各ゼミごとに並んでいます。
上記よりご覧になりたいゼミを選んで下さい。






























.秋野ゼミ

□・・・ 「文明開化」による人々の変容
  白 石
「明治初期に進められた文明開化(欧米化)によって、都市では、煉瓦造りの洋風建築が建てられ、人力車や馬車が走り、ガス灯が燈った。その街を、丁髷を切って散切り頭にした洋装の紳士が闊歩した。」と言われる。しかし、当時の「文明開化」はほとんど上流階級の人々に見られる現象であった。一般庶民の生活はほとんど変わらなかったが、断髪令によって丁髷が急速に姿を見せなくなった。今回は主に服装の変化を中心に見ながら、「文明開化」のまさにその時その瞬間を生きた人々の様子を検証する。


□・・・ 近年のドラマ事情
  高 野
こんにちは!秋野ゼミの高野梓です。私は、近年のドラマ事情と題しまして、テレビドラマの人に与える影響力を調べています。今まで調べたことといたしまして、80年代から今までどのようなドラマがあったのか?どのようなドラマが人気なのか?文献を調査し調べ挙げました。また、アンケートを実施し、皆は日頃どのような物を見ているのか?どのようなことを考えドラマを見ているかなどを調査し、まとめました。ドラマに興味のある若い世代の方達はもちろん、お父さんお母さん世代の方たちにも喜んでいただける内容だと思います。是非お越しください。


□・・・ 正月の食習慣
  野 木
正月。その言葉から何を連想するだろうか。おせち料理、雑煮、初詣、御神籤、門松、注連縄…。正月は、一年を通して最も重要な節目である。 何故、正月になるとおせち料理をたべたり、餅を食べたりするのか。そもそも、正月とは何の目的でいつ頃から始まったのか。各地の正月料理と、そこでの慣行を併せてみていくとともに、使用される食材の持つ色にも注目していく。 現代社会ではあらゆる食が蔓延し、季節を問わず手に入れられる食材も少なくない。今後ますます「食のるつぼ」と化していく中で、現代における正月の在り方とは何かを考えていきたい。


□・・・ 「地産地消」の魅力 ー山形の食生活にせまるー
  山 中
現在、食に対する関心はとても高まり、新鮮でおいしくて安全な食べ物が求められている。「地産地消」は、地域で生産されたものを地域で消費するということである。地産地消は、身近で作られているので生産者の顔が見えて安心であり、輸送費がかからないので新鮮な食材である。また、地域生産活動や消費行動が活発になり、農村社会の活性化につながっている。 最近よく聞く地産地消。もっとよく知り、知ってもらいたいと考えている。そこで、私の出身地山形にスポットをあててみました。興味がわいたらぜひのぞいてみてください!


□・・・ 京焼・野々村仁清の世界
  渡 邉 (沙)
私は京都の焼き物である京焼と、江戸時代に京都で活躍した京焼の陶工である野々村仁清という人物について研究しています。色絵陶器の第一人者とされ、その作品はとても高い評価を得ている仁清ですが、詳しいことはわかっておらず、謎の多い人物とされています。また 仁清の作品は、現在では素晴らしい作品とされていますが、当時はほとんど評価されていませんでした。仁清がどのような時代背景でどのように作品を作っていたのか、なぜ当時は評価されなかった作品が、近代になって評価されるようになったのか、ということを発表したいと思います。


□・・・ 日本の箸食文化〜日本人の箸 〜
  渡 部 (麗)
皆さんは自分だけのこだわりの箸"持っていますか?私は、日本の箸の特徴、そして日本人の箸に対するこだわりや考え方について研究を進めています。このテーマを選んだ理由は、毎日当たり前のように使っている箸の歴史・文化について興味を持ち、色々と調べていく中で、日本独自の箸食文化に関心を持ったからです。箸の歴史・文化について調べ、同じ箸食文化圏である中国・朝鮮・ベトナムとの文化的比較をすることによって、日本独自の箸食スタイルが浮き彫りになってきました。


□・・・ マルタ共和国の食と生活〜地中海に囲まれて〜
  栗 原
黒胡椒がきいたヤギや羊のミルクのチーズ、蜂蜜、サボテンの実のリキュール、伝統的なウサギとトマトの煮込み料理、オリーブやハーブとともに野菜をよく使う魚や肉料理を代表として持つマルタ共和国は、イタリアとチュニジアの間に位置する地中海に浮かぶ島国であり、東京都の約7分の1の面積である。 地中海を囲む多くの国々から影響を受けた歴史、風土、習俗から、この国には独自の食文化が存在する。 現地訪問やアンケート調査から、シンプルで自然なおいしさを求めると感じられた人々の食について探り、日本での食生活を改めて考え直すきっかけにしたい。


□・・・ 京野菜の文化史 〜京都が生んだ伝統野菜〜
  鷹 野
京都独自の栽培方法により京都で生産されたもので、消費者が京都をイメージする野菜を総称して「京野菜」と呼んでいる。トマトやホウレンソウといった一般的な野菜でも、その栽培方法により京都で生産されたものであれば「京野菜」に位置付けられる。そのなかでも、京都府が定めた定義に該当するものを、「京の伝統野菜」あるいは「ブランド京野菜」と呼んでいる。京野菜が長い年月を経ていまも受け継がれているのは、京都ならではの伝統を重んずる気風や、良いものを後世に伝えようとする市民や農民の思いに支えられているからこそである。
















.足立ゼミ

□・・・ 子どもたちに生産から食卓までの食のつながりを伝えたい 〜子ども同士で伝えあえる姿を目指して〜
  谷 岸
作物を栽培し育てるといった体験をする事は、食に対する興味や問題意識を持つことと関連性が大きい。また、食を大切にすることは心身の健康に大きく影響を与えているといわれている。私は大学1年生の冬に栃木県I牧場で一週間の酪農実習を行った。そこでは、生産サイドと消費サイドが互いに思いを共有できたら関係も良い方向に変化していくのではないか、という思いを強くした。そして身近に食のつながりについて知る場をつくりたいと考えた。そこでS食育ネットのグループを活動の場として、子どもたちと一緒につくっていきたい。


