難しいと感じ、試行錯誤しました。
●今回の共同開発での学び
初めは既存商品と被らないことを意識していましたが、SWOT分析やスーパーでの市場調査で社会の中でのランチパックの立ち位置を考え、強みや販売機会を深掘り、自分らしいアイデアを考えることが出来ました。また開発会議に臨席させて頂きたことで世の中の流行りやトレンドを捉えながら新しい商品を作ることには、常に様々な方面にアンテナを張っておくことや社会の流れをよく観察し、工場の設備や食品の特性を理解し何を優先させるのかを考えることが必要になると感じました。実習を通して商品開発の難しいさ面白さを知ることができ、よい経験になりました。
●お召し上がりいただく方へ
1枚はそのままで、もう1枚はリベイクすることで表面サクッと、中じゅんわりの食感の違いが楽しめます。
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