徳本 梨江さん
スポーツ選手にとって、食事は1%
最後に鍵となる1%だから、
大切にしたい。
駿河台大学駅伝部 管理栄養士
徳本 梨江さん
Tokumoto Rie
2015年 短期大学部食物栄養学科卒業
徳本さんは、埼玉県飯能市にある駿河台大学駅伝部の管理栄養士として、選手の栄養サポート、栄養相談、献立作成を行なっています。駿河台大学駅伝部は、今年10月に行われた箱根駅伝予選会で見事8位に入り、第98回箱根駅伝への初出場が決まりました。
徳本さんは、都内の大学(法学部政治学科)を卒業し、本学短期大学部へは社会人入学として2013年に入学。徳本さんから、進学した理由や短大での学びについてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
徳本さんからのメッセージ
●短大に入学した理由
本学短大部に入学を決めたのは、監督である、夫からのコトバでした。「スポーツ選手にとって、食事は1%。でも、その1%が最後に鍵となる。その1%をいかに大切にできるかどうか。その1%をつくってあげてほしい」というコトバで受験を決意しました。
私は、というと、栄養士の資格を取るだけなら…と、初めは他の大学や専門学校も調べていましたが、夫が『女子栄養大学』にこだわり、「学ぶのであれば、栄養学の最高峰で学ぶべき。学費は、心配しなくていい。これは未来への投資だから」と後押ししてくれたことで、入学できました。
●短大の学びについて
以前の大学での学びとは、まったく違い、戸惑いと驚きがあったのを、いまでもハッキリと覚えています。すべての授業を「聞き漏らすまい!」と、とにかく必死でした。栄養学は学べば学ぶほど、『食事からその人の人生をサポートする』というものなのだという根幹がわかってきて、先生方からたくさんのことを学び、食事への見方や思いがカタチ作られたと思っています。
短大時代の濃い2年間があったからこそ、今がある!と感謝してもしきれません。
同級生に会うと、「あの時、私たち、ほんとうにがんばったよね」といつも話しています♪
短大卒業後、すぐに駿河台大学駅伝部の栄養サポートを始めました。週に1、2回ほどは、臨床栄養学研究室の佐藤智英先生のところで、学びながらアルバイトもしていました。主に、学生の課題の添削や資料作りを行なっていましたが、そのときの学びが、選手へのサポートにもつながっています。『相手をいかに肯定的にみていくか』ということを、先生から学ばせていただきました。
女子栄養大学短大部で、学べたことは、宝物です。
卒業してからも、たくさんの先生方がいつも相談にのってくださったり、応援してくださり、箱根駅伝の予選会に足を運んでくださる先生もいました。ほんとうに、ありがとうございます。
夫の言う「1%」を、これからも大切に大切にしていこうと思っています。