□・・・ 親から子への食の伝承と地域の関わり 〜食卓がキーステーション〜
  根 岸
文化栄養学実習を始めた当初、私は食の伝承は、親子間で行われるものが子どもとって一番大きなものだと考えていた。今、私は地域のS食育ネットワーク(生産から食卓まで)作りにメンバーの1人として参加する中で、周辺地域やグループの活動、参加者の食の多様さがみえきた。活動で、私は特にホームページの立ち上げ、トップページの作成を進めるにつれて、親子間の食の伝承には地域環境が大きく関係いているのではないかと感じた。子どもにとって家庭の食卓は、親と子そして地域をつなぐキーステーションを捉えて、親子の伝承を伝えていきたい。


□・・・ 心に問題を抱えている少年たちと食 〜食事で何を支えることができるか〜
  藤 野
様々な問題が複雑に絡んでいる非行少年と言われる少年たち。彼らはどう食と関わってきたのか。彼らの毎日の生活の中で、食と触れ合う場面から“食物を味わって食べたり、選んだり、考えたりすることの大切さ”の気付きが、彼らの心や行動にプラスにつながることを信じている。私はそこにつなげていく支援ができるようになりたい。小学校で行った「わくわく食探検」から食育によって子どもたちはそれぞれに自らプラスの方向に変わっていける可能性を持っていることが確認出来た。このことを活かして彼らへ送るメッセージの検討をしている。


□・・・ これから台湾に行く日本人に食文化の特徴を伝えたい 〜食を通して楽しい外国生活を過ごしましょう〜
  陳
私は三年半前に高校を卒業し留学生として日本に来ました。台湾の中学校で学んだ健康教育の授業の中でも栄養に非常に興味があったので、栄養の道に踏み込みました。 食生態学研究室での一年間で、ただ食生態の知識を得るだけではなく、国と国の食生態の違いについても興味が生まれました。 アジアの国々では食事が欧米化し、食生活が変わってきています。台湾も昔ながらの食事風景が段々少なくなり、食物や食事の様子、そして食事に対する考え方も変化していると思います。このような変化をしっかり伝えていきたいと思っています。














.石井ゼミ

□・・・ 子供のおやつ事情からある町の食育を考える ケーブルテレビ映像からの広報活動によって
  青 山 ・ 三 田
私たちは、文化栄養学実習を進めてきた中から、広報の仕事に興味を持ちはじめ、パソコンを使った広報活動を取り込んでゼミを進めたいと考えます。一方、所属研究室は福島県西会津町と長い関わりがあり、この町は町の広報活動の一手段としてケーブルテレビ局を設立し運営しています。そこで、この局の番組枠をいただきノンリニア編集で番組制作を行う。番組の内容は・・子供を対象とした食生活関係・・で調整中です。子供を対象としたのは、視聴者として親、祖父母も期待できるのではと考えたからです。映像を使った効果的なプレゼンに取り組みたい。














.磯田ゼミ

□・・・ 輸入野菜を追跡する。
  猪 股
野菜は、輸出入に最も不向きな農産物として見られていました。事実、1960年代前半までに野菜のほぼ全ての品目で輸入が自由化されていたのにもかかわらず、日本では60年代後半頃まで輸入量は皆無に近い状態でした。しかし、現在輸入量はおよそ2806d(平成15年10月1日現在)です。私は、何故輸出入の不向きな野菜が輸入されるようになったのか興味を持ちました。そこで、日本に輸入野菜が入ってきた前後での、価格や売り場の変化を小売店に聞き取り調査し、平行して野菜の国際貿易に関する取り決めや経緯も調査します。


□・・・ ベトナムに迫るー南北の違いはどこにある?? ベトナム南北の食の違いについてしる
  志 田
北に長い国土を持つベトナムは北と南では風土や料理に違いがあり、その違いはどこにあるのか興味を持った。食の嗜好の違いは、北は塩辛いものが好まれる。全体としては貧しく、少しのおかずで沢山のご飯をたべようとするため、味付けが濃い。南部は甘いものが好まれる。温かい気候ゆえ、ココヤシやサトウキビがとれ、その汁を料理に使い料理に甘みをつけるという伝統があるため甘味のある料理が好まれる。北と南の料理や嗜好の違いは、歴史や風土などと大きく関係しているし、もっと沢山のことを調べて、より多くの違いを発見していきたい。


□・・・ テレビの健康情報をどのように受け止めますか・・?
  鈴 木
近年人々の健康に対する意識が高まり、健康情報が数多く存在する。テレビを録画して分析してみると、「マウスで効果があった」「ある人が毎晩これを続けて行いダイエットに成功した」などという例に基づき健康情報となっている。それは果たして効果があるといってよいのだろうか。情報はただ流されているのではなく、何かの意図をもって流されていることがわかった。多くの情報がある中で飛びつく情報とは、どのように番組は作られているのか、人々はどのように受け止めているのか、について視聴者と発信者2つの側面から調査していく。


□・・・ クジラと人との共生
  簑 輪
日本では、江戸時代に沿岸に回遊してくるクジラを待ちかまえて捕っていた。肉を食べ、鯨油は灯油に、骨は武器や工芸品に使うなど、クジラを残らず全て利用していた。一方、欧米では沖でクジラの油しか利用せず、油が良質な種類のものだけを多く捕獲した。現在、欧米はクジラから油を採取しなくてもすみ、反捕鯨国になり他国の捕鯨に反対している。日本では捕鯨をすれば、魚の減少を防げると主張する人もいる。だが、捕鯨をすれば自然や生態系が保全できるのだろうか。人と海の生物が共生していくには、どうすればよいのか考えていきたい。


