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研究科長メッセージ

健康長寿社会、持続可能な社会を目指す時代だから、
日常の生活に生かせる栄養学研究を追求し、深化させます。
今こそ、栄養学の時代。
研究科長・教授
武見 ゆかり
TAKEMI Yukari
研究科長・教授
武見 ゆかり
TAKEMI Yukari

いま、国内外で、かつてないほど“栄養”が注目されている。

新型コロナウィルス感染症の拡大により、日常の生活は様変わりし、食生活をはじめとした生活習慣の重要性が再認識されています。どのような状況下にあっても、人々は食べて、生命と健康を維持していくことになります。

国際的には、2016年から2025年までを「United Nations Decade of Action on Nutrition(国連 栄養のための行動の10年)」とすることが国連総会で宣言されました。この宣言は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のあらゆる目標の達成に、栄養改善が深く関わっていることを踏まえています。

健康のため、環境保全のため、そして持続可能な開発のために、日常の生活に生かすことのできる栄養学研究が強く求められている。

ライフステージや身体状況に応じて、栄養状態はどのように変化するのか。

人々の栄養状態や健康状態には、どういう食行動や健康行動が、どのように関連しているのか。

食物のどのような成分が、人々の健康状態の維持・改善につながるのか。

社会経済的状況は、人々の健康状態や栄養状態にどういう影響を及ぼすのか。

どういう社会システムがあれば、人々は健康に暮らせるのか。

人間、食物、地域社会や環境、これらの多様で複雑な関係性に着目し、人々が健康に暮らせる社会にとって,何を明らかにすることが必要とされているのかを、自ら考え、研究に取り組みます。

人生100年時代こそ、栄養学の時代。それを実感できる社会に。

食と健康を大事に思うあなた、
社会における学際性・多様性のあるテーマに関心のあるあなた、
創造的“研究力”で社会をよりよくしたと考えるあなた、
女子栄養大学院ならではの栄養学研究に取り組み、これからの時代を支え、担う、栄養学のプロフェッショナルリーダーに、仲間入りしませんか。