大学院最新REPORT
栄養学専攻REPORT
高度専門職業人養成の修正課程2年間の学び
栄養学専攻「公衆栄養/国際栄養」分野の事例
高度専門職業人養成のねらいは、食生活に由来する心身の健康問題が増加し、かつ若年齢化が進む中、社会のさまざまな場で、これらの問題を複眼的・構造的に把握し、科学的根拠に基づいた対応ができる高度専門職を養成することです(詳細はこちら)。
このねらいを達成するために、修士課程の2年間にどのような学びを行っていくのか、具体的な事例でご紹介しましょう。
「公衆栄養/国際栄養」分野の高度専門職業人を目指して進学してきたTさん(現職:I保健所 管理栄養士)の例です(指導教員:武見ゆかり教授)。
本人の経歴・修士課程入学の目的
Tさんは、千葉県の保健所に5年間勤務する中で、地域住民の望ましい食生活の実現のために現場で何ができるか。そのために足りない力をつけたいと思い、県に特別長期休暇を申請し1年間休職の許可を得て進学しました。修士課程の2年間で、具体的につけたい力は、以下の通りでした。
1.多職種・多機関と連携する力(総合調整・運営管理の力)
2.理論的、実践的な調査研究計画が立案できる力
3.調査データを解析し、評価する力
保健学専攻REPORT
保健学専攻修士課程の領域横断的教育「重点課題演習」
大学院保健学専攻では、大学院生の現実的課題への対応力の向上を目指して、平成20年度より領域横断的な「重点課題」を定め、定期的に演習を行うことにしております。これは、保健学分野の今日的な重点課題を、地域保健学・健康科学領域、臨床病態生化学領域、実践学校保健学領域の所属を超えて学習するものです。
平成22年度 第3回大学院保健学専攻重点課題演習(公開)
日時:平成22年10月6日(水)9時30分~12時30分
場所:12401番教室(12号館4階)
内容:公開シンポジウム「格差社会と人間関係」
場所:12401番教室(12号館4階)
内容:公開シンポジウム「格差社会と人間関係」
シンポジスト
◎吉川武彦(中部学院大学大学院教授・本学大学院非常勤講師)
ストレス社会と人間関係―精神科医の立場から―
ストレス社会と人間関係―精神科医の立場から―
◎平川俊功(前埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園養護教諭)
保健室から見える格差社会―養護教諭の立場から―
保健室から見える格差社会―養護教諭の立場から―
◎橋本紀子(本学教育学研究室教授)
ジェンダー統計に見る女性の貧困、子どもの貧困―社会科学の視点から―
ジェンダー統計に見る女性の貧困、子どもの貧困―社会科学の視点から―
【シンポジウムの内容】
本年度のシンポジウムでは、格差社会が進行している現代日本の実態について各シンポジストから報告があった。まず、女性の貧困、子どもの貧困という角度から橋本先生に、次に、保健室にみられる格差社会の実態を子どもたちの心と身体の健康という視点から、平川先生に、さらに、現代社会における人間関係の特徴とその対処の仕方について、吉川先生からの提言をいただいた。それを受け、貧困が及ぼす女性の生き方、育児、子ども社会の人と人との関わり方等における課題を浮きぼりにし、ストレス社会をうまく乗り切る人間関係のあり方等について、フロアの院生や教員からの質疑、意見発表などを含めて活発な議論が行われた。なお、当日は学部の学生も聴講し大いに学ぶ機会となった。
座長 三木とみ子
(本学実践養護学研究室教授)
(本学実践養護学研究室教授)