□・・・ ミネラル・ウォーター −知られざる水争い−
  吉 村
生命を維持するために欠かす事の出来ない水。私達の生活の根底を流れる水が「飲料用」として売り出された。「ミネラル・ウォーター」の登場である。「良い水」を口にするために人々は水を購入する。その様な国が存在する一方で日々の生活にも困るほど水が不足している地域もある。水の不公平な分配が起きている中で水は利益を生む資源となっている。富を生む水。だが水は一体、誰のものなのであろうか。当たり前のように存在しているが生活になくてはならない水。ミネラル・ウォーター製造のプロセスから、その問題について、調べていきたい。














.太田ゼミ

□・・・ お子様ランチ
  浅 川
「お子様ランチ」は、誰もが子どものころに一度は食べたことがあるのではないのでしょうか。 しかし、それは見た目にはおいしそうでも栄養バランスは決して良いとは言えません。 そこで、私は、子どものためになる「お子様ランチ」、つまり、子どもの発育に良い食事であると同時に、おいしく食べさせたい「お子様ランチ」とは何か?について実習を進めています。 方法として、子どもと親へアンケートを実施し、「お子様ランチ」の現状を探っていきます。 そして、最終的には子どものためになる、健康的でバランスの良い「お子様ランチ」を提案します。


□・・・ 児童館を訪れる子供達に向けた食教育の実施 〜やってみよう!!ミニクッキング〜
  鳥 海
私は、児童館を訪れる子ども達に向けたミニクッキング(小学生対象)を実施しています。ミニクッキングは、月1回児童館のイベントに加えてもらい、10人から20人の子ども達を対象におこなっています。目的は、子ども達が料理に興味をもち、調理の楽しさを知ることを通して、給食がなく、親が仕事でいない土曜日などのランチとして、自分の手で簡単な料理を作れるようになってもらうことです。また、子ども達との会話や「子どもと食事」をテーマにしたアンケートの実施を通して子どもたちの食事の実態を探っていきたいと思います。


□・・・ 自然と一緒に遊ぼう! 〜子どもの“自然体験”と“食と健康”の関わりとは〜
  原 田
<目的>自然とふれあい体を動かすこと、食べることの大切さや楽しさを、“自然体験”を通して子ども達へ伝える。 体を動かさない、疲れない、眠くならない、お腹が空かない・・・といった子ども達が増え、子どもの生活リズムや食生活に変化が起きているのではないでしょうか?そこで、子どもの成長にとって“自然体験”はどのような影響力があるのか、“食と健康”にスポットを当てて調べています。 昨夏、「自然の生活を楽しむ合宿」に学生スタッフとして参加し、子ども達と湿原散策や野菜収穫等を体験。そこから見えてきた、子どもの変化とは・・・














.五明ゼミ

□・・・ 深谷ねぎ 〜自慢のねぎを知ってもらいたくて…〜
  石 山
みなさんは「深谷ねぎ」を知っていますか?「深谷ねぎ」というのは特定の品質をさしているのではありません。深谷ねぎと呼ばれているのは埼玉県深谷市及び近郊で生産されている西田・ニュー西田・宏太郎・宮谷・長悦・板東・冬若・冬府などです。利根川右岸の肥沃な沖積地帯という絶好の土地柄を活かして栽培されているため、地域名で全国に知れ渡る野菜の一つです。近年その知名度が低くなってきていることが心配されています。もっともっと「深谷ねぎ」を知りたい!知って欲しい!そんな願いから私の深谷ねぎを追及する旅が始まりました。


□・・・ 埼玉県農産物プロモーション トマト・きゅうりを大都会に売り出そう
  大 西
埼玉県深谷市にあります産直センター、ヘルシー深谷の協力をうけ、こちらで作られているトマトときゅうりを東京に売り出すためのプロモーション作りをします。農産物をよく知ることをメインにトマトのリコピンの生活習慣病予防効果や美白効果を調べたりきゅうりの栄養素、売り出すポイントを調べたりしています。また実際に農家に泊り込みで一緒にトマトときゅうり作りを体験しています。実際に一緒に作ることで苦労や野菜に対する真面目さを学ぶことができます。すばらしい環境で育った農産物をより多くの人に食べてもらうためにがんばります。














.島崎ゼミ

□・・・ おばあちゃんの台所 おはぎとぼたもち。
  小 倉
毎年春と秋、私達は、季節の変わり目に行事食としておはぎを食べる習慣があります。かつての家庭では、母から子へ、姑から嫁へ、おはぎの作り方や味が引き継がれていました。しかし今は、おはぎが持つ行事食の価値観が大きく変わっています。そして1年中食べられる和菓子として、おはぎが各スーパーで作られ、販売されています。私は、各地域での食べられ方や習慣、味、価値観がそれぞれ異なるのではないのかと思いました。また、おはぎが現代の家庭においてどのように扱われていったのか「栄養と料理」を参考に調べてみました。


□・・・ 子どもの好き嫌いをなくすには  何でもおいしく食べよう
  小野瀬
子どもの食生活の問題として、「好き嫌い」があります。現代の子どもの食生活は、脂質やたんぱく質、塩分、糖分を摂りすぎ、炭水化物や野菜類の不足などが目立っています。私は、幼児期の子どもの食生活についての、心と物の接点について研究することにしました。成長過程での子どもの偏食は、どのように食材を調理し、どのように食べれば改善できるのか、食べ物の栄養と嗜好の特性について考え、追及しています。そして、偏食の子どもが、好き嫌いを克服できる料理を実際に考え、それを子どもに食べてもらいたいと考えています。


□・・・ mon cafe 〜自分たちのコーヒーを求めて〜
  樋 口 (琴) ・ 山 下
皆さんはコーヒー豆がどのように作られるか知っていますか?木に実るのか?それとも根に実るのか?豆本来の色や形を知らない方も多いのではないでしょうか?そこで、カフェ好きな私たちは、カフェのメニューに欠かせないコーヒーに着目をして、自分たちでも手軽においしいコーヒーの淹れ方まで学びたいとの強い思いからコーヒーをテーマに選びました。今回の発表では、コーヒーの歴史、由来、種類とともに、おいしいコーヒーの淹れ方を学んできたので、実際に体験したことも含めて、魅力あるコーヒーの世界を発表したいと思います。


