本研究室では、免疫学•感染症学•微生物学•小児科学をベースとした研究教育を行っています。
1、 「免疫担当細胞の成熟度に伴う免疫学的反応性の変化」
小児では同じ病原微生物によっても成人とは異なる症状を示す場合があります。たとえば、黄色ブドウ球菌が作るTSST-1という毒素は、成人ではトキシックショック症候群という病気をおこしてとても重症になりますが、新生児では新生児TSS様発疹症と呼ばれる病気をおこし、ふつうは重症にはなりません。これは、新生児の免疫能が未熟で病原微生物に対する反応性が大人とは異なっているためであることがわかってきました(Fujimaki W et al, The Journal of Biological Chemistry, 2001)。私達はこの研究をさらに進めて、新生児の免疫の力を明らかにすること、そして新生児における感染症やアレルギーなどの疾患成立へのメカニズムを探ることをめざしています。これによって、小児の病気の予防や治療へ結びつけたいと考えています。
2、 「子ども」をテーマに、学生の自由な発想による研究に取り組んでいます。2008年度の卒研生は母子健康手帳について研究を行い、2009年度の卒研生はがんの子ども達の栄養問題に取り組んでいます。
1、新生児における免疫担当細胞の反応性(2009年度卒研生)
2、 小児脳腫瘍患者の栄養学的問題(2009年度卒研生)
3、 親子の宝物となるような母子健康手帳をめざして〜母子健康手帳に関するアンケート調査から〜(2008年度卒研生)