「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)蔓延下における授乳行動についてのオンラインアンケート」実施とご協力者の募集
赤ちゃんにとって、授乳から得られるエネルギーや栄養素などは適切な発育・発達のためにとても重要です。授乳には母乳のみを与える完全母乳、粉ミルクや液体ミルクを活用する人工栄養、そしてこれら全てを用いる混合栄養などの方法がありますが、適切な方法や授乳期間は赤ちゃんの発育・発達のみならず、小児期以降の様々な健康問題(肥満、メタボリックシンドローム、Ⅱ型糖尿病、アレルギーなど)の予防につながります。また母乳を与えることは赤ちゃんにとってメリットがあるだけではなく、お母さんにとっても妊娠中に増加した体重の減少や乳がんのリスク低下、片頭痛の改善、また卵巣がんや甲状腺がん、そして二型糖尿病の発症リスク低下の可能性などが報告されています。
授乳を適切に行うためには、医師や看護師など病院のスタッフからの指導やご家族など周囲の方からの支援が大切と言われています。しかし、2019年末に中国武漢で発生し、現在も世界中で感染者が確認されている新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)による新型コロナウィルス感染症(COVID-19)によって、日本を含めた多くの国でロックダウンや非常事態宣言の措置が取られました。また外出制限が緩和されている今も、多くの方が感染への不安を持たれていることと思います。このような状況において、妊娠中あるいは出産をされたお母さん方も新型コロナウィルス感染症(COVID-19)によって通院を含めた日常生活、また授乳方法に対する指導や支援環境に影響を受けられていることが懸念されています。
世界中で新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が蔓延している今、妊娠中あるいは出産をされたお母さん方が置かれている育児、特に授乳を取り巻く状況を理解するため、イギリスやマレーシアなど複数の国でアンケート調査が実施されています。これらの調査から、いわゆる「ウィズコロナ」、「ポストコロナ」時代における母乳育児の支援に求められる事柄を明らかにして検討することが期待されていますが、日本では同様の調査はまだ実施されていません。
そこで、女子栄養大学栄養科学研究所ではこれからの「ウィズコロナ」、「ポストコロナ」時代における適切な授乳行動を支援するための環境整備とそれによる母子保健の推進に向けた提案を行うことを目的として、日本国内で出産し現在育児をされているお母さん方を対象に、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の日常生活や授乳行動に関連した事項への影響について調査を行うこととなりました。ぜひ多くのお母さん方によるご協力をお願いいたします。
ご協力いただける方は、下記内容をご確認ください。
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調査に参加いただける方について
次の状況に当てはまる方はご参加できません:
調査方法について
アンケートでは対象となるお子様の在胎週数や出生時体重、妊娠中最後に体重を測られた時期などについてもお伺いします。そのため、母子手帳をお手元に準備していただけたら幸いです。
自由意思に基づく参加について
個人情報の取り扱いについて
将来の研究での二次利用について
お問い合わせ先
研究代表者
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上記の内容についてご確認いただいたうえで調査にご協力いただける方は、下記URLをクリックもしくはQRコードを読み込んでオンラインアンケートへ移動してください。
ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
オンラインアンケートURL:https://forms.gle/oaCBkfqwdaJN7Jss8
QRコード:
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