□・・・ 魅力的に伝える 新・四群点数法ガイド
  星
20−30代男女を対象に、健康的な食生活の一提案として「四群点数法」を紹介する「ガイド」を作りたいと思っています。「○○は体に良い食材です」「健康のために○○を食べよう」というのではなく、「何どれくらい、どのように食べるか?」という食生活の基盤について、今一度考えてみよう、という試みです。男性向けにはポスター形式、女性には書籍・雑誌の形で作成したいと考えています。四群点数法を知らない人に対して、身近で魅力的な媒体を作ることが目標です。食生活の実態調査を経て、より実践しやすい方法を考え、紹介したいと思っています。














.高橋(敦)ゼミ

□・・・ "ハレ"の日を演出〜テーブルコーディネートで四季を感じよう〜
  岸 田
私たちは、一年を通して春夏秋冬と季節がうつりかわっていくことを感じられます。そこで、その四季を感じられる祝いの行事”ハレ:五節句”の日に視点を置き、“ハレ”の日がどのように季節を感じさせてくれるのかを調査する。実習としては、高齢者や現代の人たちに至るまで、それぞれにあったメニューを提案し、食卓を演出するようにテーブルコーディネートとして提案していきます。実際に高齢者や現代の人たちに、目で見て、食していただき、どのように感じていただけたかを直接聞き、アンケートにまとめていきます。


□・・・ 食事作りを楽しもう!
  工 藤 ・ 長谷川 (三)
料理は上手下手に関係なくまずは楽しく作れることが一番だと思い、食事作りという、もの創りの楽しさを通して、中高年の男性が健康な食生活を送れることを目的とした。男性料理教室では、日常食を題材として、旬の食材を生かし、美味しく簡単にできる昼食を提案し、実習する。リーフレットは、実習に用いるメニューのレシピに加え、その料理に使った食材の栄養および食文化・応用方法など豆知識を載せることで家庭での再現につながると考えた。最初と最後に、家庭で食事作りや食生活の変容が見られたかの調査により、教育効果を求める。


□・・・ 世界の野菜をいただきます! 〜おいしく食べて楽しく学ぼう〜
  阿 部 (さ) ・ 池 田 ・ 車 ・ 佐 藤 (瞳)
私達は「世界の野菜をいただきます」というテーマで新しい食教育の提案を目的とした。野菜の原産国とその国の野菜を使った料理を地図や絵を用いて知り、実際に料理教室の場で調理をし、作った料理や野菜の話についてアンケートを行う。その事が少しでも食文化に触れられると考えた。そして子供達には食に興味を持ってもらい家庭での行動に活かしたいと思っている。料理教室を通して家族と食に関わる会話や行動につなげる事を目標とし、4月と11月に保護者と子供に同様のアンケートを実施し、結果から食行動の変容によって教育効果を求める。


□・・・ 幼児のおやつ 食事の中でのおやつとは
  太郎良
幼児にとってのおやつとは、三回の食事では満たしきれない栄養量を補う食事の一貫である。またそれに加えて、食事と違った楽しさという内面的効果もある。そこで、この幼児のおやつに着目し、幼児食提供の場である保育園での給食作り実習・聞き取り調査・文献調査から、保育園でのおやつの実態を調査する。また、園児の保護者を対象に、家庭でのおやつ摂取状況や考え方に関するアンケート調査を行い、保育園と家庭との両面からおやつというものを捉えていく。その調査結果から保護者に対して、レシピ本という形で幼児のおやつレシピの提案をする。














.平田ゼミ

□・・・ 私の文化栄養学
  小 川
在学する学生でさえも文化栄養学と聞いて、うまく飲み込めないのはなぜか、そんな疑問から実習はスタートした。文化栄養学は「食物と人間の相互作用」が作り出す世界を対象とする学問だが、その範疇は広く、かつ魅力的であり、その分捉え難くもある。これらが今までどう描かれてきたか、学科創立時から‘05年までの大学案内に表現された文章や歴代の文化栄養学実習に関するデータなどから検証している。発表時の表現も工夫して「文化栄養学科らしい」ものを作りたい。当日には現4年生たちが授業で製作した映像などの作品も展示、紹介する。














.高橋(勝)ゼミ

□・・・ タイのフルーツカービング
  中 村 (仁)
フルーツカービングは、果物や野菜に花や葉などのモチーフを美しく彫り上げるタイの伝統的な芸術で、宮廷料理の飾り付けやお客様をもてなす際にずっと用いられてきた。日本やその他各国でも昔から様々な食材が飾り切りされ食卓を演出してきたが、タイのそれは他のどの国のものより華やかで、また人々の生活にとって、より身近なものである。しかし、タイのフルーツカービングは日本人にとってまだそれほど馴染み深いものでない。そこで、こうした技術を少しでも身近なものにし、楽しい食卓を演出するために、知識と技術を習得している。


□・・・ 「カフェ」ブームの現状と展望
  秦
90年代後半に日本の都市部を中心に起こった「カフェ」ブーム。その背景にはどのような社会情勢や人々の意識の変化があったのかを、「癒し」ブームやスローフード運動の隆盛との関連もあわせて、統計などの資料に基づいて調査する。一方で栄大生を対象とした「カフェ」の利用についてのアンケート集計、香友会館での自ら企画したカフェの短期営業、カフェ起業を目指す人向けの一年制スクールへの参加などを実施する。これらの調査と実践活動を通して、この先どのようなカフェが生き残ってゆけるのかを考える。














