ボインドグルン客員研究員が内モンゴル政府から「草原英才」賞を受賞

本研究所の客員研究員であるボインドグルン・金花博士が内モンゴル政府から「草原英才」賞を受賞しました。「草原英才」賞は様々な分野(教育、工業、農業、医学など)において業績があり、優れた社会貢献をした者を表彰することを目的として2010年に設立されました。受賞者には研究費も与えられるとのことです。

 

 

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金花博士は長年モンゴルにおける草原資源の活用や、草原資源が人々の健康に与える影響について研究を行なっています。金花博士はこれまでにモンゴル羊の尻尾に含まれる脂や羊の肝臓から抽出したLーカルニチンの特異的な栄養価値を初めて明らかにし、家畜からの副産品を有効利用することで、これらの資源の経済価値を高めて牧民の健康維持や地域経済発展に貢献しています。さらに人々の健康維持に向けて、新たな天然栄養資源を抽出する研究を行っています。2021年には、9月24-25日に開催された日本脂質栄養学会第30回大会において、「羊尻尾脂摂取が自然発症高血圧ラットの寿命及び性ホルモンに与える影響」の題で研究成果を発表されました。

 

金花博士はこれまでに草原生態型牧畜および牧畜製品に関して研究成果を発表しているため、2018年には内モンゴル政府によってアカデミックの専門家のためのワークステーションが設置されています。このアカデミックワークステーションを活用して、金花博士は日本やモンゴル国の研究者と共に草原生態や家畜、家畜副産品についての共同研究を行っています。

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金花博士の今後のさらなる研究活動の発展と成果の発表が期待されています。