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栄養学専攻編

研究室の取り組みと、未来に対する想い

小さな疑問でも
科学的な根拠で証明する
大学院での学び
[医療栄養学研究室]
研究指導分野/医療栄養学
本田 佳子 教授
本田 佳子 教授
患者様に負担のない食事療法を提案できる管理栄養士になりたい
山梨県出身 女子栄養大学卒業
栄養学専攻 修士課程2年
佐々木 彩乃

栄養や食事を通じて、医療現場に貢献したい
佐々木 私は学部在籍時に糖尿病の治療における食事療法の重要性を学びました。2型糖尿病は、一度罹患すると生涯付き合っていかなければならない疾患です。しかし、生涯治療を続けることは簡単なことではなく、途中で治療を止め、症状が悪化する患者さんが多いことを知りました。
本田 たしか社会的に糖尿病患者の食事療法が大きく取り上げられ話題になった時期でしたね。その頃から履修の授業を介して佐々木さんと接していましたが、臨床志向が強い学生でした。臨床現場で活躍する方々と肩を並べるためにも、大学院での学びを深めることは大事なこと。佐々木さんは、進学することに迷いがなかったようです。
佐々木 はい。食と健康に関する専門性の高いこの場所で、患者自身が積極的に治療に励むことができる前向きな栄養指導について研究したいと思い進学を決めました。現在は遅い夕食の一部を分割摂取し、血漿糖濃度への影響を明らかにする研究を進めています。
本田 夕食の分割摂取による肥満と肥満に関連する諸症の管理に対する有用性は確認できましたが、血糖値への影響については未だ明らかにされていませんからね。佐々木さんの研究は治療上とても必要とされるものです。
佐々木 ありがとうございます。勤務時間や残業によって忙しい方をはじめ、糖尿病患者の生活背景はさまざまです。だからこそ、どんな方でも無理なく食習慣に取り入れられるような食事療法が必要だと考えています。その一つとして、遅い夕食の一部を分割摂取し、血漿糖濃度への影響を明らかにしていきたいと思いました。
本田 佐々木さんの研究姿勢からは、糖尿病患者を何とかしてあげたい気持ちが伝わってきます。常に疑問を持つ姿勢で研究に取り組み、患者様にとって続けやすいことを前提とした研究結果に期待しています。
佐々木 ありがとうございます。人にとって切り離せない栄養や食事という行動を通じて、患者様の治療に貢献したいと考えています。一人でも多くの患者様に食事療法の重要性を伝えられるように、常に患者様の目線に立ち、共に治療に向き合っていく管理栄養士を目指していきたいです。


考え方を身につけましょう
どの場面でも
役立つはずです
[生化学研究室]
研究指導分野/生化学
山田 和彦 教授
山田 和彦 教授
納得のいくまで学び、その知識と経験を研究職に生かしたい
東京都出身 女子栄養大学卒業
栄養学専攻 修士課程2年
二階堂 沙紀

研究することで自分の軸を持ち、変化する現場に対応したい
二階堂 生化学の授業が面白く、授業を担当されていた山田先生の研究室を訪ねました。食事がどのようにエネルギーになるのか、酵素がどのように働くのかという点がとても面白く、卒業研究では、小腸の微絨毛膜に存在する消化酵素の活性の小腸における部位による違いや、小腸と腎臓に存在する同様の酵素の比較をテーマに研究を行いました。
山田 二階堂さんが私の研究室を訪ねてきたのが、大学3年生の時。将来は研究職に就きたいと言っていたので、夢を叶えるためにも、そして研究職として必要な学びを深めるためにも大学院への進学を勧めました。大学院での専門的な学びに苦労している面もありますが、二階堂さんは非常にまじめで、特に文献検索において頑張っているように感じています。
二階堂 ありがとうございます。知識不足の中でも自分なりに考え、そして参考文献を少しでも多く読み取るようにしています。大学時代は「知識を教わる」という感じでしたが、今は「考え方を学ぶ」ことが中心だと感じています。研究室での先生や同級生との些細な会話も、研究においての大きなヒントになっていると思えるほど意識も変わりました。
山田 二階堂さんの研究テーマは「ラット小腸粘膜刷子縁膜に存在する二糖類水解酵素に対する希少糖の影響」ですよね。
二階堂 はい。希少糖は最近注目されている低カロリー甘味料であり、数十種類あります。いくつかの希少糖が、小腸に存在する二糖類水解酵素の働きを阻害することが報告されています。そこで、私は、ラットの小腸を用いて、このような報告がされている希少糖の二糖類水解酵素に対する阻害の詳細を調べる予定です。この研究によって、糖尿病の予防を目的とした希少糖の利用や二糖類水解酵素の作用機構についての基礎的なデータを提供することが出来ると考えています。
山田 研究は我慢と偶然も大きく関わってきますが、考え方はどの世界でも必要とされるものです。そして健康とは何かを常に考えるようにしてください。栄養学はこの先もずっと、二階堂さんのそばにあるものだと思います。だからこそ、大学院の2年間で学びを深めてほしいと期待しています。
二階堂 先生のご期待に応えるためにも、納得のいく研究ができるよう頑張りたいと思います。そして、得た知識と技術を、食品あるいは医薬品の企業の研究職として、世の中に還元できればと思っています。
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