2020年度 第20回企画展示
東京オリンピック1964と日本の食卓 展示中〜2021年3月上旬まで

 

 

東京オリンピック1964関連企画の最終回です。本学園は1964年の東京オリンピックで代々木選手村女子食堂とプレスハウスレストランのサービス業務に協力しました。卒業生から寄せられた貴重な資料や月刊誌『栄養と料理』誌上の関連記事をもとに3年連続で東京オリンピックに関連した企画展示を実施しています。

1964年の東京オリンピックはその後の日本人の暮らしに様々な革新的な変化をもたらしました。冷凍技術の革新、低温物流方式のコールドチェーンのインフラ完備もそのひとつです。オリンピック開催中の食事提供は最重要の課題。冷凍設備の充実や冷凍技術の開発は必須でした。オリンピックを契機に生鮮食料品などの輸送・保管技術が進歩し、学校給食やホテル・レストランの調理場、外食産業にも恩恵をもたらしました。家庭では冷凍冷蔵庫の普及につながりました。今回は月刊誌『栄養と料理』の誌面から見えてくる冷凍食品の流通や発展、また当時の日本人の食生活事情について紹介します。

2020年3月

香川昇三・綾記念展示室室長
香川明夫

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▲常設展示 ▲展示室内観
▲綾97歳の食卓 ▲綾直筆の食事日記
香川昇三・綾記念展示室
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【パネル展示】
東京オリンピック1964と日本の食卓
▲『栄養と料理』1961年11月号
「ご飯とパンの栄養」を特集。同じ材料で作るごはんとパンのおかずを紹介。
▲68年10月号
育ち盛りの子どもの昼食の栄養問題を取り上げる。
▲69年6月号
冷凍庫をフルに活用した1週間のお弁当。
▲ 70年6月号「大阪万博世界の味フェア」
万博の台所でも冷凍食品が活躍した。
▲選手村女子食堂で使用された食器とプレスハウスレストランで使用されたマット。 ▲選手村食堂のサービス業務をしていた際に交流のあった外国選手から頂いた記念品等。
▲選手村女子食堂サービス要員の制服。生地は麻とテトロンの混紡。

 
 
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