事務局
女子栄養大学
保健養護学研究室
学会長 遠藤伸子
実行委員長 大沼久美子

〒350-0214
埼玉県坂戸市千代田3-9-21
E-mail Jahca13@gmail.com

学会長挨拶

日本健康相談活動学会第13回学術集会を平成29年(2017年)年2月18日(土)~19日(日)に女子栄養大学(埼玉県坂戸市)にて開催させていただくことになりました。学会員の皆様や健康相談・健康相談活動にご尽力いただいている皆様にご挨拶並びに演題登録のお願いを申し上げます。

本学術集会のメインテーマは「健康相談・健康相談活動における養護診断(学)の探求~養護教諭が行うアセスメントの未来図を描く~」としました。ご存じのとおり、本学会は、平成9年(1997年)に保健体育審議会答申で提言された養護教諭の新たな役割である健康相談活動が、教育科学として教育現場で展開されることを目的に設立されました。当時、深刻化複雑化する新たな児童生徒の健康課題として認知された、いじめや不登校、また、自然災害や人為災害によってもたらされる心身への影響は、21世紀に続く学校保健上の課題となっています。平成20(2008年)に50年ぶりに改正された学校保健安全法では、戦後、学校医等が担うとして、法的には養護教諭が担当できなかった健康相談を再び担えることが明記され、学校保健の中核としての役割が期待されました。

現在、文部科学省は、学校の課題を組織的に解決すべく「チーム学校」を提唱しています。また、教員の資質能力の担保・向上を図るため、教員免許法の改正が検討されています。

このような状況において、学校保健上の課題を解決する際、「チーム学校」を牽引する有力なメンバーとして養護教諭が活躍するためには、専門性の向上とマネージメント能力が求められます。

以上から、本学術集会では、養護教諭の専門性を担保する養護診断(学)に資する養護教諭のアセスメント能力をいかに磨くかという問いを皆様と探究したいと考えております。養護学は実践の科学です。参加者の皆様と一緒に養護教諭の実践とその根拠となる理論との融合を図るべく有意義なものとしたいと祈念しております。

なお、初日の懇親会では、オペラ歌手二宮望実さんの美しい歌声に酔いしれながら、本学自慢の松柏軒レストランの美味しいお料理とデザートをご堪能ください。

多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日本健康相談活動学会 第13回学術集会
学会長 遠藤 伸子(女子栄養大学教授)