科目担当の先生の講義の中で自分の研究について話をする機会をいただいたことがありました。その日の講義が終わった後、「わかりやすかったですよ。先生、研究頑張ってください。」と学生から言われました。なんだかちょっと上から目線ですが(笑)、講義を受け慣れた学生なりの激励だったのかなと思います。今はまだ主担当として講義や実習を持つことはありませんが、だからこそ学生にとって身近な教員として素直な反応をもらえて刺激になりました。教育面も研究面も、まだまだこれから頑張ることがたくさんあります。
× 閉じる特に大学院時代のことになりますが、大学院の授業では、日本の栄養学を牽引されている多くの先生方から専門の講義を受けることができました。大学時代には触れることができなかったような最新の、より深い栄養学の世界に触れて視野が広がったとともに、研究に対する姿勢を学ばせていただいたことが今の研究活動につながっています。また、私は大学院修士課程から博士後期課程まで上西先生の栄養生理学研究室に所属していました。ここで多くの調査に関わらせていただき、研究の基礎を学ばせていただきました。卒研生や院生の多い研究室であったため、自分の研究以外の知見に触れることもできました。このときの先輩や後輩との関わりが、大学教員を目指した礎にもなっています。
× 閉じる食べることが好き、人に何かを教えることが好き、これが今大学教員をしている原点だと思います。高校生で進路を決めるとき、管理栄養士の道を選ぶか一般教員の道を選ぶかで迷いました。その後、女子栄養大学に入学すると決めた際には、栄養教諭の免許が取れるということも大きかったと思います。しかし大学で学ぶうちに、栄養学の奥深さや管理栄養士といっても様々な仕事があることを知りました。大学院修士課程で学び続けると決めたときには「教員」を意識することもなくなっていました。そこから私が大学教員を目指そうと思ったきっかけは、大学院博士後期課程への進学を迷った時です。そこでやっと、再び原点に立ち返って納得する道を見つけられました。大学に入学し、大学院を修了するまで女子栄養大学に9年間お世話になりました。親へも感謝しかありません。
× 閉じる一学年が40名定員ということもあり、教員と学生の距離感が良い意味で近く、学科全体で和気あいあいとした雰囲気があります。助手や助教は合同研究室という部屋に席があり、同じ志を持つ若手の先生方と一緒に同室で働いています。学生教育について相談しあったり、互いの研究について話をするなど真剣に意見交換をしています。支え合い、切磋琢磨しつつも、日々笑いの絶えない明るい職場です。
× 閉じる大学時代には若葉祭実行委員をしていました。企画部に所属しており、その頃は1年間の半分は若葉祭のことを考えていたような気がします。苦い思い出ももちろんあるのですが、それよりも楽しかった思い出や仲間と1つのものを作り上げた達成感が大きかったです。学科やクラスを越えて多くの友人ができるもの若葉祭実行委員会のよいところだと思います。
× 閉じる学生のうちに、学業やそれ以外のことも含めてたくさんの経験をしてください。目の前にいる多くの先生方から学び、視野を広げてください。是非、自分が興味を惹かれるものを探してほしいと思います。
× 閉じる