.松田ゼミ

□・・・ カフェ「ボナペティ」の営業・企画運営〜準備・試作からオープンまで〜 
  秋 山 ・ 酒 井 ・ 佐 藤 (雅) ・ 高 野
昨年から引継ぎ、香友会館にて「ボナペティ」を開き、カフェの企画運営をテーマとすることにした。4月の開店に向けて1月からメニュー開発の為の試作を繰り返して行い、カフェでのメニューを決定していった。そして、技術の向上の為にシフォンケーキ店の小沢のり子先生にコンタクトをとり、ご指導して頂いた。その基本のシフォンケーキをアレンジして毎月のメニューにくわえた。カフェでのメニューは毎月4品とし、月毎に変えることにした。前期は6月末日まで、後期は10月・11月営業の予定である。今後はより知名度を上げてメニューの工夫をしていきたい。














.松本ゼミ

□・・・ 「華」のある料理〜料理に赤と緑の魔法をかけよう〜
  大 道
料理に「華」が加わると、魔法がかかったようにまるでそれ自体が「花」のように美しくなるのではないでしょうか。日常の料理に赤と緑の彩りを添えたらどれほど毎日の食生活が楽しいものになることでしょう。わずかな彩りを加えただけで、料理に魔法がかかります。私たちの身近にある赤と緑の「華」を探し、料理に魔法をかけていく実験をしています。実際に駒込校舎に通う短大生約60名の協力を頂いて、赤と緑の「華」が加わった料理は、食欲、心理面などにどのような魔法をかけてくれるかを官能検査法によって研究しています。


□・・・ 器と食卓の出会い
  齋 田
一枚の器を新調するだけで、昨日までとは食卓の雰囲気が一変する。私は、そんな魅力のある器に感動し、興味を持ちました。祖父母が同居する我が家では、和食がメインとなり昔ながらの和食器も多く並びます。しかし現代の食卓では、和食を作っても洋食器に盛り付けてしまう、そんな事が日常化していると強く感じられます。今回は、洋食を食べる時、洋食器へ盛り付けるより馴染みのある和食器へ盛り付けた方が美味しく思えるのではないか、安心感や暖かみが増すのではないか、そう考え、和食器と洋食に関して官能検査を行い、検証してみました。


□・・・ 日本の家庭料理の特徴について 〜日本人が親しんだ味を探ってみよう〜
  西大條
私達の住む日本には数多くの食材、調味料が存在し、種々の調理法によって多彩な料理が各家庭で食べ継がれてきました。そうした家庭料理を収載した『<聞き書>ふるさとの家庭料理』(11冊)を文献として、材料、調味料などの面から分析して「日本料理とは?」を自分なりに明確にしていきたいと考えました。日本料理の調味料といえば私がまず初めに思い浮かんだのがお醤油でした。それならお醤油はどれくらい料理に使われているのでしょうか?お砂糖は?お酢は?こんな疑問から日本人が親しんできた味覚を探ってみようと思っています。


□・・・ 汁から見る時代の変移
  長谷川 (智)
ここに掲げた汁とは味噌汁を始めとした汁物料理のことです。私は現代人の食問題である野菜不足に着目し、昔は話題にも上らなかったこの問題を汁の面から考えて見ようと思っています。野菜不足の原因の一つに汁物料理の具量が昔よりも少なくなっているのではないかと考え、いつ頃から具量が変化し、そしてその変化が起こった時期にはどのような時代背景があったのでしょうか。調査資料として私達の大学出版部で戦前から刊行されている「栄養と料理」を選び、そのデジタルアーカイブスで汁物料理のレシピの洗い出しを行っています。


□・・・ 料理初心者のための料理事典 〜Read&Enjoy!! まずはここから〜
  本 田
「料理をはじめてみようと思って料理本を買ってみたのは良いけれど、書いてあることがよくわからない…」解らない言葉に出会うと、誰でもつい投げ出したくなるものです。しかし、一見難しそうに見えても、始めてみれば簡単で楽しいのが料理。それなのに、出てくる言葉が解らないために、せっかくやる気になってもレシピを読む前に終わってしまってはもったいない!!と、言うことでそんな疑問を解決できる料理事典を作成しています。解説にはたくさんイラストを使い、皆が楽しく読んでためになる、そんな料理事典を目指しています。


□・・・ 大酒飲み!? 高知のお酒を考える
  和 田
私の御里は高知県である。このことを人に話すと「じゃあお酒が強いのね」とか、「高知の人は飲みっぷりが豪快よね」などといったことをよく言われてきた。自分でも長年このことを疑問に思っていた。ではどうして高知の人はお酒が強いのだろうか、なぜ酒豪といわれるようになったのかを探求したいと考えている。実際に高知県の酒造見学や、酒の肴として現地でよく食べられているカツオのイベントに足を運んで、お酒と現地で食べられている料理についても調べている。これらのことを通じて高知の魅力を知っていただければ嬉しいと思っている。


□・・・ 真の美と食を探る 〜1ランク上の美人を目指す〜
  牛 島
あなたにとって美人の第一条件とは何ですか?外見からの美しさに拘るのか、又は内面からの美しさに拘るのか、人によってその条件は様々です。今回は文化栄養学科の学生を対象に美意識アンケートを行い、現代の若い女性が求める美人像を調査し、食事や生活スタイルを結びつけて追究していきたいと思います。また美を意識し、化粧や体型を気にし始める時期、いわゆる少女から女性へと成長する時期では、味覚の異変、嗜好、食生活はどう変わってくるのかを探ってみたいと思います。最終的に身体の中からと外面から、理想の美人作りを目指します。














.宮内ゼミ

□・・・ 都市空間における食行動―都市的な社会性とはなにか―  苦痛?快感?人目を感じての食事
  朝 日 ・ 久 保
都市とはお互いに知らない者同士が住んでいる匿名性の空間。街には他人の視線があふれている。そんな中あえて視線を集めるかのようなスタイルを提案する店を多く目にする。他人の視線は、果たして「苦痛」なのか「快感」なのか。「恥」の感覚は、どうなっているのだろう。人に見られながら食事をするということは、どういうことなのか、ガラス張りのカフェやオープンテラス、フードコートやイートイン、屋台などを対象に調べる。また、人が食事をしている所を見るという行為は、その人の行動にどのような影響を与えるかについても、調査していきたい。


