味覚感度・嗅覚・
視力が低下する
歳をとると…
 それでは、人間が歳をとると食事にどのような影響がでてくるか説明していきたいと思います。
 私たちの身体は、加齢とともに各組織や器官の機能が低下していきます。
 加齢に一般的な特徴としては次のようなことがあげられます。
 味覚感度・嗅覚・視力が低下します。
 味覚を司る「みらい」の数が減少するとともに、みらい自体も萎縮するため味覚感度が低下します。味の質に関しては、甘味と塩味に対する感受性の低下が酸味よりいちぢるしくなります。このために、非常に甘いものを平気で食べたり、塩味についても濃い味を好むようになります。嗅覚も歳とともに衰えるので、腐り始めているものを気がつかずに食べたり、食べものの香りを感じにくくなり、まずいと思ってしまいます。