新型コロナウィルス(COVID-19)感染下で 身体計測を実施する際の考慮事項について

身体計測は学校環境における健康診断や栄養指導や診断のための栄養アセスメン
ト、あるいはスポーツ選手を対象としたトレーニング評価など、多岐にわたる現
場で実施されています。しかし、身体計測は対象者と近接距離で行われ、また、
物理的接触がを伴うため、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染リスクに十分
配慮する必要があります。不要不急な計測は情勢が安定するまで実施を延期する
ことが最善な対策となりますが、諸々の理由でどうしても実施しなくてはいけな
い場合は、身体計測の参加者(対象者、計測者、補助者)全員に対する体調管理・
衛生管理の徹底が求められます。

 

COVID-19の感染が収束する見通しがまだ立たない中、健康・スポーツ医科学領域
における国際的な身体計測基準を制定・発表している国際キンアンソロポメト
リー推進学会(The International Society for the Advancement of 
Kinanthropometry :ISAK)が、スペインの医師らのアドバイスを踏まえて新型コ
ロナウィルス(COVID-19)感染拡大後に身体計測を実施する際の考慮事項を取り
まとめて公開しました。

 

この内容を、日本で唯一人ISAKから国際身体計測技師の最高位であるレベル4の
認定を受けている栄養科学研究所の香川雅春副所長・准教授と国内でインストラ
クターであるレベル3の認定を受けられている髙田和子教授(東京農業大学)、そ
して岩本紗由美教授(東洋大学)による「日本キンアンソロポメトリー研究会
(Japanese Working Group for Kinanthropometry: JWGK)」で翻訳しましたの
で、公開いたします。

 

COVID-19 収束後の世界で身体計測を実施する際の安全性に関する考慮事項
(ISAK:国際キンアンソロポメトリー推進学会より)

計測を行う場合
1)手洗いと手袋の使用
2)マスクの着用
3)対象者に準備することを伝える
4)使用したもの全ての消毒
5)計測機器の管理
6)対象者毎の手袋の交換
7)清潔さの保証
8)更衣室の消毒

 

各項の詳細はこちらのPDFをご覧ください。

 

またJWGKとして計測の実施前後に考慮すべき点も併せて提示しましたので、併せ
て参考にしていただけたらと思います。

 

資料に記載されているように、これらは計測に参加する全ての人に加え、その家
族や周囲の方の健康と安全を守るうえで有意義な内容と言えます。また効果を最
大にするためには、計測に参加する全員が実行することが大切です。身体計測を
実施する際には、計測の参加者全員がこれらを遵守し、実行するように指示を徹
底してください。

 

身体計測にかかわる全ての方、またそのご家族や周囲の皆さんの健康と安全を守
りながら、計測対象者に対して正確な計測を実施して意味のある結果を伝えるた
めの参考資料として活用していただけたらと思います。

 

参考
ISAK Global(英語サイト):https://isak.global/