□・・・ 都市空間における食行動  都市生活者は、毎日どこで、何を食べているのか
  稲 葉 ・ 勝 島
私たち都市生活者は、以前に比べて、外でものを食べる機会が増えたのではないか。外食の機会が増えれば、自宅でとる食事の意味も大きく変わる。とすれば、私たちはいったい、いつ、どこで、どんなものを食べているのか、それぞれの食事はどのような意味をもつのかを調べることは重要である。今回は、ゼミのメンバーに1日の行動を「写真日記」というかたちで記録してもらい、その記録を見ながら、その人にとっての食事の意味を解読する。さらには、それぞれの日記を比較して、その人の生活様式が食行動にどのような影響を与えているかを調べる。


□・・・ 都市空間における食行動 〜ひとりで食べること、誰かと食べること〜
  金 森 ・ 吉 秋
カフェやファミレスやファーストフードで、ひとりでものを食べるとき、いったい何を意識するだろうか。他人の目に映る自分の姿を演出することか、それとも周囲の喧噪のなかに自分の世界をつくることか。その意識によって食事も異なった意味をもつ。誰かと食事をするときも、相手との人間関係によって、その料理の味も食事の意味も変わる。私たちは、いろいろな飲食店を訪ね、ひとりで食べている人、誰かと食べている人、それぞれの食行動を詳しく観察して、それぞれのタイプの人たちが自分の置かれた状況や人間関係をどう捉えているかを考察する。


□・・・ 都市空間における食行動 なぜ人はカフェに集まるのか
  金 子 ・ 花 房 ・ 八木橋
カフェは、1990年代にカフェブームが起きて以来、テレビや雑誌などで取り上げられる機会が増え、大都市を中心に、街のあちこちで見かけるようになった。今日では、くつろげる場所のひとつとして、カフェをあげる人も多い。その人気の理由は、メニューもさることながら、お店そのものの「雰囲気」にあるのではないだろうか。その「雰囲気」とはどのようなものか。その実態に迫るために、いろいろなカフェを訪ねて、利用客の属性(年齢や性別など)や行動を観察し、店内の内装・家具・照明・BGM・看板・外観・街並みとの関係を調査・比較する。


□・・・ 都市空間における食行動ー都市的な社会性とは何か  〜何かをしながら食べることはあたりまえですか〜
  沢 登 ・ 西 澤
私たちは、通学や通勤や買物など、交通機関を利用して場所を移動するとき、移動という本来の目的を遂行するだけでなく、携帯電話やそのメール機能、携帯音楽プレーヤーやノートパソコンなどを利用して、同時に色々なことを行っている。こうした「いつでもどこでも仕事ができる・楽しめる」というモバイル化は、「食べる」ことさえも一種の「付加的な行為、ついでの行為」であるかのように 捉える視線を提供しているのではないか。近年、よく見かけるようになった歩行飲食や車内飲食について、前者は地域別に、後者は主要路線別にその実態を調査 する。














.宮城ゼミ

□・・・ 豆を問う 〜嗜好・調理法・栄養・地域ごとの文化を聞く〜
  島 崎
豆製品に興味がある為、現在豆製品に携わる、豆腐店や豆のお惣菜店の方や東洋大学の学生など一般の方に聞き取り調査をしています。平行して資料収集を進めています。豆は健康に良いと言われていますが、現代人の位置づけとしてどう捉えるべきか探って行きます。聞き取り調査を通して、消費者・生産者・専門家など様々な立場から豆製品を知り、皆さんに発表することで、生産者、販売者さんの想いが共有ができ、豆の知識を意識することで結果的に健康につながると考えました。皆さんからの情報もお待ちしております。


□・・・ タバコと健康 〜タバコがもたらす害について〜
  田 中 (裕)
最近、禁煙運動がすごく盛んになっています。タバコがどんなに体や健康に害をおよぼすか知ろうともしませんでしたが、このテーマにしたのは自分の為でもあり、タバコを吸う人・吸わない人の立場に立ち色々考えてみようと思ったからです。あの小さなタバコ一本が体にどんな影響を受けるのか調べていきたいと思っています。吸わないのに越した事はありませんが、吸う人もいきなりやめれるわけでもありませんし、やめた人も暴飲暴食になり結局は健康に悪いといわれています。色々な立場に立ち考え、調べていきたいと思っています。


□・・・ 現代の生活様式が与える身体の影響について 〜筋肉養成講座〜
  中 村 (昌)
最近の住居は洋風造りの建物が増え、住居の外観に伴い部屋の内部や生活道具も昔と変わり家の中での動く動作自体が変わりました。そのことで何か私たちの身体に変化や影響はないのかと思い実習テーマに選びました。身体の中でも特に筋肉の使われ方の変化、重要性について着目したいと思います。筋肉を鍛えることで筋力低下から起こる事故や病気を回避できる筋力Upを提案したいと思います。筋力Upは毎日続けられ無理のないことを基本に日常生活に取り入れる形を考えます。みなさんも自分のまだ眠っている筋肉を呼び起こしてみませんか?


