平成26年度 第14回企画展示
レシピのはじまり――料理カード  展示中〜平成27年3月上旬まで

 

香川昇三・綾夫妻は共に医師として、食生活の改善によって病気を予防できることを人々に広く伝えるために本学園を創立しました。

綾は恩師の「病人はおいしくなければ食べない」という言葉をヒントに、分量や火加減、調理時間、調味料の割合を計算し、記録すれば「いつでも誰でもおいしい料理が作れる」と思いつきます。

一流の料理人を招き、料理法や手順を丹念に記録し、再現して味わい、紙の上に表現した「栄養と料理カード」を作りました。そして、月刊誌『栄養と料理』の創刊2号目から付録に料理カードをつけるようになりました。さまざまな経緯を経て、社会通信教育のツールとしても発展していきます。

今年度は「なにをどれだけ食べたらよいか」を示す食事法の普及と共に歩んだ、料理カードの変遷を企画いたしました。

料理の伝達法にも心を注いだ、その熱き思いを感じとっていただけましたら、幸いに存じます。

2014年3月

香川昇三・綾記念展示室
室長 香川芳子

香川昇三・綾記念展示室
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▲展示室内観
▲パネル展示▲
▲パネル展示▲
▲展示ケース▼
料理カードの変遷

▲初出の料理カード(1935年)

▲色別料理カード(1936年)

▲2色刷料理カード(1953年)

▲食品群マーク入り料理カード
(1970年)

綾直筆の料理カード(1955年頃)
自ら調理実験を繰り返し、
確認していることがわかります。
▲手に取ってご覧になれるコーナー▲

 
 
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