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研究室紹介
発育健康学
教育・研究内容を表すキーワード
発育・加齢・身体計測・身体リズム・時系列解析
[研究室スタッフ]
発育健康学研究室

教授 小林正子


[教育・研究活動]

 発育という視点から子どもの心身の健康について研究を行っています。ヒトの身体は日内変動や週内変動、季節変動という規則的な変動(リズム)に加え、様々な不規則要因による変動が加わって変化していきます。そうした変動と健康との関連は身長や体重、血圧といった身近な項目からも把握できるため、非侵襲的に継続観察して検討することが可能です。これまでに、肥満は夏の体重増加という異常なリズムが引き金になることや、いじめを受けたり災害に遭遇したりすることで不規則変動が多くなり身体リズムが乱れることが明らかになっています。こうしたエビデンスに基づけばより科学的な健康教育ができることになります。また、子どもの発育には心身の健康状態が鋭敏に反映されることが多くの事例から把握できました。身体計測値を活用すれば、健康に発育していることの確認や異常の早期発見ができるのです。そこで、「発育グラフソフト」を開発し、保育園・幼稚園・学校に無償配布して、身体計測値をグラフにして視覚的に発育を見ることで子どもの健康が守れることを啓発しています。今後は「発育から子どもを見る」視点での研究の発展および身体リズムの加齢変化と健康との関係を追究していくことが課題です。

[研究テーマ]

●発育・加齢による身体リズムの変化と健康との関連
●健康情報としての身体計測値の活用
20年度卒業論文(質の良い論文を作成し学会発表や論文投稿を勧めています)
1)児童生徒の健康管理や相談活動における発育グラフの活用
-アレルギー疾患を持つ小学生の学校生活状況と発育との関連から-
2)小学生の肥満と生活習慣 -授業日と夏休み期間を比較して-
3)保健室来室児童の背景を考えるための発育グラフの活用 
4)中学生の生活状況が発育に及ぼす影響の検討

●産学連携等へのシーズ

 これまで「発育グラフソフト」を開発して学校等に配布したり、母子健康手帳の発育曲線を18歳まで使える新しい母子健康手帳(通称「親子健康手帳」)を作成したりして、子どもの健康を守ることを啓発してきましたが、今後は全ての家庭において発育状態を簡単にグラフ化できるソフトを普及させたい。また、母子健康手帳をパソコンや携帯で使えるようにして発育グラフも描けるソフトの開発を考えています。

 
   
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