□・・・ お年寄りの食生活 〜健康で楽しい人生を送ろう〜
  平 山
今や日本は人生80年時代を迎え、世界一の長寿国。しかし将来は3人に1人が高齢者という超高齢社会、子供が少ない少子化を迎えることになり、様々な影響を与えていくと言われています。単に「長生きするにはどうしたらいいか」ということではなく、人生を最後まで寝たきりや病気に悩まされることなく「健康で楽しい人生を送るにはどうしたらいいのか」、と思ったことがこのテーマに興味を持ったきっかけです。今後、今のお年寄りの生活習慣や食生活はどうなっているのか、一人一人に聞き取り調査を行い、詳しく実態を見て行きたいと思います。


□・・・ 美肌になろう! なぜ実践できないの!?
  細 見
肌をキレイにしたい!肌に関心がある!という女性は多いのではないだろうか。バランスの良い食事と十分な睡眠が美肌を作るということを知識として知っていても、なかなかきちんと実行することができないのが現状ではないかと思う。 私もその一人であり、日々肌のキメやニキビなどの肌のトラブルが気になっている。肌のことを調べていくうちに、新陳代謝をアップすることにより、肌を改善することのできる可能性があるということを知り、キレイな肌になりたい!簡単に肌の改善をしたい!という思いから、本当に肌が改善されるのか研究したいと思った。


□・・・ 医食同源 〜あなたの知らない“本当の意味での健康”を探る!〜
  前 田
あなたは現在、身体も心も健康といえますか?健康ブームとなった現代社会に行き交う様々な健康情報。TVや雑誌に日々多くの情報が出ていますが、ある食品がよいという食物の個々の情報しか流れておらず、それによってひとつの食品で全てを解決しようという考え方の人、また、病気になったら薬に頼り、食生活の改善をしないという考え方の人が多くありませんか?私は、そんな考え方をもっている人への呼びかけとして、日頃の生活から身体も心も健康でいたいと考えている人への知識提供として、この発表が役立てればと思っています。


□・・・ 幼児の間食
  國 本
私が、このテーマを選んだ理由は私自身が間食をするのが大好き!だからです。私にとって間食は、元気になるもの、小腹を満たすもの、楽しみの一つがあります。しかし、去年の先輩の発表の中で高齢者にとっての間食の役割はコミュニケーションの手段など役割が違っていました。そこで、色々な世代で間食の役割や必要性が違うのではないかと思い、幼児について調べてみようと決めました。幼児は、間食に何を食べているのか?食事とは、別に間食を摂る事で肥満に繋がらないか?さまざまな疑問について文献・インターネットで調査しています。


□・・・ 現代女性のやせ志向
  誉
若年女性の間では、「やせ志向」が強く、ダイエットに興味を持つ人も数多い。このような背景には、やせを賛美し、ダイエットを勧めるマスメディアの影響が大きい。これにより、自分の体型が健康の視点からみると全くやせる必要がないにも関らず、やせ願望が生じ、過激なダイエットに走る危険性が指摘されている。情報が氾濫し、何が正しい情報なのか判断しにくいことも要因の一つであろう。メディアから発信されているダイエット情報について検討し、世間に流されない自己の体型認識やダイエットの捉え方、健康的なダイエットを提案していく。


□・・・ 食養と東洋医学
  谷
東洋医学には、その根本に三つの考え方がある。その中で食養と最も深く関わっているのが「陰陽論」である。 「陰陽論」とは、もともと医学ではなく古代中国の哲学で、宇宙の万物は「陰」と「陽」という相反する二つの性質を持つものに大別され、それらが互いに補い会うことにより宇宙の秩序が保たれているという考え方である。形式的に難しく感じるが、具体的には、夜と昼・北と南・寒冷と温暖・電子と陽子…などである。 そして人間の体にも陰と陽があり、それらのバランスを保つ為には、食物の選択が重要な要素となる。














.武藤・藤倉ゼミ

□・・・ スローフード〜あなたは知っていますか?〜
  生 出
「スローフード」という言葉は、ご存知ですか?多分、耳にしたことはあると思います。テレビ・インターネット・書籍類を見ているからです。しかし、スローフード協会の認定していない書籍等は定義がバラバラで偏っています。そこで、しっかりした知識を持ってもらいたいと思いました。 今回は、「スローフードの成り立ち・歴史」と「「スローフード」という言葉でどのような情報の偏りがあるのか」と「スローフードと生活の密着性」を調べています。 一体、スローフードとは何でしょうか?是非、一緒に考えてみてください。


□・・・ サプリメントについての情報発信 知っ得サプリ!!
  瀬 川
ここ数年の健康ブームを反映して,日本でもサプリメントが急速に定着してきた。手頃な価格のものが増え,コンビニやスーパーなどでも売られるようになり,誰にでも手軽に入手できるようになった。サプリメントとは何なのか、どのように利用すればいいのかなどが栄養学を学んでいない人にもわかりやすい内容のホームページを作成する。それぞれの人のライフスタイルや、食事傾向により、どの栄養素がその人には不足しているのか、また過剰に摂りすぎなのかを明確にし、その人にあったサプリメントを提案するコーナーも作成する予定である。


□・・・ 食育教材の作成〜小学校高学年を対象として〜
  渡 邊 (有)
私の文化栄養学実習のテーマは、『食について興味を持ち、自分自身の食事を見直す』ためのきっかけ作りである。今回の対象は小学生の高学年とし、きっかけとしてのビジュアルメインの教材を作成する。実習の目標は対象者に食を楽しみながら学び、自分の食事について興味を持ってもらうことである。栄養の知識のみを身につけるのではなく、食べることの楽しさを伝え、実践してみたいと思わせる内容の教材作成を目標とする。教材の媒体としてパソコンを使用し、Flash等を利用して動きのあるホームページ形式としての完成を目指している。














.根岸ゼミ

□・・・ 天然酵母を使ったパンの研究
  阿 部 (え)
天然酵母、それは生きたイーストです。瓶に果物や野菜と水を入れて、シュワシュワと泡が立ったら出来上がり。これを利用したものが酵母パンです。果物や野菜の香りや味が残り、外はパリッと中はもちもちしています。そんな酵母パンに魅せられて、これまでにりんごや干しぶどうなどを使って何度も酵母起こしにチャレンジしてきました。しかし温度などの環境の変化で酵母がうまく育たず、そこで酵母培養器の作成を試みました。現在はまだ改良途中ですが、これを利用してドライイーストを使用したものとは違ったパン作りに励んでいます。


