平成27年度 第15回企画展示
人々の健康のために――『栄養と料理』の80年  展示中〜平成28年3月上旬まで

 

香川昇三・綾夫妻は共に医師として脚気治療の食事を研究した経験から、食生活の改善によって病気を予防できることを知り、人々に広く伝えるために本学園を創立しました。そして2年後の1935(昭和10)年には、学園に通うことができない全国津々浦々の人々にも医学や栄養学などの科学的な知見と、それを家庭の食生活で実践する方法を伝えようと、学園の講義録を『栄養と料理』として刊行を始めました。以来、月刊誌として刊行を続けて80年になります。綾は、昭和20年昇三没後も長い間発行人として先頭に立ち、自ら企画し、執筆し、調理し、実践栄養学の具体的手法を示し、食生活の改善に尽力しました。

今年度は、『栄養と料理』の誌面から見えてくる、健康に配慮したおいしい食事法普及の変遷を企画いたしました。
創刊者の熱き思いを感じとっていただけましたら幸いに存じます。

2015年3月

香川昇三・綾記念展示室
室長 香川芳子

香川昇三・綾記念展示室
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▲展示室内観
▲展示室内観
▲『栄養と料理』連載、香川芳子「私の昭和」 ▲1939(昭和14)年3月号「私の学園」紹介
▲戦前〜戦後まもなくの『栄養と料理』切り抜き ▲香川綾が書き続けた『食事日記』
パネル展示 − 『栄養と料理』の80年
▲戦前安定期(昭和10〜14年) ▲食糧窮乏期(昭和15〜24年)
▲食生活回復期(昭和25〜34年) ▲食生活向上期(昭和35〜44年)
▲栄養飽和期(昭和45〜54年) ▲食生活見直し期(昭和55年〜現在)
▲『栄養と料理』表紙の80年▲


 
 
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