町と街は違うというのは、役割の有る無しによると考えます。
町が「子供を育てる」といわれていたのは、人と人とがつながり、その風土に根付いた関係を持っていたからです。そのとき町は街として機能していました。そのことを踏まえ、自分が育った場所から連想される街の役割として、様々な要素が考えられます。
これはその中の一つ、「街」から「人」へ連想したもののつながりをあらわします。
縦に見ていくと、
人がいるたまり場、流れる音楽、交わされる言葉、行きかう流れ、好む食べ物、違う習慣、伝えられる情報…
そして、その一つ一つの言葉からまた連想されていき、例えばたまり場からは、公園、学校、駅、店、家、路上、時計台…
また公園からはこのようにつながります。
「人」の横のつながりも家族、友人、ご近所、他人というように。
そしてこの「家族」から家へ、また学校やコンビニというように途切れることはありません。
一つの要素は独立ではなく、また平面でもなく繋がっています。