□・・・ 酢で美味しく健康に☆ 〜酢を積極的に美味しく取り入れられる方法〜
  巻之内
健康に良いと言われる飲用の酢があります。一方、料理に使う酢は、他の調味料に比べてなかなか使われる機会が少ないと思います。そこでもっと酢を積極的に美味しく取り入れられる方法はないかと思い、まずフルーツを酢に漬けて色や風味をお酢に移し、飲みやすいお酢飲料を作り、飲み方の工夫や果物の利用を考えています。またハーブ類を酢に漬けて、ハーブビネガーを作り、サラダなどの酢を利用した料理や、使いやすい酢を考えています。


□・・・ おいしい紅茶の条件 
  真 野
紅茶には産地によって様々な種類のものがあります。その風味や水色と使う水の硬度との関係、さらには紅茶の値段の意味を知りたいと思い、紅茶の入れ方から学びました。汲みたての水道水や、普段安心して飲むことの出来る浄水やミネラルウォーター、ついやりがちな二度沸かしした水などで紅茶をいれて飲み比べをし、意外な結果を得ることが出来ました。また、様々な種類の紅茶を軟水と紅茶をいれるのに適していると言われている硬度の水、硬水と3種類の水を使って入れ、色の変化をまとめ、美味しそうな色や香りの10:32 2005/05/23官能評価もやりたいと思っています。














.山口ゼミ

□・・・ 若葉 2005 ―いま、そしてこれから―
  三 好
日本そして坂戸地方の歴史や歩みの一端を残しているこの東上線若葉駅周辺。その若葉駅周辺のまちの'05年の姿について調査する。東口側は、公園・郵便局などの公共施設、店舗、大学などがある。西口側の地域は'04年の西口開設以来、今までにない変化・発展を続けている。現在、大型の屋外駐車場が完成し、道路、マンション、大型の娯楽施設などが広い面積で工事・建設中である。今回はおもに次の三点について発表する。@駅周辺の特徴によるブロック分けA駐輪場B西口側、坂戸寄りの雑木林 以上の@−Bから駅周辺の全体像をつかみたい。










.平野ゼミ

□・・・ 身近な毒
  金 内
〈毒:健康や生命に害の有るもの(こと)〉。身近にある毒といえば、野菜の残留農薬や殺虫剤、家庭用洗剤を思い浮かべることだろう。しかし普段から口にするもの、成分上毒にも薬にもならないものであっても、量によっては害を及ぼすものが我々の身近にはごまんとあるのだ。例えば砂糖にも致死量というものは存在する。意図的に摂取しなければそれらが人体に害をなすことはまず無い。だがあえて意図的に摂取した場合の毒性を調べ、その中から毒になりうる食品を用いて作るレシピ集、『POISONCOOKING』を刊行する。


□・・・ 食べ物絵本 〜楽しく食を知ろう〜
  田 中 (貴)
私は食情報を大人にも子供にも楽しく伝えられるような絵本を制作しています。食情報は身近であっても、きちんとわかり易く伝える事は難しい事です。そこで、私は気軽に読む事のできる絵本で食情報を伝えたいと考えました。この絵本で伝えたい食情報は、栄養や健康などの専門的な知識ではなく、もっと身近にある食の「楽しみ」です。この本を読んで、無意識に子供が食べ物に興味を持つようになってくれたら良いと思います。今回は食べ物のカタチについての絵本を制作しました。本発表までにはもっと色々なジャンルの絵本も制作したいと思っています。


□・・・ 食べ残す文化
  中 根
日本は他国より食糧を輸入してまで食べ残しをする不思議な国だ。日本の食糧廃棄量は年に2000万トンに対し、世界の食糧援助量は1000万トンであるという。(世界がもしも100人の村だったらBたべもの編より)食を取り巻く環境のなかで起こる「食べ残す」という行動。これも食文化といえる。食事をとることと、食べ残すに至るまでの行動に私達は何を思い、そして残していくのだろうか?ここでは、食糧廃棄物として捨てられていく食べ物と人との関係にスポットをあてて分析していく。あなたは皿の上の料理全てを隅々まで食べられていますか?


□・・・ メディアの食表現
  安 田
映画、漫画、テレビ、小説。これらの中で、食に関連する場面は多く目にされる。こうした場面は、物語を表現する要素で、様々な役割がある。その中で私が注目したのは、小説である。小説は映像や絵と違い、実際に目で見ることがなく、文章だけで場面を表現している。私はそれを次の6つの役割で考えた。1、きっかけになる 2、世界観を表す 3、分け合う 4、感情を表す 5、心情を表す。 6、キャラクターをあらわす。これらに該当する小説を読み、その食を作って写真におさめる。今回はパネルでの紹介にするが、最終的には製本してまとめる。


□・・・ 移動ご飯屋、「ネオ屋台」!!! 〜その笑顔と努力の裏側を見つめる〜
  山 梨
今都内各所に新しい形で昼食を提供する人々がいる。彼らは一般に「ネオ屋台」と呼ばれ、車という非常に小さな空間の中で温かいお弁当を作り、販売する。そしてその場所にはどこからともなく毎日大勢の彼らのファンが訪れる。狭い空間、昼食限定、変化する天候、想像以上に過酷な現実だが、それでも彼らはみなこの仕事に誇りを持ち毎日笑顔を絶やさない。なぜ彼らは狭く大変な移動店舗にもかかわらず活動しているのか?そしてなぜこのスタイルにこだわり続けるのか?そんな彼ら達の素顔、そして彼らを取り巻く環境、人々を撮影取材で追っていく。


□・・・ 食におけるディスコミュニケーションのビジュアル化
  渡 辺 (み)
「わたしたちの社会では、生きるうえでもっとも基本的な出来事が、じつは見えない仕組みになっている。」(「悲鳴をあげる身体」1998.11.4出版)の著者、鷲田清一はこう述べている。コミュニケーションの歴史上で特に近年、人間の機能の外部化が進み、自己が受動的な姿勢であっても、情報や経験を得ることができるようになった。一方で簡略化や便利化により、見えなくなったもの、意識されなくなったものが増えてきたのではないだろうか。「食」も例外ではない。この問題を「食」の面から捉え、ビジュアル化し、最終的な制作物とする。