生化学・栄養学を基礎として炭水化物の消化・吸収・発酵を研究しています。消化管は、食物を摂取し残渣を排泄する臓器ですが、身体の内部にあっても外部環境に広く接する臓器でもあります。食事由来の高分子化合物が秩序だって低分子に分解されながら吸収される状況を、特に小腸上皮細胞の微絨毛膜に存在する各種消化酵素の酵素学的特異性、および食事環境に対する応答性に焦点を当てながら研究を進めます。また、食生活と健康との関連について、食品表示の視点から栄養・健康表示に関わる食品保健の国内外の行政的な調査研究にも携わっています。
主な研究テーマ
1.糖質の最終消化を担う膜消化酵素について基質特異性あるいは細胞分化の観点から研究する。
2.ヒトは大腸における発酵産物から必要なエネルギーの数%を得ている。大腸での発酵・吸収にかかわる食事成分と産生物質との関連を解析する。