
🍎 教員の藤巻です。
🚈 先日、日帰りで諏訪に行ってきました。あずさの車窓から見えたのは、何と生寒天の天出し(写真上)。
📝 天出しは、棒状に切った生の寒天を天日にさらして角寒天(写真下)を作る作業です。氷点下5~7℃が適しているそうですが、今年はまだ暖かめなので、さらなる冷え込みを期待したいところですね。

📝 ところで寒天といえば粉末寒天をお使いの方が多いと思いますが、諏訪の地では自然の力を借りて昔ながらの方法で角寒天を作っています。そう、この諏訪の地の寒くて乾燥した気候が角寒天作りに適しているのです。それが、天草の採れない諏訪の地で寒天が作られている理由でもあります。
📝 それでは角寒天が諏訪の地で作られ始めたのはいつか、というと、江戸時代1830年頃だとのこと。関西に出稼ぎに出ていた茅野の小林粂左衛門が寒天の作り方をみて、諏訪の地こそ寒天作りに適していると考えたのがきっかけなのだそうです。
🍎 角寒天は、私が子ども時代から馴染んできた食材で、母がおやつによくこれを使って寒天を作ってくれました。私は、みかんの缶詰もいれた牛乳寒や、くるみを入れた寒天、また、豆腐を崩していれた寒天が好きでした。
🍎 というわけで、今日は久しぶりに牛乳寒を作りました 💕 みかんの缶づめはなかったので、本日は純粋に牛乳寒です。
⚠️毎度のお断りですが、私は調理系の教員ではありませんので、調理に関するツッコミはご容赦くださいね。

STEP1 まず、角寒天をさっと洗って千切って鍋に入れ、水をひたひたに入れてしばらく置きます。

STEP2 鍋を火にかけて、しゃもじでかき混ぜながら完全に溶けるまで待ちます。

STEP3 完全に溶けたら砂糖と牛乳をいれて、型にいれて固めます。

🍎 寒天はゼラチンと違って早く固まるところが便利です。皆さんもおやつにどうぞ。