高校3年生の頃です。それまでは、幼い頃から食への興味が強かったため、漠然と食に関わる仕事がしたいなぁ程度に考えていました。高校3年生になり、本格的に受験に備えようと予備校に通い始めました。昼間は学校、夜は予備校、短い時間の中で食事を済ませるという生活を送るようになりました。コンビニで買ったパンやおにぎりを1人寂しく口にしている自分…勉強を頑張る程、食事が疎かになっていくことに気が付きました。
そんな経験から「多くの人の心と体を健康にしたい」と管理栄養士を目指すことを決めました。
現在、管理栄養士として仕事はしていませんが、大学で学んだ知識を存分に活用しています。高校3年生の時に抱いた「多くの人の心と体を健康にしたい」この想いは今でも、私の原動力です。
× 閉じるとてもオープンで明るい職場です。約5年前に仙川工場の跡地を利用して建てられた仙川キユーポートへお引越ししました。仙川キユーポートは建物の形もとてもユニークで、会話がしやすいように必要最小限の壁や柱しかありません。その代わり、どこでも会話ができるように大小たくさんの打ち合わせスペースがあります。
社員の給与情報を管理する会社、商品の安全性を確かめる部署、会社で使用するシステム開発・管理をする会社、商品の開発を進める私たち…どの部署も情報を上手に管理しながら、積極的に関わろうとしています。
× 閉じる校外実習での挫折をヒントに変えられたことです。大学で学ぶうちに幼い頃の食事が大切と感じ、将来は保育園栄養士として働きたいと考えるようになりました。幸運にも、校外実習で保育園に行くことができました。栄養士として活躍する先生は完璧に見え、自分はできないことばかり…また、保育園で栄養士はたった1人。新人でもベテランでも求められるレベルは一緒…自分にはとても務まらない!と感じてしまいました。それと同時に1人で完結するよりも、誰かと一緒に一つのものをつくりあげることが好きなことに気が付きました。様々な人と協力しながら子どもの食事を支える職場は何だろう、そう考えた結果がベビーフードを製造している会社への就職でした。
× 閉じる異動直後にトラブル発生!
異動先のチームで立ち上げた新商品に不具合があることが分かりました。しかも発覚したのは私が異動する前日。翌日、初めての異動で右も左も分からないまま、新しいチームでのトラブル解決に向けた検討がすぐに始まりました。解決までの道のりは長く、新商品は止む無く一旦休売に。私もチームメンバーも電池切れ寸前…でも「すごい技術を持ったこの商品をここで終わらせる訳にはいかない」という上司の熱い想いの下、検討を続けているうちに、部署を越えて仲間が増え、だんだんと解決の糸口が見えました。そして、トラブルを解決し、念願の再発売ができました。そしてお客様からは「ずっとこの商品を待っていたよ」と温かいお言葉を頂くことができました。
× 閉じる街中でキユーピーの商品を手に取っている方や、実際にキューピーのベビーフードを使っているお客様を見かけた時。世の中に出せて良かったと思う瞬間です。
× 閉じる夫、息子の3人暮らしで、夫婦共働きです。育児休業中に職場を離れたことで、仕事を通して自分の存在意義を感じるタイプだと気付きました。
子どもとの時間も大切にしたいため、現在は、時短勤務制度を利用しています。急な早退やお休みをすること、泊りがけの出張が難しいことも職場の方にはご理解いただきながら、「周囲への感謝」「今の自分にできること」を意識して仕事をしています。
夫は夜勤もあるため、家にいる時は率先して育児や家事をしてくれます。その甲斐あってか、息子もパパが大好きです♪休日、夫が息子の相手をしている間、私は常備菜の用意や平日用の下ごしらえをしています。今週は疲れた~という時は思い切って家事をせず、家族で出掛けることもあります。また、休日に主人の仕事が重なる時は実家の母に応援に来てもらうこともあります。
× 閉じる大学での勉強ももちろん大切ですが、学生のうちにしかできないことをたくさん経験して下さい。この仕事をしていると、どんな経験がいつ役に立つか分かりません。そして、たくさんの「おいしい!」を経験して、そのおいしさを伝えられる人になって下さい。
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